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いつだって心は自由(詩集)

大好きなスナフキンの
キーホルダーをカバンにつけて
「自由」にそっと寄り添う

愛しの彼は
森の奥深く
焚き火をしながら
ひとり
アコーディオンを奏でて
遠くの故郷を想う

帰る場所があるから
孤独は
自由に昇華する



アトリエの棚の上に
アコーディオンが
置いてある

その昔
長野の骨董屋で
衝動買いをした
その楽器の音色を
わたしは
数えるばかりしか
聴いていない

しがない部屋で
吐く息も白く
2階で地響きと
泣き叫ぶ声

ここは
森でもないし
テントもない
でも
目の前に
スナフキンと同じ
アコーディオン


自由はすぐそこに

目を閉じて
久しぶりに奏でてみようか

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