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10/21-22 作品出展予定!

こんにちは。初動の参考事例として、南千住(山谷)にてアート作品を展示します!
今回の作品をきっかけにこのサイトに訪れてくださる方や、プロジェクトに参加したいという方がいらっしゃったらとても嬉しいです。

作品名:

「もっと山谷を好きになるために一緒に街の写真を撮ってください2023」(2023年10月21-22日)

制作背景:

過去作品事例のページでもご案内しましたが、このプロジェクトは、山谷という街を様々な人の視点から再考するものです。
企画者の方にアート展示のご案内をいただき、私が提案した作品が「もっと山谷を好きになるために一緒に街の写真を撮ってください2023」です。

一見、2021年に行ったプロジェクトと似ていますが、今回は様々な要素を深掘りするために形式を変更しました

①共創プロジェクトとしてのあり方

この共創によってどのような作品が出来上がるのか。
それは「社会の縮図」です。
視点、価値観、時間、想いが異なる前提で同一空間にある一定のルールが敷かれている。
これは、社会のあり方と非常に似ているのではないでしょうか?
現実社会というのは極めて複雑で、なかなか視覚化して理解することが困難です。
しかし、共創プロジェクトを通じてアートとして社会の縮図を視覚化することは可能です。
社会の縮図を理解することは、コミュニティのあり方やこれからの社会の新しい視点を提供し、感情的なつながりを促進し、社会問題への意識を高め、共感と協力を促進する手段となるはずです。

②時間軸の追加

過去作品と本作の明確な違いは「過去が存在し、時間の積み重ねがあること」です。
世の中は常に変化していきます。
自分の好きなものや信じてきたものも全て過去になり、周りの人にも自分自身さえ過去のものとして忘れ去ることがあります。
流行といえばそれまでであり、何もかも流れ行くものですが、本当にそれでいいのでしょうか?

全ての物事には過去の蓄積があり、そこから受け継いできたものや全く新しいものが生まれます。過去とは次に進むための土台となり、教訓となるはずなのです。

私は「時間」という存在を使いアート表現を行なってきました。それは、人々の価値や視点というものがその環境内で生み出された時間軸に依存しているのではないかという考えがあるからです。

流行もまた時間軸です。人々は便利さを求めスピードを求めてきました。このスピード感もまた都心と地方でも全く

そこで、今回は2年前の写真を撮影時間順および構成された結果として2軸で構成しました。

撮影時間順を更新するように写真を重ねても良く、街の構成を書き換えることも良い。
撮影時間順という時間軸を加えたことで、より自由に写真コラージュによって空間を書き換えることができるようになりました。

この行為は過去の視点、価値、時間を書き換える・更新するという意味です。

参加者それぞれの視点で、山谷を捉え、作品を書き換えることで山谷のこれからを考えると同時に、社会の縮図を体感していただけたら幸いです。

制作目的またはゴール:

前回は5枚程度の撮影で、406枚が集まりました。
今回は3枚の撮影で100人以上集まること、つまり300枚程度の写真で再構成されることがゴールになります。

作品の効果:

・共創プロジェクトの可能性として
・山谷のこれからを見つめる機会として
街は人々の視点と価値観、時間で構成されるものです。山谷の街を再構成する行為とは、社会そのものを描き出す行為と言えるのではないでしょうか。


結論:

「もっと山谷を好きになるために一緒に街の写真を撮ってください2023」は、山谷の変化を時間を中心に、価値、視点、時間経過の観点から観察し表現するアートプロジェクトです。
これからもアートを通じた体験と発見を行いながら、社会の縮図となる作品をご一緒に提案できれば幸いです。

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