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守っていかねば。

子供は無力だ。
感情の使い方も、身体の使い方も、考え方も、未熟なことばかり。
それでも、成長していくことには変わりない。
小学生くらいに大きくなっていけば、あれが出来なかった、これが出来なかったと懐かしむこともあるだろう。
未熟なことが、かけがえのないこともある。

守っていかねばならない。
それは、親として、自分自身の人生の全てを賭ける価値のあることだと、信じている。
今まで僕は、自分一人の時間と、仕事の時間と、子育ての時間を分けて考えていた。それぞれ時間にはだいぶ距離があった。だから、それぞれが時間を奪い合うことで、激しく喧嘩をすることも多かった。

呼吸に集中し、心を鎮めることで、いつのまにか、自分一人の時間、仕事の時間、子育ての時間、それら全てが「自分の人生の時間」と一括り出来る様になってきた。
だから、一人の時間や仕事の時間が減っていって、子育てに費やす時間がますます増えても、穏やかに向き合えるようになってきた。
エネルギーを削られることもなくなった。ぶつかることがないからだ。

でも、まだまだ、子供を近くで見ていかねばならないなと感じた。特に最近は大きな罪悪感を感じている。涙が出てきそうになる。
でもそれもまた、感情を膨らませすぎ、思考がぐるぐるなりすぎ。いつもの習慣。
何度も呼吸を深く整えて、今、ここに集中する。

最近、咳が続いていた息子も、今日はすやすやと寝息を立てていた。そっと布団に入って、起こさないように抱きしめる。
ごめんね。ごめんね。と。
もっと、君と一緒にいよう。それがみんなのためだから。
24時間、パパになろう。
仕事中も、一人の時間も、パパとして、穏やかに君のことを考えていよう。

君が起きたら、まず最初に「ありがとう」と伝えよう。そして笑顔でまた、着替えて、一緒にご飯を食べ(させて)、歯磨きをして、保育園の支度をして、連絡帳書いて、少し部屋で遊んで、電動自転車に乗る前にカエルを散策しよう。  

ごめんね。ありがとう。

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