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【作字挑戦記】自分の好みが分かってきたぞ!(21〜25作目)

作字の方向性も見えてきたし、字形をアレンジするのも少しずつ慣れてきたので、ここいらで言葉の縛りを無くすことにした。

なので今回のヘッダーからはマガジンタイトルの『創作日誌』ではない。とはいえ毎回言葉を考えるのも大変なので、自分が好きな作品から抜き出すことにした。

「逃げちゃダメだ」

アニメ『エヴァンゲリオン』(碇シンジ)

正直エヴァは『有名だから履修しておこう』という気持ちが強くて、内容自体は難しくて理解できた気がしないのだが、このシーンの追い詰められてる感は確かに印象に残った。

ということで、『創作日誌』の作字シリーズは今回が最後だ。この21〜25作目は自分の好みを探るのがメインになっている。




21作目『ゲームタイトル画面風ロゴ』

パ◯クマン的な ガブッ

テーマ:絵と文字を一体感を持って組み合わせる。という目標で制作。不思議生命体が可愛くかけたのでかなりお気に入り。

途中まではもう少しサイバーっぽく、黒ではなくネイビーくらいの色に合わせていた。
しかし途中で某ゲームみたいだと思ってからはそれにしか見えなくなったので、サイバーとかSFではなくゲーム風に進路変更。

初期案
最後まで迷っていた色違い

ゲーム画面ぽさの演出としてノイズを被せて少し画面が暗くなったので、パキッとビビッドな色合いに変更した。
最終的には締まりが出て良い感じになったんじゃないかと思う。


良かった所:
🙆‍♀
完成度を上げるために色合いや加工を最後まで試行錯誤した。
🙆文字の立体感とイラスト(キャラクター)をうまく組み合わせることがてきた。
反省点:
🙅
今見ると字間のばらつきが気になる。SOUが下より明らかに間延びしている。
🙅‍♀逃げてるのと食べようとしてる奴で目線が違うからか少し『逃げてる感』が伝わりづらい。同じ横からみた角度で統一した方が良さそう。
次作の予定:
イラストと組み合わせる方向でもっかいつくってみる!


22作目『空想妄想ハッピー深夜』

深夜は創作が捗る

テーマ:夜に黙々と創作するのが楽しい!捗る!を分かりやすく表現したかった。

真ん中のイラストの人物が考えている感じにしたくて、漫画のもこもこな吹き出しイメージで作字した。今気づいたが『黙々』『もくもく』で何かちょっと掛かってる。照れる。
色合いは夢(頭)の中っぽく、主線をビビッドめな青にして非現実感も出してみた。

良かった所:
🙆‍♀
等身の高いイラストとの組み合わせが初挑戦だったが、文字を邪魔しすぎないデフォルメ具合にできたと思う。
🙆‍♂色合いが寒色系の割に、ピンクが入ることで前向きな印象にできた気がする。
反省点:
🙅‍♂
読む視線の流れは左から右なのに、『創作』『日誌』の単語単位では右から左になってしまった。読みづらいので絵を反転してでも修正するべきだった。
🙅‍♀絵とイラストの大きさが同じか絵が大きい?くらいなので文字に目がいかない。どちらがメインかはっきりさせる。
次作の予定:
イラストと組み合わせつつ、あくまで文字がメイン!を意識する。


23作目『脳内創作会議』

喧々囂々

テーマ:手描きで整ってない字形で創造性を、印象的な赤でうるさいくらいの活気を表現。
あまりやりたい作字の方向が見えず四苦八苦した。どこにイラストを絡めるか最後まで思いつかず、やむをえず背景に設置。

絵との組み合わせの模索

文字のデフォルメに悩んでいて、以前買った大原大次郎さんの作品集を見ながらアナログで書き殴っていた。まずはもっと基本的な書体(明朝体やゴシック体、毛筆体など)を描く練習からしたほうが良いのかな〜〜と思うけど、やっぱりそれは面白くないからやりたくないな…と思ってしまう。


良かった所:
🙆
色を大胆な赤一色に絞ったことで、それっぽい仕上がりにはなった気がする。
反省点:
🙅いっぱいある〜〜!
イラストと文字の組み合わせ方が雑。取ってつけた感がある。よくない!『とりあえず背景』はやめよう。
🙅‍♂字形をもう少し練っても良かった。端々で形のルールが統一されていない。
🙅‍♀本と棒人間と文字でパースが違う。『まあいっか』で流すんじゃないよ。もう少しこだわってくれ。

次作の予定:
背景にイラストを使わないで、文字と上手いこと組み合わせる!


24作目『アウトラインだけで見る』

絵を描く人お馴染みの青シャーとGペン

テーマ:ジェスドロとクロッキーの記事だったため、クロッキーぽさを意識した作字に。背景に絵を使うのは嫌だが、字形を変化させる方向でも思いつかなかった。しかしシンボルっぽく横に添えるだけなのもイヤだった。

悩んだ末に中途半端な絡ませ方になったことを反省している。

良かった所:
🙆‍♀
13作目の反省を活かし、ちゃんと下書き線を残すことに意味を持たせられた。
🙆Gペンが上手く描けた。嬉しい。
反省点:
🙅‍♂
『本来なら穴が空いている箇所を通して線を引いている』という表現が分かり辛い。今言語化してもなぜそんな表現にしたのか理解できない。描いてないものは伝わらない。これは今回大きな学び。

次作の予定:
文字自体、字形に必ず絵を絡ませる。意図はわかり易く明確に!



25作目『頭真っ白宇宙』

頭の中の宇宙をさまよう

テーマ:放心状態を表現しつつ、その中を漂う宇宙飛行士がコミカルな雰囲気を醸し出す。
この時漫画のデータが消えちまった!の回なのでまったく笑えないのだが、『頭の中真っ白』から連想した宇宙を漂う愉快なキャラがいると思うと慰められる………か?多分。

最近パッと作字が思いつかなかったので、下描きをアナログに戻した。

アナログで斜線の角度が揃わないマン
線画がかわいい

コロコロっとしたキャラクターを描くのは手軽に可愛いが手に入るので楽しい。


良かった所:
🙆
斜めの角度を揃えたり、図形ツールでキラキラの形をきれいに描いたり、細かい所に気を使えた。
🙆‍♀イラストと字形を絡ませる!を意識して粘った所。命綱に捕まるような表現にもなって上手いことできた気がする。
反省点:
🙅‍♀
キラキラ感を出すならもっと線に強弱、特に細い部分を作ったほうが良かったと思う。
次作の予定:
文字の一部分を絵にする、もしくは文字の一部と絵をつなげる、そこに意味をもたせる。

これが自分の好きな作字の形……かもしれない。



自分の好みがわかってきたぞ!

ということで、これ(記事タイトル)大事。めっちゃ大事。20作を越えてようやく好みが見えてきた、気がする。まだまだ作品としては詰めが甘い部分が目立つがおぼろげな方向性がわかったような。

とにかくちょっとしたイラストと組み合わせるのが楽しい。背景がイラストとか、ロゴマークのように文字の横に配置するというよりは文字にそのままくっついてる感じ。上手くいくとテンション上がる。スーパー可愛い。かわいい!


ちょっとこの方向性で進んでみたいな、という光明が見えてきた。またひとつ縛りを解禁して、これからも色々試してみたい!




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