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「BLUE GIANT(ブルージャイアント)」の意味と色の温度

今、BLUE GIANT(ブルー・ジャイアント)という映画が大ヒットしているそうですね。ジャズを題材にしたコミックがもととなるアニメ。ジャズがテーマだけに、音楽も素晴らしく日本が誇るピアニスト上原ひろみさんが担当されているそうです。

ところで、このBLUE GIANTというのは、青色巨星が語源とのこと。青色巨星というのは、あまりにも熱すぎる恒星で赤色を通り越して、青白く見える星なのだそうです。

こんにちは。
Artist_Saika事務局 中の人です。

今日は、私はまだ見ていないBLUE GIANTと、色と温度と、ジャズというとりとめのないテーマでお話をしたいと思います。

ジャズをテーマにした漫画の金字塔「BLUE GIANT」

音楽をテーマにした漫画は数あれど……

古くから、音楽をテーマにした漫画はいくつかあったと思います。たぶん大半は、ロック・ポップスを主体としたバンド・ストーリー。主人公の設定を若くすることができ、また想定読者層の10代・20代の共感も得やすいのでしょう。多くの作品が映像化されたりもしました。

他のジャンルでは、クラシックは根強い人気がありますね。

一方、ジャズはというと、あまりヒットした作品を知りません。個人的には、随分古い作品ですが「BLOW UP!」という、細野不二彦さんの作品が大好きでした。残念ながら、途中連載打ち切り?と思えるような急展開で、たった3巻で終わったように記憶しています。ジャズというテーマは、メジャーになりにくいのかな、と思った記憶があります。

BLUE GIANTという夢

前述の通り、私はまだBLUE GIANTには、マンガにも映画にも、まったく触れておりません。ネットで集めた情報によると、高校生がテナーサックスと出会い魅了される。そして彼が、メンバーを巻き込んで世界を目指す、というプロットのようです。

主人公が目指すのは、BLUE GIANT(ブルー・ジャイアント)という、巨星。
ここにBLUE→青という色が出てきます。実は、ジャズはもともとブルースから派生した音楽、と言われています。実はそんなところともかけられているのかな、なんて深読みをしてみたりもします。

青い色と温度の関係 BLUE GIANT(青色恒星)の温度

色と温度

例えば、炎の色が温度によって変わることを、理科の時間にならったのを記憶されている方も多いと思います。星の色も、温度によって見え方が変わります。

温度の高い順に、青白、白、黄、オレンジ、赤と変化していきます。色温度として、青より赤のほうが高く感じる、という事があるのですが、恒星や炎に関しては、青のほうが温度が高いのです。

件のマンガのBLUE GIANTは、赤やオレンジ、黄色を通り越した青白く輝く星と、主人公の情熱をかけてつけられたタイトルでもあると思います。青白く輝く星になる、巨星としてトップに立つ、という強い思いが表現されているのでしょうね。

色彩心理上の青色の効果

色の心理学においては、実は青色は情熱的なBLUE GIANTの印象とは真逆。冷静さや、冷たさ、安定や、もの悲しさを表します。青白い恒星の温度は1万℃以上と言われます。もはや感覚的な次元を通り越してますね。人の感覚として知覚できるレベルとして、赤のほうが高く感じられるのかもしれません。

また、青色が伝えるもの悲しさについては、ブルースという音楽は、絶妙なブルース・ノート(哀愁をかもす音)を選んで使うもの。そしてそこからジャズが発展したという意味では、タイトルの意味の一部になっているのではないでしょうか。

余談ですが、青=冷たいとくると、「かっこいい!」という意味でも使われることのある「cool」という英単語。ある説によると、1930年代~40年代後半、音楽の世界にクールジャズの形態が登場し、その「冷静なかっこよさ」が人気を集めたから、とも言われているようです。

色には様々な意味があり、文中に色の名前を使って、潜在的な意味を関連付けたりすることもあります。そんな「色」を上手に活用したいものですね。

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