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イメージと文化 - 覚書

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イメージ・コンテンツを制作する事は、視覚を通過して、人の心に問いかけることが一番のポイントだ。 人の心に問いかける事は、感性の同一性を得るということで、国境、時間という領域を超え… もっと読む
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2020年8月の記事一覧

ソル・ルウィットのWall Drawingの方法

ソル・ルウィット(Sol LeWitt,1928- 2007/US) 現代アートの概念芸術のアーティストだ、そし…

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ローレンス・ウェイナーの実態のない言葉とアート

ローレンス・ウェイナー(Lawrence Weiner,1942- /US) コンセプチュアル・アーティスト。 そ…

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映像空間の性格 その2

映像空間の性格 その2 ・2次元空間である絵画空間と比較する 絵画空間は現実の自然空間から独…

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映像空間の性格 その1

映像空間の性格 その1 ・2次元空間である絵画空間と比較する ・絵画空間は画家によって創られ…

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We'll Meet Againのヴェラ・リンが逝去された。

ヴェラ・リン(Dame Vera Lynn, 1917- 2020/UK)が、逝去された。 ボリス・ジョンソン首相は、ヴ…

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ターナー賞2020に代わる「ターナー・バーサリー」の実施へ

2020年5月26日、テート・ブリテン(Tate Britain)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)…

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(今日のビデオ)女性作家マーサ・ロスラーのキッチンの記号論

マーサ・ロスラー(Martha Rosler,1943- /US) アメリカのコンセプチィアル・アーティスト。 キッチンの記号論(1974/75)は、フェミニズム(女性解放思想)のビデオアートの先駆的な作品であり、初期のテレビ料理番組をパロディとして、マーサ・ロスラーがキッチンのいくつかの手工具をアルファベット順に示す。 彼女のジェスチャーが予期せぬ、恐ろしいほどの方向に向きを変えると、キャラクターは最終的に道具を省き、一種のセマフォシステム(視覚による通信)として彼女の体を

#2)ローター・バウムガルテンの伝えたかったこと。

ローター・バウムガルテン (Lothar Baumgarten、1944-2018) ドイツの コンセプチュアル・ア…

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#1)ローター・バウムガルテン、アートの本来像を追う。

ローター・バウムガルテン (Lothar Baumgarten、1944-2018) ドイツのコンセプチュアル・アー…

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フェリックス・ゴンザレス=トレスのミニマルアートは実体験だ

フェリックス・ゴンザレス=トレス(Felix Gonzalez-Torres, 1957-1996) キューバ生まれのコ…

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マーティン・クリードの作品は、something & nothingの相関関係

マーティン・クリード(Martin Creed、1968年- UK) インスタレーション、パフォーマンス、映…

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#3)トニー・クラッグの学際的な視点、それはランド・アートまで

「最も面白い素材は、人間の心。外部のものに変化を加えると、自身の態度や考え方にも変化が起…

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#2)トニー・クラッグの視点-凍った動きの瞬間を体現

その彫刻は、凍った動きの瞬間を体現(理念などを形状化する)しているかのようだ。 トニー・…

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#1)トニー・クラッグの視点-人間と物質の狭間

トニー・クラッグ(Tony Cragg, 1949- /UK) コンセプチュアル・アーティスト、その範囲は、彫刻家から、ランド・アートまで幅広い。 プラスチック、ガラス、グラスファイバー、ブロンズのような従来にない素材を集めて床や壁に展示から、ランド・アートまで実に多彩だ。 それは、トニー・クラッグは人間と物質、または自然の間にある、曖昧さの不即不離(ふそくふり/つかず離れず)の関係を提示しているのだ。 (c)Tony Cragg 略歴-Tony Cragg 1949