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アメリカ出張レポ: 日本人が海外へ!と、行政の役割

みなさんおはようございます!こっちに来てからブルーベリー毎日1箱食べてる織田です。

ベリーズ工房の織田、と読んでいただいて構いません。(坊主アイドル)

■行政の役割とはin各国

今回シアトル、ポートランド、サンフランシスコを回り、

あと昔住んでいたオランダや、今デンマークに住んでいる友達から学んだこと

後は日本で神戸市という地方自治体にいるがゆえに、



各国の行政の考え方と役割について!



大前提としてまず、

行政の理想は、「民間がしないことをする」だと思っていて、それはお金にならないことや、

ニュートラルであること(あるグループをニュートラルにまとめる、など)、などだと思っています。

■アメリカの行政

アメリカの場合は第一次世界大戦で勝利し、その際に軍事費を費やして技術発展と同時に、

勝利によって経済が崩れずに経済発展した。



第二次世界大戦の際は、自国に戦火がほぼ及ばずに勝利し、

さらに他国へ貸与していたものの回収でも利益を得て、



その時にできたテクノロジーとしてのコンピュータやインターネットなどが、軍や政府から、

次第に国民が使える安さとサイズになっていき、普及。



その後も軍事費が入りつつ自助努力も含め、

今のテックの土壌ができてからは、投資と技術発展の好循環で経済が伸びている。



ただ、たっくさんお金があるけど、世界の海を衛星で監視したり、両側の海を支配するために、

軍事費は膨大で、がゆえに福祉ではなく、「仕組みとインセンティブ設計はしているので、あとは個々でファイト!」となっていると解釈しています。



と同時に、確かになーと思うのは、国民は外交まで目が及ばず、実態感が湧かないので、だからこそ国が外交などを治め、

より市民の生活に関わる所は、各州に権限委譲している、だと認識しました。



ただ、国が豊かであっても、国民の生活が豊かかどうか、よりも成長して、格差はしょうがない、と言っているような気がしますし、

しっかりインセンティブの設計(頑張れば稼げる)はゴールドラッシュ時代から今のテック時代までずっとあるので、その仕組みはすごいなーと思います!

2023/03/09追記
アメリカは住みづらいか?というと、そういうわけでもなさそう。

現地の方の話だと、所得が少ない人向けにスーパーが安くなったり、
出産の際の多言語対応と24時間サポート、

一概に言えないな、と思い、ここから各項目でデータも交えます。

■ヨーロッパの行政(オランダ、デンマーク、フランス)

逆に、WW1,2で敗戦を味わっている国が多いヨーロッパでは、世界を監視、なんてことはせず、

各国は小さいけど、ヨーロッパ間は関税が少なくて(ほぼ)同じ通貨で、一定の市場を確保し中での循環はできているし、外貨も稼いでいる。

がゆえに各国は各国の戦略で、国の豊かさを重視している印象。



その中でも面白いのは、北欧の方では、子育て世代やご年配の方への福祉が充実しているけど、

現地に住んでいる友人に聞くと「独身だと福祉全く感じない」という意見でした。



確かに現地にいれば、オランダで働いたことがないけど60歳以降にいた、という理由で、

織田の父親はオランダ政府から「年金いります?あげますよ?」っていう通知が来ていました。(受け取りませんでしたが)



これも「若い人は稼げるんだから、それで頑張って稼いで!そしてそれを弱き物(こどもやご年配)に還元しましょうよ!」

という、強い人は自助、弱い人へは公助、そしてそれを「未来に繋ぐ投資」として、民ができないこと、

民じゃ救えない人を行政が手助けする、というスタンスに感じます。



ただ、それを理解して、政治家を選んでいる国民のリテラシーが高いなーと思いました!

ここら辺は教育に力を入れている投資が、見えない形で回収されているように思います。

3/9追記

■日本の行政

神戸市役所の新産業課というあるジャンルの、1つの行政しか経験していないですが、

日本って改めて、めちゃくちゃいい国だなーとなっています。

まずこんなに安全なのはすごい!素敵な街を言われているポートランドですらも、

きれいな街のすぐ裏にいけばダウンタウンに行けば楽物中毒者さんは毎日1~2人以上は見るし、

きれいと言えど日本よりは汚い。


これは別途書きますが、ある意味、限定的な多様性が故に起きている安全なのかも、と思います。

過度な多様性への転換は多分一時的に生活の質は下がる可能性もあり、

ただ、それをしないと成長せずに豊かさはキープはできないかも?という問いはまた今度話しましょう!笑



そして、いずれにせよ、日本がいい国であり続けるための現状は色々課題があると思っています。



日本の場合はなんとなく、アメリカとヨーロッパのあいのこのような立ち位置かも、と思いました。

福祉がまんべんなく全体的も整っていて、健康保険もあるし、一応年金もある(ほぼないけど笑、というか、ないか!)、



ただ、そういう意味では、どこに力を入れているかは見えにくく、

例えば現金給付の際にも「一斉に全員!」に配布しましたが、



そこにはもう1段階網目の細かさと区分けがあってもよかったんじゃないか、とも思います。



でも福祉は広く提供している、のでありがたいし、

ここら辺はヨーロッパの市民と日本の市民で、

「政治とは」の哲学の差があるんじゃないかと思い、

がゆえに国民が文句を言う(投票してもらえない)のを恐れ、「全員に」ということになるのかも、と思います。

■「行政とは」の考えを持った国民

ただ、難しいのは、政治家を選ぶのは国民だから、行政は国民に好かれないといけない。

でも国民は単一民族でメディアによる意識操作がしやすいし、

そんなメディアは、資本主義の中で書けない記事や書きづらい記事もあり、

結果「行政はこれをすべき」という意見を持っていないかもしれない国民が政治家を選んでいる可能性があると思っています。

■日本人が世界へ、をもっと?

そんな中、国民は減り、GDPランキングも下がってきて、税金を多く徴収するかもっと公助のサービスを減らすかを考え始める時期に、

共助をもっと作るという、「小さな中で互いに村を助け合う」という思想が織田の中で出ていました。



が!!!



やっぱり外貨稼がないと、

・土地は中国に方に買われて

・アマゾンとかググル、フェイスブックなどが医師を使えば使うほど日々お金を持っていかれ

となると、中で循環してても、原資が足りなくなる。



日本は円の国なので通貨発行権があるからそこは異常な手段が取れるけど、それもリスキー。



じゃあ外貨稼ぐ=日本から海外に価値を提供する、がやっぱ必要かもと今改めて思っています。



そして、今回のアメリカに行くことで、



日本人は可能性を持っているけど、単一言語の島国で、世界を勝手に遠く感じている。と思いました。



でも!!!もっと貧しい途上国からもアメリカとか海外に行って貢献してる人はたくさんいる!

じゃあ日本人もいけない理由ってあんまりなくないか?どうなんでしょうね??



(ただ、今の時点で豊かすぎるからあえて外へ出なくても、というのはあるきもする)



イーロンマスク南アフリカ人、ヤフー創業者台湾人、ZOOM中国人、グーグルロシア人、などなど。

そして昔

カリフォルニアワインを作ったのは日本人、

アメリカでポテト王になったのも日本人、

ゲームや家電で世界を席巻した日本人たち。



日本人はゴールドラッシュ時は鎖国中で、そのフロンティア現場にはたまたま漂流したジョン万次郎だけだったみたいです!

でもその後にしっかり世界に貢献している。



こういう日本人がもっと出てきてもいいんじゃないか、

そしてそれができるとしたら、今回参加した学生さんたちは日本の中でも、かなりそこに近い方なんじゃないか、



またベッラベラ英語が話せて、こういう色んな活動させてもらっている織田自身も、日本の中では海外に相当近い人間であり、

織田がいくことでもっと広がるんじゃないか、



そんなことも考え始めています。



旅の4日目までのまとめの1テーマでしたが、

残り2日目も、自分を疑い、仮説を作り、更新し、成長し、還元できるようにしようと思います!



皆さん今日も素敵な一日を!

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