220729 夏のはなし

夏が苦手だ。空気中の湿度、浜辺の細かすぎる砂、汗をかいた肌、全部が全部、ベタベタする。その心地悪さ。真っ先にこのマイナス要素しか浮かばないし、考えても何ひとつプラス要素が出てこない。こころに残る思い出でもあれば、少しはそのイメージが変わるのかもしれない。または、夏にしか食べられない美味しいものの存在とかがあれば。出不精で食に興味が薄い私には、どちらもハードルが高い。こう書いていて、なんて陰気なんだろうと、もはや夏らしさのカケラも感じられなくなってきているこの文章を眺めている。エアコンが快適な部屋で。今日もベタベタの兆し。まだ10時にもならないというのに。よし、夏は、夏が似合う人に任せよう、そんな結論。

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