見出し画像

コロちゃんからの問いかけと、その恩恵を考える

世界中がコロちゃんの影響を受けて大変なことになっている昨今ですが、「今なぜ地球でこんなことが起こってきたんだろう」と、日々の私的な生活の変化と併せて、ぼんやりと思いを巡らせています。

せっかくなので、被害報告ではなく、コロちゃんからの恩恵を数えていきたいなと思っています。

この騒動が広まり始めた頃に、私にまず起こった変化は「外の世界からの影響を簡単に受けない心と体をつくろう。」と改めて思えたことです。これまで、やった方がいいと分かっていながらも、継続してやってこなかったこと(呼吸法とか…心と体の循環をよくし、毒をため込まず排出できる体づくりなど)に、改めてしっかりと取り組もうと思えました。

その延長で、心に思いをため込まず、しかるべき人に自分の正直な気持ちを伝えていこうと思えたことも、私にとってとても大きな恩恵でした。

無用に外出することを控えるようになって感じたことは、今までの私たちは、必要以上に消費活動をしすぎてきたよな、ということです。生産と消費のバランスがひどく偏っているな、と感じました。人間が純粋にただ「生活する」ために必要なのは、食べることとか、安心できる居場所があること、健康的に動く体があること…、ものすごく基本的でシンプルなことだけで。そのシンプルな生活をするために、私たちは何を生み出せているんだろう、と疑問に思うのです。多くの人は、食べるために野菜ひとつつくり出すことをしていません。

家の中で、長い時間を過ごさざるを得ない状況の中で、簡単に外に出て、簡単に消費する楽しみを享受できない今、たくさんの人がこの時間を使って、自分の身の回りを整えたり、何かを自分の手で作り出そうとしたり、それぞれの工夫を行い始めている気がします。

無用な「消費」から「生産・創造」に、たくさんの人の意識がシフトしている。それは、みんなが「生きる・生活する」ことにより太く直結していけることなんじゃないかな、より人間として強くなっていくことなんじゃないかな、と感じています。

※ちなみに、ライブやイベントが決して無用な消費だと言っているわけではありません。むしろ、もっと消費活動的に開催するのではなく、日常の生産と消費活動の巡りのひとつとして、もっと生活に溶け込んでいてもいいなと思ったし、最近はオンライン的なつながりがあるから、新しい楽しみ方や喜びもあるなと希望を持ちました。

それから、今日ふと思ったのは、こんな状況になったからこそ、本当に行きたいところに行き、本当に会いたい人に会おう、という感覚が強くなったことです。本当ではない何か(情とか、気遣いとか、つきあいとか…)によってつながっていた関係性が、これを期になくなっていくのかもしれないなと。働き方に関しても、在宅ワークとか時間や場所に縛られないストレスフリーな働き方がもっと増えていくきっかけになっていると思うし、いい追い風が吹いてきたなぁと。色んな関係性がより「愛」に近付いていくのかなとも思っています。

ということで、何か不安定な状況の中から(時に悲しみもあるかと思いますが)、きっといい方向に色んなことがシフトしていくような気がしています。あえて言います。「コロちゃん、ありがとう。」と。

また、思うことがあったら、ここに書いていこうと思います。

読んで下さって、ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?