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「ジェンダー」の問題はみんなで対話することが大事

画像:『アントニーおばさんの宿屋』ルノワール

〜〜〜〜「1960年代以降のフェミニズム・アートと現在の課題」という勉強会を終えて〜〜〜〜

こんにちは!AYA(@muda_konpas)です。

6月25日(木)art geek lab(アトギ)で「1960年代以降のフェミニズム・アートと現在の課題」という勉強会をしました。

これは、フェミニズム・アートを説明する記事ではありません。勉強会を主催した私の感想&反省文です。個人的な記事であることを最初に言っときます。

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正直、勉強会の講師をやれるか不安だった。

私が「ジェンダー」「フェミニズム」「セクチュアリティ」という問題を知ったのは去年からだ。AMSEA(アムシー)というプログラムで学んだ。それまで、無縁な世界だったが、私も関わる深い問題だと知った。

AMSEAのご縁からEGSA JAPAN(イージーエスエー)という団体で手伝うことになった。おかげで、専門家とジェンダーなどを話す機会が増えた。多くの言葉を知った。


でも…話の全てをついていけない時があって、しばらくモヤモヤしていました。

そんな時、アトギの運営メンバーであるまゆさんが「ジェンダー」「セクチュアリティ」を熱心に調べていることを知った。自分の頭を整理するためにも「一緒に話したいなぁ」と思い、グループのトークルームで「ZOOMで話さないか?」と投稿してみた。

そしたら、アトギメンバーがまゆさんと私の話を聞きたい人が大勢いた。どうせやるなら、みんなの意見も聞きたいから「ジェンダー」の勉強会をやることにした。

ちゃんと話せるだろうか……という不安はあった。

苦しんでいる人、嫌だった人の話をたくさん聞いてきた。

でも…当事者でもない私が「ジェンダー」「フェミニズム」などを知らない人に伝えられるのか・・・

でも…身近に知りたがってくれる人がいる!!しかも!みんなが知りたがっていた分野は、私の専門である現代美術!!!


だったら勉強する分野は「フェミニズム・アート」しかいない!!

「やるしかない」という熱が入った。


今まで聞いてきたことを調べ直した。そしたら、50枚も及ぶスライドが出来上がった。



たくさんの練習をして、勉強会の当日を迎えた。

相変わらず、勉強会中に「あの」「なんか」などを連呼しがち。
人の質問から答えになっていない返答を多くした。勉強不足な点も度々あった。この点は私の準備&経験不足だ。

でも、アトギメンバーの方々は、私が説明できなかったことを補足してくれたり、メンバーの方々にたくさんフォローしてくれた。もう感謝しかない。
幸い「ジェンダー」「フェミニズム」の考えに共感してくれる人がたくさいて、議論が弾んだ。

正直…勉強会中は伝えることに必死であまりよく覚えてない。でも…勉強会の最後に…

「この機会を作ってくれて本当にありがとう」
「男や女は幻想だったといことを知った」
「すごく面白かった」

私は議論できる場を作ることが大事なんだなと知った。そして、勉強会は有意義な時間を作れたこと。


もっと、アトギには自分と向き合う議論をたくさん作ろうと強く思った。

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最後にまとめとして、勉強会で言い忘れた言葉をNoteの締めにします。

「ジェンダー」「セクチュアリティ」「フェミニズム」は、一人ではどうにもならない問題です。「個人的なことは政治的なこと」の言う通り。

個人的なことは政治的なこと・・・アメリカで起こった第2波フェミニズム運動のスローガン。個人的な経験とそれより大きな社会および政治構造との関係を明らかにしようとする言葉である。


でも、一人一人が変わることは簡単にできません。すごく体力が入ります。私も「日本人はー」「男はー」とよく言っているそうです。無意識的に言ってしまうことを変えることは難しいです。本当に大変…


でも、間違えていることを優しく指摘してくれる人がそばいるだけで、変わりやすくなります。

一人では変われません。

「ジェンダー」は、何千年という…当たり前にしてきた「男」「女」という認識をみんなで指摘し合い続けるしかないです。近道なんてありません。間違ってもいい…変わらなくてもいい…ただ、問題に向き合うために議論すること。

それが、みんなが生きやすい世の中になると私は信じて…



もし「1960年代以降のフェミニズム・アートと現在の課題」を知りたい方は、アトギの会員になると、動画で一部始終が見えますので、どうぞご登録してください(笑)