これからの時代に必要な「見守り力」

こんなニュースを見た。

34歳の首相!

頑張って欲しいですね。応援します。

さて、しかし、どうして34歳の首相だと、こんなに話題になるのでしょうか?それは、政治家、まして、国のトップたる者、「経験豊かな年配の人」というのが通例になってるからではなかろうか?

特に日本ってそうだと思う。若々しい総理大臣とか、〇〇省長官とかいるか?ほとんどジジイだ。この国はずっと、ジジイ達が政治を動かしている。官僚のトップや、あらゆる省庁のトップが、ジジイなのだ。

地方選挙の知事選とかでも、圧倒的にジジイが多いと思うのはオレだけではないだろう?ジジイ達が、ジジイ達の牛耳る会社と結託し、組織票を集めるなんてのは、戦後民主主義の名の元にずっとやってきたことだろう。

「政治家は年配の人って、それって普通でしょ?」と、それでも多くの人が思うかもしれないが、かつての日本はどうだっただろう?

みんなおなじみ「明治維新」を見てみるとしよう。

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(このフルベッキ写真は、嘘や疑惑が多いとされているが、とにかくみんな若いので載せてみた)

ちなみに、明治維新って、これって「奇跡的快挙」なんだよ。オレみたいな歴史好きの歴オタならよくわかるが、政権交代、まして、一つの王朝が終わり、別の王朝が興る時って、どこの国のどの歴史を見ても、それはそれは凄惨な事態が起こりまくるのだ…。現に、日本の歴史もそうだった。太平の前に、戦乱あり。国乱れて、忠臣あり。

激しい動乱の後に、多くの人から望まれ、強いリーダーが立ち上がり、国をまとめるのが常だ。例えば、鎌倉幕府の前には、平安末期の騒動から、源平合戦。室町幕府の前には、元寇と太平記、江戸幕府ができる前には長い長い戦国時代だ。どれほどの人が酷く死んだだろう?

しかし、明治政府樹立は、もちろん戊辰戦争やら、なにかと大変だったが、「死者の数」や「期間」を見ても、王朝交代にしては、世界史的にも類を見ない快挙なのだ。革命、と言わず、維新というのもこれまた乙なもの。フランス革命、のように、革命には、血の惨事がつきもの。しかし、「大政奉還」、江戸城の「無血開城」など、短期間で終わった政権交代と、明治政府樹立だ。日本ってすごいね。

もちろん、急ぐには急ぐ理由があったのだけどね。西洋列強がアジアを次々と植民地化し、ついには大国「清(支那)」までもアヘン戦争で破れ、西洋列強の餌食になったのだ。

さて、そんな動乱期、老獪なジジイ達がやっていたか?いや、そんなわけない。そんな体力ない(笑)

明治維新の主要人物の年齢一覧がこちら。

徳川慶喜 将軍    30
島津久光 薩摩藩後見 50
毛利敬親 長州藩主  48
山内容堂 土佐藩主  40
岩倉具視 公家    42
三条実美 公家    30

松平春嶽 福井藩主  39

島津斉彬 薩摩藩藩主 49 没年

西郷隆盛   薩摩藩士 39
大久保利通  薩摩藩士 37
桂小五郎   長州藩士 34

勝海舟    幕臣   44

久坂玄瑞   長州藩士  34 ※没年

高杉晋作   長州藩士  27 ※没年

坂本龍馬   土佐藩郷士 31 ※没年
中岡慎太郎  土佐藩志士 29 ※没年

どう思う?こんな若い人たちが、日本という国家存亡に危機感を抱き、政権を打倒し、新しい政治の中枢となり、新たな政府の仕組みを一から作っていったのだ。

国を作ったのは、若い力。反論する理由の中には「平均寿命が短かったから」という意見もある。しかし、それにしたって、若すぎやしないだろうか?20〜30台の男達が、電車も車のない、まして飛行機もない時代に、日本を奔走し、国を作っていったという事実は…。

もちろん、年寄りや、年配の存在は、表立ってはいないが、確かにあったそうだ。よくよく、先輩達の意見は取り入れていたらしい。そもそも、彼らの「国学」には、儒教精神は強く、年配の人の話はよくよく聞くのだ。

偉いのは、その年寄りだちだと、まず思う。江戸時代などは、ある年齢になると「隠居」をするのだ。第一線は若い者に任せて、自分は暖かく見守る。この「見守り力」、現代に不足しているものではないだろうか?

人は失敗するし、若いってことは先走ったり、時に暴走もしかねない。それを見守り、信じて、任せる。この精神が、これからの時代は必須だと思う。これは、子育てと同じかもしれない。子供を信じて、子供のやり方に任せるのだ。親は、見守るのだ。

若い首相。フィンランドの重鎮達が、見守り、影で支えていければいいなと思います。そしてこの国も、もっと若い力が中枢に入り、知恵を持った賢人たちは、見守って欲しい。

そして、オレももう41才。明治維新の志士たちと比べると、もはや年配…(笑)。といっても、まだまだゴリゴリやることたぁやるが、若い人の行動や、年齢が上でも、これからなにか行動を起こそうとしている人のことを、見守り、応援したいと思うのである。

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