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Vol.23【やっぱりやらかしたの巻】スペイン巡礼おばさん奮闘記


香港からフランスシャルルドゴール空港に無事に着いたと思ったら、大事態です。

08/06/2023〜09/06/2023

ロシア、ウクライナを避けて香港から飛行機は中国大陸、黒海、などを抜けてフランスに飛んでいます。時差が5時間あるので、実質乗っている時間は13時間にもなります。深夜の時間帯に夕食がサーブされて、ワイン🍷も注文してしまいました。
こちらは夜が明けての朝食になります。黄色い丸いのは卵の蒸したもののようです。ソーセージとポテトがメインディッシュで、それに丸パンとフルーツ、ヨーグルトにコーヒーです。熱々と冷え冷えだったのでとても美味しくいただけました。深夜にお腹いっぱい食べて朝は入らないかもと思っていましたが、きちんと消化して食べられるものですね。
フランスのシャルルドゴール空港での乗り換えだったので甘くみていましたが・・・、空港がとても広くて。第1ターミナルに到着して格安航空会社のeasy  jetは、第3ターミナルだとばかり思って空港間を繋ぐ電車で第3ターミナルに行ったのですが、それらしき航空会社名が見当たりません。背の高い黒人の列車の職員が数名いたので聞いてみました。スマホで検索してくれて、第2Bターミナルだと教えてもらったのでまた電車に乗って向かいます。
良かった。ビアリッツ行きのEJU4501便があったと一安心。荷物のサイズが大きすぎて有料になってしまいましたが、それはそれで覚悟していました。€48払って、その場でボーディングパスも貰って(パスの裏に荷物のtag貼付)。まだ時間があったので、持って来た€を使おう(こまめよう)とカフェオレとパイを注文。€200札で払おうとすると、お釣りが無いのでカードで、と言われる。
これが預けた荷物の引換券です。昔のようにしっかり両方のタグを見比べて間違えがないか航空スタッフに見せる手間は無くなり、各自で確認でいいようです。でもこの控えは、もしも荷物が出て来なかった時の証拠となるので、自分の荷物を確認するまで捨てないように!
香港からの長旅でお隣になったオージー(オーストラリア人)のSusanとHelen。メルボルンでお隣同士の彼女達は、よく連れ立って旅を楽しむそうです。今回はフランス、スペインの海沿いを7週間かけてまわるそうです。ブロークンの私の英語も一生懸命聞いてくれて、とっても優しい。

1日目の移動中に起こった失敗

日本出国時 パスポートを忘れそうになる en福岡


キャセイパシフィック航空のカウンターで預け入れ荷物の手続き時、パスポートを職員のお姉さんに渡していたのを忘れてその場を立ち去りそうになる。お姉さんに呼び止められて一安心。

航空保安検査時 再びパスポートを忘れそうになる en香港

機内持ち込み手荷物や上着、スマホなどをカゴに入れパスポートと航空券を持ってX線検査を受けようとすると、パスポートも荷物のカゴに入れるように指示される。身体一つでゲートを潜るも、何故かアラーム音が!脇に呼ばれて女性の検査員に機械で全身くまなくチェックされて無事に解放される。荷物をピックアップしてさあ空港内を歩き出そうとしていたら、またしても男性職員に呼び止められる。カゴの中にパスポートが残っていたと😅

これは認知症の始まりか?パスポートなんて命の次に大切な物を2度も忘れそうになるなんて・・・
「2度ある事は3度ある」の諺のように3度目があってはいけないと気を引き締める。

裏にバゲージクレームタグを貼ったボーディングパスを紛失する 
en CDG(シャルルドゴール空港)


なんとか一回乗り継ぎ、香港ーCDG13時間に及ぶ飛行機の旅を終え、CDGービアリッツの easy jet のチケットも引き換えられました。最後の1時間半程の飛行機旅を残すだけです。航空保安検査を終えて免税店で少し買い物をして€200札をこまめようとハンドクリームとミントガムを手に会計のレジに並んだところで、ボーディングパスが無いことに気づく。バックの中、上着のポケット、そこら辺を探すがないではないですか。
「保安検査のカゴの中に入れた!」と気がついて慌てて先ほどの検査場を目指す。通過した5番レーンは今、何故か動いていない。近くにいた男性職員に事情を話す(翻訳アプリで)が、わからないという。向こうに居る電話している男性に聞いてみろと言うので、駆けていってまたもやアプリの画面とブロークンイングリッシュや身振り手振りでボーディングパスを紛失した事を告げる。

そこでは結局出て来なくって、でも、「飛行機の搭乗レーンに行って事情を話せ」と言われたので、うろ覚えの搭乗口に向かいました。黒人の職員にまたもや必死の思いで事情を説明してようやく再発行してもらえ、ビアリッツ行きの飛行機に搭乗できました。預けた荷物の引き換え証の代わりにボーディングパスの裏にナンバーなどを記入してもらって胸を撫で下ろしました。

飛行機の座席で『地球の歩き方』から切り取って薄い冊子にしておいた「旅の準備と技術」のページを念入りに読み込む(今さらか!)
「航空チケットはeチケットになったので、紛失してもパスポートを提示すると再発行可能とのメリットがある」との記述を見つけて、あんなに焦って探し回らなくても良かったのか、と笑いが込み上げてきました。

再発行してもらったボーディングパスの裏に書いてもらった手書きのバゲージナンバー
やっとの思いで再発行してもらえたCDGービアリッツ行きのボーディングパスを持って
飛行機に搭乗しました。
空は真っ青で快晴です。気温は27℃。
機内はちょっと狭目。背が高く足の長いフランス人の男性達は文句も言わずに窮屈そうに座っています。
機内での飲食サービスは有料だったので何も飲まずにビアリッツに到着。空港でだったら€200札が使えるかと思ったら「大きすぎてダメ」だとの事。小銭が無いので飲み物も買えず、バスにも乗れないので強い日差しに躊躇していましたが、意を決して約40分の道のりを歩き出しました。途中、郵便局(?)風の大きな建物があったので、ここなら両替してもらえるかと立ち寄りましたが、やはりダメだとの事。
本格カミーノ前にプチカミーノになりました。
途中見かけたお花は、日本と同じ紫陽花など。
南国風のこのお花はなんでしょう?
ビアリッツのSNCFの駅に辿り着いてちょっとホッとしました。が、喉はカラカラ。ここの駅ではまだ大きなお札は使えず、カード払いでチケットを購入。次の大きな駅バイヨンヌまで一駅移動してバイヨンヌのキオスクでやっと€200札が使えました。購入したお水の美味しかったこと😆
駅前には何故か箱に入った果物が無造作に置かれていました。美味しそう。
出発時刻まで1時間あったので、バイヨンヌの駅前の道を散策していたら理髪店の前にこんな写真が。今時流行りの男性の髪型でしょうか?
アートの街なのか、壁に大きく絵が描かれれいます。
お店の前で可愛らしくちょこんと座っているワンちゃんを撮らせていただきました。
トケイソウ?
鯨のアート?
空は青空ですが小雨がパラパラとしてきたので、バイヨンヌの駅で列車を待つことにしました。

おばさん珍道中記にふさわしい失敗の連続

スペイン巡礼なのでスペイン語を習得することばかりに気を取られていました。が、乗り継ぎの香港では中国語がわからず、フランスに着いたら「そうか、フランス国内はフランス語なんだ」と、当たり前の事に気付き、万国共通語である英語を疎かにしていて英単語も出て来ず、日本語で呟きまくりです。

今はルルドスのホテルに入ってようやくシャワーを浴びて、洗濯を終えました。夕食を食べに行く元気はなくベッドにバタンキューの状態です。
一眠りしてから明日の行動(観光)スケジュールを立てる予定です。

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