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人は「動物」である。

人間は動物ではない!という意見もあるが、「動物」とは、動く物、と感じで書く。その定義で言うと人間もまた「動物」である。

生物は、自然か本能か「進化」を求める。進化とは、進歩であり、成長に向けた変化である。成長がないどころか、能力が損なわれて行くのなら、それは「退化」と呼ばれるのだろうか?

人間は進化している、そう思う。テクノロジーを発展させ、生活様式を常に変化させ、快適になり、便利になり、効率が上がっている。それが「進化」なのか?また、「全員が進化しているのか?」と言われると、残念ながら退化している人もいるのでは?と、思わざるえない。

便利な社会になった分、「身体能力」が昔の人に比べ落ちている事は明白だが、スマートフォンの普及により「知能指数」が下がり、退屈な時間に妄想にふける時間も減ったので、人間が人間たらしめるもっとも明白な他の動物との違いである『想像力』も失っている気がする。

二極化、なんて言われるが、人類は今「進化する人」と「退化する人」の二極化なのかもしれない。これはつまり「想像できる人」「想像しない人」であり、それはそのまま『想像(イメージ)=創造(クリエイション)』なのだ。

動物の話に戻る。

動物はどうして動くのか?それは水や食物を探し求めたり、快適な巣や寝床を確保するためだ。

もちろん植物だとそうはいかない。熱暑の日照りが続いたからと言って山陰に移動できないし、ひどい大雨が続くからって高台に避難することはできない。自然の猛威を受け入れながら、生と死を繰り返す。

しかし動物は、大雨で川が増水したら避難するし、雷が来たら安全な場所に移動するように、常に「自分の安全、快適、生存」のために、移動をする。

自ら動き、自らを助く。それが動物というものだ。

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