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新卒社会人必見!「桃太郎」から学ぶモチベーションが上がるビジネスマインド!

この2021年という年は、新卒で入社した皆さんにとって、学生から社会人という大きな人生の分岐点であった年なので、人生においても重要な1年になるのではないでしょうか?

とはいえ社会人デビューというのは想像以上に厳しいもので、「現実」という壁にぶち当たっている新入社員の方も多いと思います。


私自身も新卒当時、入社前はワクワクで期待を胸に膨らませていましたが、いざ入社すると上司に対する言葉遣い、電話マナー、想像以上の上司の厳しさに何度も心折られそうになりました笑。つい数ヶ月前まで学生だったわけですから、いきなり見ず知らずのジャングルに放り込まれたみたいに右往左往でとにかく必死でした。


「入社する前と想像してたものと全然違う」「こんなはずじゃなかった」と、現実とイメージのギャップによる「リアリティ・ショック」を理由に早期退職する新入社員の例もあるそうです。



現実とイメージのギャップに直面し、どうしても「仕事のモチベーションが上がらない」という新入社員の人も少なくないはず。
ではどうすればモチベーションを上げることができるのでしょうか?
結論から言うと
①  行動力をつける
②  チームワークで承認欲求を満たす
③  目標を設定する
この3つの要素が重要だと考えます。
そして、実は皆さんご存知の童話「桃太郎」にはこのモチベーションを上げるための3つの要素が全て揃っているのです!


桃から生まれた桃太郎が仲間と一緒に鬼退治をするという物語ですが、桃太郎の行動や仲間たちの行動、背景を見ていくと、この物語の中にはビジネスにおいてモチベーションを上げる3つの要素が読み取れます。
それでは、童話「桃太郎」から読み取れるモチベーションを上げる3つの要素を紐解いていきましょう。
 

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① 不屈の行動力!「内発的動機づけ」でモチベーションアップ!


桃太郎は誰かから頼まれたからではなく、自らが決めて鬼退治に向かいました。
この行動力の源は他者からの誘発や刺激ではなく、自身の心の内側から起こる意欲によるものです。
これを「内発的動機づけ」といいます。
「内発的動機づけ」は自分自身の意志の力が原動力となり、モチベーションが上がりますが、内発的動機づけにつなげるためには「自律性」、「有能性」、「関係性」の3つの要因があります。
桃太郎の場合
①  「鬼退治に行く」ということを自ら決め、実行した「自律性」
②  「自分は強い男である」という「有能性」
③  「仲間と一緒に鬼退治に行く」という共通の目標を持つことによる「他者との関係性」
 
これら3つの要因が桃太郎にとって「内発的動機づけ」の原動力となっています。
 
最初から有能な人ばかりではありませんし、一緒に仕事をしていく上司や同僚との関係性だっていきなりできるものではありません。
ですが、新入社員の方はまだ時間がたくさんあります。
自信が持てる能力や他人との関係性は焦らずに、着々と経験値を積んでいき、作りあげていきましょう。まずは「自律性」を高めていくことから始めていくべきですが、これは目標を設定することと紐付いていきます。
目標設定の具体的な方法に関しては③で記述していますのでそちらを参考にしていただければと思います。

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②   これぞチームワーク!承認欲求を満たしてモチベーションアップ!


人は「他人から認めてもらいたい」「自分を価値ある存在として認められたい」という欲求があります。これを「承認欲求」といいます。
会社で働く=チームワークといっていいほど、チームワークは社会で働く上で重視されています。
ただ、「話すことが得意だけど事務作業は苦手」「事務作業は得意だけど話すことが苦手」といったように長所、短所、得意なこと、苦手なことは人それぞれです。

作中では、キジの「空を飛ぶ」という長所とサルの「木に登る」という
得意なことを生かしたチームワークの連携技で、鬼退治では大きな活躍を見せました。

個人が持つ長所や得意なことを仕事で活かせると、「自分の居場所」ができます。「自分の居場所」ができると上司や同僚からも認められ、「承認欲求」が満たされます。

男女400人の会社員に対する「ビジネスパーソンの承認欲求に対する意識調査」のアンケートでは、「承認欲求を満たされることによりモチベーションが上がる」と答えた割合が7割であったという調査結果から、他人から自分の存在価値を認められるとモチベーションが上がる傾向があります。


前述では自発的にモチベーションを上げる方法を紹介しましたが、今回はチームワークによって外発的にモチベーションを上げる方法を紹介しました。
新社会人の皆さんも今まで経験した作業の中で「この作業は苦手だったな。でもあの作業は得意だったかも」と思い出すシーンもあるはず。
ぜひ思い返してみて自分の得意なことと長所を見つめ直してみてはいかがでしょうか。



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③いざ鬼ヶ島へ!「目標設定」によるモチベーションアップ!


最後に紹介するのが「目標を設定すること」によるモチベーションアップです。
そもそもモチベーションは「ドーパミン」という脳内物質が大きく関わっており、運動や学習、意欲、ホルモンの調節といった多くの生命活動に関与しています。この「ドーパミン」を分泌する方法のひとつとして「目標を設定する」という方法があります。


桃太郎は「鬼ヶ島へ行き、鬼を退治する」という目標を立てていましたね。このときすでに彼の脳内で「ドーパミン」が分泌されてモチベーションが上がっていた状態だったのです。さらに彼にとって鬼退治は初めての経験です。
「新しいことにチャレンジする」ことも「ドーパミン」を分泌させますが、桃太郎の場合、「鬼退治に行く」という目標を立て、同時に新しいことにもチャレンジしていたわけですから、さらに脳内では「ドーパミン」が分泌されていたわけです。
では具体的にどのようにも目標設定すれば良いのでしょうか?
目標設定する上で
⑴目標設定にはある程度の余裕を持たせること
 
⑵ モチベーションを上げるのではなく、モチベーションを維持できる設定にすること
という2点が重要です。
 
⑴目標設定にはある程度の余裕を持たせること

目標を設定しても達成できなければ意味がありません。

自分の能力に対して高い目標を立てたり、無理な目標設定をしてもモチベーションアップには繋がりません。まずは自分にできることと、ちょっと背伸びしたらできそうなことを目標に立ててみましょう。
例えば営業職なら「1日20件電話し、5件アポを取り、2件獲得する」という目標設定をしたとしても、「獲得はまだ難しいな」と思う方もいるはず。
ハードルが高いと感じると「ドーパミン」は分泌されにくくなります。
であれば「1日20件電話し、5件アポを取る」という自分にとって少し背伸びしたら届きそうな目標に設定した方がより現実味が増し、モチベーションアップが見込める目標設定になるでしょう。
なので目標設定には自分の能力に見合った設定をし、ある程度の余裕を持たせることが重要です。

 ⑵モチベーションを上げるのではなく、モチベーションを維持できる設定にすること
目標を達成してゴールにしてしまうと、目標を達成したことに満足し、「現状のままでいい」と脳が判断してしまいます。

そうなると、   脳内で「ドーパミン」が分泌されなくなるそうです。
目標達成した自分に満足せずに、以前よりも高い目標を設定することで「ドーパミン」はさらに分泌され、モチベーションは高まると言われています。
なので、先ほどの例では「5件アポを取る」というのが最終目標でしたが、この目標を達成したら「2件獲得する」という以前よりステップアップした目標を設定しましょう。
モチベーションは維持することが重要であり、そのために、目標を達成したら新しい目標をすぐに立ててみましょう。
肝心なのは目標を達成した後にすぐに新しい目標を立てることです。
期間が空いてしまうと徐々に「ドーパミン」は分泌されなくなり、モチベーションが下がり始めるためです。



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まとめ


いかがだったでしょうか?
新入社員の皆さんにとって慣れない環境で仕事をしていく上で「モチベーション」というのは1つの大きな課題ですよね。
童話「桃太郎」から学べるモチベーションの上げ方の要素は
①  「自律性」「有能性」「他者との関係性」を高める
②  チームワークで承認欲求を満たす
③  目標設定をして「ドーパミン」を分泌させる
の3つであると自分は考えます。
 
自分自身は営業職を経験していますが、電話での商談より、クライアントと直接会った商談の方が獲得率が高いとチームメンバーから言われ、訪問販売専属のチームに異動しました。
すると成績も伸びて、周りから認められることによって居場所ができてモチベーションアップできました。
成績も伸びると以前より高い目標を設定できますので、今は「少なくとも生産性2以上」の目標を目指して日々奮闘しております。

新入社員の方にとって自分自身の能力を活かせる場所というのは一朝一夕では見つからないことも多いはず。
自分自身も対面の商談の方が得意ということが自覚できたのはつい最近のことですし、経験を積んできたからこそ自覚できました。

なので新入社員の皆さんも、焦らず、自分にとって長所は何かを今一度見直してみて、まずは今自分のできることを目標設定するということを実践してみてはいかがでしょうか。

最後に、今回紹介した童話「桃太郎」には、ビジネスにおいて非常に勉強になる要素が詰まっています。
「桃太郎」を読んでいくと今回紹介したこと以外にもまだまだ勉強になることや参考になる点が見つかるかもしれません。
新卒社会人の方も「社会人」というまた一歩大人の階段を上がったわけですから、今度は「大人の視点」で童話「桃太郎」を読んでみてはいかがでしょうか?






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