ペン入れ
〜挑戦という迷宮〜
今週はペン入れの練習をしていてスランプに陥っていました。
言うなれば、投げるボールがストライクゾーンに決まらないと言うか決め玉が決まらないと言うか…。
ペン入れは、少しでも作品のクオリティを上げたいと思って始めた事です。しかし、描いているうちにデッサンが狂っている事が気になり始めたり、思った様な線が描けない事で徐々に迷宮への道を辿る事になります。
たぶん、この迷宮を抜け出せるようになることが、ステップアップする事なのでしょう。
この物語はフィクションです。実在の人物や団体とは一切関係がありません。
したがって、いかに架空の人物の存在感を描くかと言う点がポイントだと考えています。それは何もリアルに描けば良いと言うものではないのですが、まず出来る事と言えばそこからかも知れないと思い、とにかく描いています。
下絵の時点で気に入っていてもペン入れで台無しになる事もまだ多いのでペン入れに辿り着くまでもひと苦労です。
先日、〜心の中の魔物たち〜を描いていて気がついたのは、圧倒的に描き込みが足りなかったと言うことでした。エンピツで仕上げる事を想定していたので無駄な線を描かないようにしていたわけです。ところが、ペン入れまでするとなるとこれまでの鉛筆の描き込みでは足りない事に気がつきました。
そこで描き込む事を念頭にして取り組んでいるとペン入れを描き込みすぎてしまう事もあるので加減を模索しています。
…それで失敗の山を築きつつ描きまくっています。
「…海風の中で。In the sea breeze...」は夏のお話です。この時期になって知沙もTシャツのままじゃ寒いんじゃなかろうか…と思ったり。
「違〜う!これは知沙じゃないっ!もっと繊細で可憐で芯が強いはずだ!」
…全く別のキャラになってしまいました。
架空の人物なのでイメージを取り逃がすと取り戻すのが大変なのです。
そんなこんなで悪戦苦闘の日々なのです。
髪型を変えてみました。
知沙のイメージは残っているかな。
この絵が知沙のイメージに近いのです。
ちょっとシャープすぎる感じ。もう少し柔らかいイメージです。
この絵はお気に入りです。
でも、知沙じゃないんです。
鉛筆画としての作品も考えています。
ひとつの作品を紐解いて行くと無限大の可能性が広がりますね。
スランプを抜け出したいともがいていましたが、少し感覚が戻って来た感じ…というよりもしかしたらこれまで描けなかった絵が描けるようになっているのかもしれません。
イラストレーターで彩色しました。
知沙って架空の人物なんですけども、最近、実在の様な気がすることがあります。ビョーキかな…。
… ART Life …
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