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五島珊瑚の魅力

先日五島を自転車で福江港から富江港まで。
一人でゆずの夏色を歌いながら、
耳をすませばを思い出しながら、
誰も後ろにいないんだけど、
しずく〜なんて叫びながら、
この長い長い下り坂を〜って
その前に長い長い上り坂登ってるんだけどって愚痴をこぼしながら
自転車を走らせる事1時間。
たどり着いた富江港。

五島珊瑚資料館

内部は写真厳禁なので撮れませんでしたが、
五島彫りの細密さ、加工工程、どんな珊瑚が高級なのかなど、実際に見てみないとわからないものが沢山。
珊瑚を捨てるところがなく、粉末にして、砂絵アートにも使用。


珊瑚は明治19年に見つかってから、
一攫千金を求めて、
一度の漁に出て運がよかったら、一生暮らしていけるだけの珊瑚が取れる。
一時期は数百隻の船と漁師2000人以上いたらしい。
ただ、当時台風等で、かなりの事故や1000人以上の死者で出ていたので、
漫画で言うとワンピースの世界。
海賊王におれはなる!!って一つの漁港に集まったらやばい。
珊瑚が無くなることは見えてたので、加工業が盛んになって、技術が発展していったのだそう。

残っている珊瑚加工業者も数人。
珊瑚だけじゃなく、どこの材料をみても、
新しい技術や材料の開発や発展で失うっていくのかなと考えてしまいます。

そんなことを思いながら富江に移住した方が営む「さんごさん」でコーヒーを飲みながら一服。


地元の人より地域の事を勉強してます。ブランディング力ですね。


畳の縁には五島特産の椿に、
床やキッチンには珊瑚を散りばめて磨きあげてます。
昔からこういう珊瑚の使い方をしていたそう、、、
石川県の輪島では鮑の殻を床や道路に散りばめたりしたの見た。
自然のものや、地域のものを足元を見て確認できる視点もいいですね。

珊瑚は芝山細工にも、長崎鼈甲にも、むかしはいろんな工芸品の中に組み込まれた一つ。

富江まで足を運んだかいがありました。

帰りがチャリで登り下りの1時間。
漫画の弱虫ペダルを愛読してるので、小野田坂道くんばりに歌いながらペダリングしました。

材料を調べるのは好きだからいいのだけれど、作る側は全く進まず。

アイディアしか思い浮かばない。

ぼちぼち頑張ります。








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