8/21(引け後)米雇用者数季節調整後の雇用ベンチマークは改定値で-818000人と発表されましたが、市場は想定内と判断したようで株式にはほぼ無風でしたが為替は大きく動きました。7月FOMC議事要旨が発表され大多数のメンバーが9月利下げが適切となる可能性が強いと指摘、数人の高官が7月会合で0.25%の利下げを支持したようです。これも重なってドル売りが加速し年初来で初めてドル指数が101を割りましたが現在は101を回復しております。

画像1 8/21(引け後)雇用の季節調整値を経て株式市場は底堅い動きになりました。ドルINDEXが年初来初の101を割る展開に小型株は反応している様です。NVIDIA +0.72%、Apple -0.49%、Microsoft -0.43%、Meta +1.20%、Amazon +0.53%、Google -0.98%、Tesla +0.56% Cyclical系が強くTJXが-5.79%、LENが-2.63%、DHIが+3.45%ですが金融とエネルギーは弱く全体的に売られております。
画像2 8/21(引け後)ドル円チャート 雇用数値季節調整発表時に一時急速にドル高円安方向に動きましたがすぐにドルが売られる展開に、FOMC議事要旨で大多数のメンバーが9月利下げが適切となる可能性が高いと言及していた点や、数人の高官が7月会合で0.25%の利下げを支持した事が判明した事で一時ドル円は節目の145円を割る展開になりました。現在は145円台で推移しております。
画像3 8/21(引け後)指数:NYダウ 40890.49(前日比+0.14%)SP500 5620.85(前日比+0.42%)NASDAQ100 19825.20(前日比+0.53%)NASDAQ総合 17918.99(前日比+0.57%)Russel2000 2170.25(前日比+1.31)と4指数全て上昇で引けました。VIX指数もMOVE指数も落ち着いており出来高は前日とほぼ同じくらいでした。
画像4 8/21(引け後)指数先物:日経先物は小幅な値動き、BTCは60000ドル台を回復し61210$。ドルインデックスは現在また101を割りそうな展開、原油は米国の在庫量が予想の倍以上減少していたようですが雇用の季節調整、議事要旨から景気弱含みを懸念し下落。1バレル71.91$となっております。金/ドルはトロイオンス2511$とこちらは堅調に推移しております。
画像5 8/21(引け後)債券利回り:雇用の季節調整値を見るや景気減速懸念から債券が買われ短期債利回りは約1%前後下落(価格は上昇)長期債も買われておりましたが20年債の入札が軟調だった事もあり、まちまちだったように思います。
画像6 8/21(引け後)Fear and Greed Indexは51で前日の45から大幅に進捗しました。急速に楽観方向に進んでおりますがこういう急上昇時は中間反落は警戒しておいた方がよいかもしれません。
画像7 8/21(引け後)債券市場利下げ織り込み状況:季節調整値や議事要旨を経て9月利下げは25bspの織り込みがまだ多いですが、逆に11月に50bsp利下げをする織り込みが進んで来ました。全体では年内に100bspの利下げを織り込む方が強くなっております。

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