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アートへの私的解釈(学術)

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イメージ・コンテンツを制作する事は、視覚を通過して、人の心に問いかけることが一番のポイントだ。 人の心に問いかける事は、感性の同一性を得るということで、国境、時間という領域を超え… もっと読む
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2019年12月の記事一覧

なりにけり なりにけりまで 年の暮- 芭蕉

なりにけり なりにけりまで 年の暮 芭蕉 今年もアクセスありがとうございました。 どうぞ、…

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形見とて 何かのこさむ 春は花 山ほととぎす 秋はもみぢ葉 -良寛

形見とて 何かのこさむ 春は花 山ほととぎす 秋はもみぢ葉 良寛 解釈:残そうとしても何かが…

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写真家LORETTA LUX- 失われた楽園のメタファー

ロレッタ・ラックス(LORETTA LUX 1969- 現アイルランド在住) 現代写真を代表するドイツの女…

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イヴ・クライン - IKBと本質を追うパフォーマンス

イヴ・クライン(Yves Klein, 1928- 1962 仏) 芸術家・抽象画家・パフォーマー。 その作品は…

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フルクサス-日常とアートの閾を除く

フルクサス(Fluxus) 1960年代を代表するイベント(1度限りのアート)をメインに展開された…

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Nam June Paik-ビデオ・アートの創始者

パク・ナム・ジュン・パイク(Nam June Paik、1932- 2006)韓国(京城-ソウル)生まれ、アメリ…

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聖書と絵画-キリストの降誕図

キリストの降誕図(こうたんず)-概略 飼い葉おけの中での幼子イエスと、愛に満ちあふれた表情で見つめる聖母マリアと夫ヨセフ、左側には、かけつけた羊飼いたちの礼賛の様子が描かれる。 Adoration of the Shepherds(羊飼いの礼拝-1622年)-ヘラルト・ファン・ホントホルスト(Gerard van Honthorst/ 1592-1656 オランダ)当時の欧州では、イタリア美術に傾倒していたが、ホントホルストもその1人だ、主に当時の宗教的な歴史画、肖像を描く

(後編)印象派からの点描-それは学際的な色彩構成

印象派からの点描-学際的な色彩学の実践と理論構成 ここで、ジョルジュ・スーラ(新印象派)や…

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(前編)印象派とその流れ

(概略) 印象派(印象主義-impressionism)は、19世紀後半のフランスに発した絵画を中心とし…

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ヴィーナスの誕生とアレクサンドル・カバネル

アレクサンドル・カバネル(Alexandre Cabanel, 1823 - 1889 仏) エコール・デ・ボザール(高…

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オルセー美術館-それはパリ万博時の駅舎

1986年、オルセー美術館(Musée d'Orsay)は1900年のパリ万国博覧会時のオルセー駅を改装され…

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表象とその教育におけるイノヴェーション

21世紀になって、その情報テクノロジーによって知識や技術を入手するハードルは低くなった。 …

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Tate Modern(後編)-収蔵コンテンツと文化継承

テート・モダン(London)に展示されている作品の紹介は、テートグループのテート・オンライン(…

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Tate Modern(前編)-発電所跡の現代美術ミュージアム

テート・モダン-Tate Modern 2000年、ロンドンのテムズ川畔にある、バンクサイド発電所(1947年)をミレニアムプロジェクトとして、改装した国立国際現代美術館。 テイト・モダンは、テート・ブリテン、テート・リバプール、テート・セント・アイヴス等との国立美術館ネットワーク(Tate)を成している。 2012年、拡張工事の後に0Fー6Fという構成になる。ウエスタン・ブロックの0F部分の展示スペース”タンクス”が公開された。 そして、変電所部分は今でも存在する。 20