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夢で体験した絵

黒い津波に襲われる。

一つ前の夢日記より。

ありありと覚えてる。

300号の地獄絵図

これもまた、夢。

依頼を受けた300号の地獄絵図。
一見、依頼者(65歳女性)は、セレブと言われる幸せな人生を送ってきたが、話を聞くと、その背景に滲み出る修羅場を潜ってきた上での人生だということが痛いほどわかった。

依頼者が渡したのは、大きな屏風画のようなもの。奈良時代なのか、平安時代なのか、とにかく古い絵だ。その絵を再現してくれという。うっすらと鬼と炎が見えた。それを、彼女の修羅の人生と投影させて、より鮮明に描くことで、彼女の中の奥の奥に秘めた想いが浄化されるのだと直感した。

僕は、彼女の話を聞きながら、日本画で色を重ねていく。揺れる炎、鬼の表情、肉体、動き、背景、、それらを描くほど、なぜか涙が流れてきた。かつて、その奈良時代の絵師が描いた無念の情動と、筆先の鮮烈さが僕の魂に入ってきて、僕まで心が洗われたのだ。
これは、依頼者の人生と、奈良時代の絵師の無念と、僕の共同作業だった。

よく覚えている。泣きながら描く、、そんなことは現実世界において、あまりないことだ。
あれくらいの想いで描けたらならば。。と思わざるをえない。

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