MASSE(クラシック音楽ブログARTONE MAG)

クラシック音楽をより多くの人に届けたいという想いで、2021年5月からブログARTON…

MASSE(クラシック音楽ブログARTONE MAG)

クラシック音楽をより多くの人に届けたいという想いで、2021年5月からブログARTONE MAG(アートーンマグ)を開設。お薦めのコンサート、コンサート・レビュー、クラシック音楽の名曲案内などをつづっています。

最近の記事

ソロカーテンコールが消えたジョナサン・ノット&東京交響楽団「地中海」プロ

ノット(指揮)東京交響楽団の「地中海」プロ 会場は6割の入り 会場であるミューザ川崎に入って、聴衆の少なさに「あれ?」と思います。 およそ6割程度の入り。 空席がかなり目立ちます。 ジョナサン・ノット(指揮)東京交響楽団のコンサートで、ここまで空席が目立つのは、ずっと前に聴いたロッシーニ&シューベルトの公演以来のこと。 それに、ジョナサン・ノットが東京交響楽団を指揮するコンサートというと、必ずといっていいくらい、コンサート後にノットのソロ・カーテンコールがあるの

    • 指揮者がタクトを降ろすと拍手がはじまるコンサートホールは正常なのか

      管理社会のコンサートホール ふだんは自身のブログ(ARTONE MAG)でおすすめコンサートの紹介や公演レビューをつづっています。 今回は、コンサートに通っていて気づいた「アナウンス」の変化をつづります。 気になるアナウンス① 最近、とっても気になるアナウンスがコンサートホールで聞かれるようになりました。 「演奏後の拍手は、最後の音の余韻が消え、指揮者がタクトを降ろしてからお願いいたします」というアナウンスです。 この種のアナウンスが流れるようになったのは、いつ

      • 前日のチケットでコンサート会場に来た老夫婦のこと

        今からもう何年も前のこと。 場所は渋谷のNHKホールでした。 開場時間になって、ホールの前にあつまっていた人たちがどんどん会場へと入り始めたとき。 NHKホールの入り口前に、すっと黒塗りのタクシーが止まって、ひとりのおばあさんが降りてきました。 お一人かと思ったら、ちょっとして、杖をついたおじいさんも少し大変そうに降りてきました。 足がお悪いようで、かなりゆっくりとした足取りでした。 奥さんらしきおばあさんの後ろを、杖をつきつき、ホール入口へと入っていらっしゃいま

        • 【父の教え】いいか、出川“さん”て呼ぶんだぞ。

          いつもは自分のブログ(ARTONE MAG)でクラシック音楽について綴っているのですが、今回はまったくちがう話です。 11月23日は勤労感謝の日でしたが、私の父はまさに11月23日生まれでした。 父は自営業でいつも忙しくしていたので、「勤労感謝の日に休んだことがない」と、よく笑いながら話していましたが、そんな父のことでふと思い出した話を。 私がまだ子どもだったころの話ですが、ある朝、父から「もしどこかで出川哲朗くんに会ったとしても、決して“ 出川! ”って呼び捨てにして

        ソロカーテンコールが消えたジョナサン・ノット&東京交響楽団「地中海」プロ

          感謝の賞味期限は短い。だから私が気をつけていること。

          ポワロの言葉 わたしは普段、クラシック音楽のブログを書いていますが、音楽を離れると、ミステリーが大好きです。 それもちょっと昔の海外のもの、ジェレミー・ブレット主演のシャーロック・ホームズやジョーン・ヒクソン主演のミス・マープル、それからデヴィット・スーシェ主演の名探偵ポワロのシリーズが大好きです。 その名探偵ポワロの作品のなかで、“ 感謝の賞味期限はとっても短い ”というセリフが出てきます。 この一言は、まさに至言だと思って、テレビで観たときにすぐノートに書きつけま

          感謝の賞味期限は短い。だから私が気をつけていること。