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歴史があり自然豊かな宗像市で開催中の「響きあうアート宗像」に行ってきました
こんにちは、アーツトンネルのタカキです。福岡県宗像市では、2024年3月9日(土)〜3月24日(日)まで「響きあうアート宗像」というアートプロジェクトが開催されています。
「響きあうアート宗像」開催中
このプロジェクトは、歴史があり、自然豊かな宗像市の赤間宿、鎮国寺、そして、大島が会場となっています。総勢18名のアーティストが参加し、各会場で作品を展示している大規模な展覧会です。
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アーツトンネルの中村禎仁も、このプロジェクトに参加しており、赤間宿エリアの「桝屋」というスペースでインスタレーション作品を展示しています。
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2024年3月17日(日)、アーツトンネル代表の佐土嶋と作品を観てきたので、今回の記事では、この「響きあうアート宗像」の赤間宿エリアを紹介していきます。
宗像市の歴史ある宿場町「赤間宿」
江戸時代、豊前小倉(現北九州市)から玄界灘沿岸を通り、肥前唐津(現佐賀県唐津市)を結ぶ唐津街道は、北部九州の交通と物流の大動脈として整備されました。この街道は、宗像市を通るルートであり、現在も「赤間宿」と「原町」に昔ながらのまちなみが残っています。
唐津街道赤間宿は筑前21宿のうちの一つとして江戸時代から明治期の鉄道開通期までは宿場町として、宗像地方の物資の集積地として発展しました。
今も白壁や格子窓といった昔の家並みが残っています。
出光興産創始者、出光佐三翁の生家も残っており、赤間宿まつりなどでは、好意で生家が公開されています。
赤間宿の通りを歩いていると、かなり古い建物を発見します。その中の一つ、看板に消えかかった「桝屋」という文字が見える建物が、中村が作品を展示しているスペース「桝屋」です。
このスペースでは、疋田睦さんや、山口貴一さんなど、数名の作家が作品を展示していました。
中に入ると、店主の方があいさつしてくださり、建物の説明をしてくださりました。
作品が展示された歴史ある建物
「桝屋」は江戸中期ごろの建物で、かつてはお菓子屋さんをしていて、戦後、お菓子問屋へ業種を変えて、長い間、営んで来たそうです。
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業種を問屋へ移行した際、このレールを設置。レールは50メートル近くあり、作品があるところは裏口にあたります裏口からお菓子を運び入れ、レールに乗せて、倉庫に保管したり、正面まで持ってきていたそう。
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また、この赤間宿にある古い建物は、どれも奥行きが50メートルほどあるそうです。
というのは、建築された当時、建物の固定資産税(?)の計算には、通りに面した建物の正面の横幅が採用されていたそう。
なので、横に広く建築すると、税金が高くなることから、横幅は狭く、奥行きを広く取ることで、節税しつつ、事業拡大のための建築や設備を充実させていったのだそうです。
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サダさんの作品は、そのレールの上に竜巻を発生させる装置を設置することで、敷かれた「レール」と物事の「中心」が交差する空間を作り上げていました。
通りと建物に多くの作品が展示
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他の作家さんの作品も観てきましたが、どれも空間と合った素晴らしい作品ばかりでした。
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鉄を使った作品を制作する重松希さんも3箇所で作品を展示していました。
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重松さんは、5月にアーツトンネルギャラリーで開催予定の「トンネル市」にも作品を出展して頂く予定です。
「響きあうアート宗像」は2024年3月24日(日)まで。宗像市の自然と歴史、そして、アートに触れることができる素敵なイベントでした!
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