【読書】松岡まどか、起業します

「松岡まどか、起業します AIスタートアップ戦記」安野貴博著を読了。著者の安野さんは、AIエンジニアかつ起業家かつ作家でありながら、東京都知事選に出られたことでも有名だ。

ITエンジニア用語をちりばめながら、起業に関する生々しい話となっており、とても面白かった。問題に関する解決の糸口を見つけたとおもったらすぐに次の問題が発生し、どうやって問題を切り抜けるのか全く想像がつかない展開だった。眼鏡会社のオンデーズに関する本「破天荒フェニックス」をそうだったが、起業後のお金の問題や裏切りなど、起業したことない私には想像もつかない困難な道があるだろう。

困難な状況をひっくり返すだけの「胆力」を持つというのは、スタートアップにとって、特にその代表にとって、とても必要なのだと感じた。また、ミッションをもってやり遂げるというマインドも。食べチョクの秋元里奈さんや、ガーナでのチョコレート作りで起業している田口愛さんの本やSNS見ていても、強いミッションに引っ張られる人は本当に大きなことを成し遂げているのだと思う。

主人公の松岡まどかは、入り口は半強制的なミッションだったが、後半は自分のミッションを描き、胆力で困難を乗り切っていく様子に勇気をもらえる作品だった。

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