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探求文庫  #58〜60 (過去記事)

2021年の8月から始めたnoteサークル(現在はメンバーシップという名称に変更されたけど、サークル(輪)という言葉が気に入っている)、「探求クラブ」内での「探求文庫」。

探求クラブ内でも、「過去記事が全部掲示板をスクロールしてさかのぼるので読みづらいとご指摘をいただき、過去記事もすべてマガジンにまとめることにしました。

過去のもので、途中まではメンバーでない方も読めるようになっています。もしご興味ある方は、掲示板を読める「探求読書コース」もあります。

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探求文庫 #58 「間」にこそすべてがある。

こんにちは。今日はちょっと「音楽」の話に絡めての探求文庫。

ご存じの通り、僕は音楽をずっとやってきました。そして、それはやがて精神世界の探求とつながりました。何事も探求を重ねていくと、あらゆるジャンルがどうしても哲学的になり、霊的(スピリチュアル)になるものですね。

さて、音楽にはざっくりと二つの要素があり、「リズム」と「旋律」です。

旋律はメロディー、ハーモニーという、「縦軸の周波数」です。低い音、高い音、楽器などによるさまざまな音の組み合わせ。

リズムは「横軸の周波数」であり、時間に対して、リズムを刻みます。今日はリズムの話をしようと思います。

リズムって、例えば太鼓でもなんでもよいのだけど「どん、どん、どん、どん」と、一定のビートがあるとします。ついついリズムが「どん」の音にあると思うんですけど、実は「どん」と「どん」の『間』にあるのです。つまり、何も鳴っていない部分にこそ、リズムが隠されています。

ミュージシャンはある一定のレベルになるとそれをみんな知っていて、「いつ叩くか(もしくは楽器を鳴らすか)」でリズムをとらえていなくて、「どれくらい間を開けるか」でリズムをとっています。「間」を意識した結果、「どん」なり「ジャン」なりのビートが発生し、時間を進みます。

これは色彩の科学的な話にも似ていますね。「赤」色の物質は、あたった光の「赤以外すべてを吸収できる」から、残った赤が我々の目に見えているのです。つまり、「赤は赤以外の要素でできている」からこそ、赤い色なのです。

リズムというのが、我々の意識に大きな影響を与えます。もちろん、音色や音程でも影響はありますが、リズムの方が肉感的であり、体感からの影響が強いです。

これは3つの自分「思考、ハート、肉体」の、肉体の要素にダイレクトに影響を与えるからです。そしてそれが結果としてハートや思考にも影響を与えます。

現代のビート音楽の基礎に、黒人音楽のブルースやジャズの要素はありますが、これらは元は「アフリカン・ビート」から生まれたものです。アフリカンの音楽は、リズム中心です。しかも、「繰り返し」です。ずっと同じリズムを延々と繰り返し、恍惚状態になる。

これです。ある一定のグルーヴ感あるリズムを体感し続けると、人間の意識は「変性意識」と呼ばれる、瞑想時の意識状態になるのです。

ロックなどのビートの効いた音楽のライブで、人々が熱狂するのも、ひとえにこのリズムの繰り返しがあるからであり、まさしく音楽って「気持ちいい」ものなのです。

ぜひ、今度音楽を聴く際に、ただただリズムに乗る、リズムを感じる、間を楽しむ、を意識してみてください。それだけで瞑想と同じような効果が得られます。

*追記 ちなみに僕も楽曲も「繰り返し」が多いです。同じ旋律のフレーズの中で、歌を組み合わせてグルーヴ感を作る、なんてことを意識しています。

探求文庫 #59 「問え、望め、動け」


これはだいぶ前に、何かのブログで書いたと思うのですが、僕はある時「存在」にこう尋ねました。

「どうすれば、自分の人生を豊かにすることができるのか?」

すると、その存在はこう答えました。

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