8/8(引け後)経済指標:新規失業保険申請件数 予想241000人、結果233000人(前回は250000人)と予想に反して低い数字が出ました。継続申請件数は予想187万人に対し結果187.5万人と多少増えております。アトランタ連銀GDPNow(Q3)予想2.9に対し結果2.9と予想通りですが経済の先行きとしては悪くない数字だと思われます。

画像1 8/8(引け後)株式市場は円キャリートレードリスクの後退によるショートカバーが大きな要因ではないかと推測いたします。出来高を大きく伴っての上昇は好決算だったLLY,APPでした。NVIDIA +6.13%を筆頭に半導体関連は全面的に強烈なカバー、CDNS+7.29%と2022年依頼の1日の上昇幅、Meta+4.17%、Google、Apple、Microsoft、Amazonは1%~2%弱の小幅上昇、Tesla+3.69%、LLY+9.48%、APP+14.2%でした。
画像2 8/8(引け後)セクター別パフォーマンス:全セクタープラスで引けております。Technology+3.4%、Health Care +2.4%、Communication Services +2.36%、Consumer Cyclical +2.25%、Energy +2.06%、Industrials -2.03%、Basic Materials +1.88%、Financial +1.71%でした。
画像3 8/8(引け後)指数:NYダウ 39446.49(前日比+1.76%)SP500 5319.31(前日比+2.30%)NASDAQ100 18413.37(前日比+3.06%)NASDAQ総合 16659.00(前日比+2.86%)Russel2000 2082.15(前日比+2.31%)Russel1000(Value)1717.89(前日比-0.5%)Russel1000(Growth)3350.17(前日比-1.04%)と主要4指数は全面高ですが出来高は前日より低い為、過度の期待は禁物です。
画像4 債券利回り:新規失業保険申請件数の減少、継続申請件数の増加と債券市場も方向性と適温金利を探っている感じがします。MOVE指数は前日に比べ減少しておりますが引き続きまだ高い状態ですので、ボラティリティに警戒が必要な水準かと思います。
画像5 8/8(引け後)Fear and Greed Index:前日より4pt上昇の24ですがExtreme Fearは変わらず。VIX指数は23.79と前日比で-14.58%とグラフで見ても今週頭と比べて大分下がってきておりますが、短期的には大きめの上下を少し繰り返すのではと予想しておりますのでマーケットは急な変動が十分あり得る状態であると認識をしておいてください。
画像6 利下げ織り込み状況:要人発言もあり利下げ織り込みは9月に100%は変わらずだが50bp引き下げは大幅に減少し、55%の織り込みとなりました。FEDはこの利下げに関して非常に難しい選択を迫られる可能性が高く、先のトランプ氏の発言もプレッシャーを与えてしまいそうです。

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