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in the end 終わりの時。

クランベリーズの最後のアルバム。「in the end」。

終わりの時。

歌姫ドロレスを偲んで、メンバーがこのアルバムを完成させた想いを綴っている。

クランベリーズ。
高校生だった私にとって、唯一の救いは美術とクランベリーズだった。

大袈裟なようだが、今の画業を支えてくれた音楽がクランベリーズだったのだ。

そのクランベリーズの歌姫ドロレスが不慮の事故で他界したのが2018年。

それから1年後に、デモをまとめて完成し、世に出たアルバムが「in the end」である。

私は衝撃を受けた。

今、まさに取り組んでいる表現世界が「終わりの時」だからだ。

メンバーは言う。
「これは悲しいアルバムではない。祝福、始まりのアルバムなんだ」と。

ジャケットの写真に涙ぐむ。
幼い頃のメンバーのような、夢を追い上げる子供たち。

そしてもう一つの意味は、「次世代へのバトンタッチ」。

メンバー談
「僕たちはこれで終わりだけど、僕らの次の世代はこれからも音楽を続けていく」

なんとも。
これが涙無くして語れようか・・号泣。

終わりの時は、はじまりの時。

今日1月25日に、私を救ってくれた天国のドロレスと、クランベリーズのメンバーから、励ましをいただいた気がした。

勝手に。

そう、勝手に思うことこと、自分自身にとっての真実ではなかろうか。

自分一人が、はっきりと分かっていればいい。

何の雑音に囚われず。
私のテーマは、「終わりの時」なのだ。

今日もまた、人生の最後に見る、天国の手前の、地平線を描く。

骨折をして、はっきりと見えてきた世界。

それが僕の描くべき絵。



おわり。

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