マーガレットの花刺繍キットの制作解説
0.)はじめに
こちらの記事は京都西陣の手芸店【Art Fiber Endo】が染色した【モール糸】と【シルクリボン】そして【シルクぼかし刺繍糸】3種類の糸を組み合わせて作る【マーガレットの花のフリー刺繍制作キット】の解説記事です。
こちらのキットはキャンバスの生地を【白】と【色付き】2種の中からお選び頂けます。
▼【白】
▼【色付き】
お買い求めの際に、お選びください。では製作の解説を始めます
1.刺繍額をつくりましょう
まずは麻生地のキャンバスを張るところから始めたいと思います。キットの中には、刺繍枠(完成後に作品を飾るための枠)が入っています。枠の内側には下枠となる部分が挟んであります。
▼まず、この刺繍枠を外します。枠の内側をもって引っ張ってください。すこし堅いですが、綺麗に外れます。
吊り下げ用のフックがついているのが、装飾枠です。きつね色の枠が下枠。
▼まず下枠をテープルに置き、キャンバスとなる麻布を被せます。下枠が麻布の中心にくるようにしてください。
麻布を被せたあと、上から装飾枠を置き、布を上下の枠で挟み込みます。面にしわが寄らないようにピーンと張ってください。
2.マーガレットの花びらを刺しましょう
では実際に刺していきましょう。キットに同封されている図案を枠に重ねて、花の場所を把握して刺してください。もちろん、刺したい場所に自由に刺してもOK。
シガーレット巻の白いリボンをほどき、針にリボンを通し以下の順で刺してください。端の止めは丸結びで充分です。
▼下から針を入れ始めて
▼花びらは外側に向けて刺していきます。円弧を描くように、一枚一枚刺していきます
▼1枚目を刺し替えします。リボンの真ん中に針を入れてください
▼生地の上にある花びらとなるリボンがねじれないようにお願いします
▼
▼1枚目が出来ました
▼次は2枚目です。花の中央となる起点に戻り差し始めます。
▼同じ手順で、1枚目の横に2枚目を刺していきます
▼同じ作業の繰り返しです
▼2枚目が出来ました。これを続けます。
円弧を描くように、順に花びらを刺していきます。花の中央、花芯の部分にはスペースを残してください。
▼やはり、リボン中央で刺し返します
▼3枚目の完成です。
▼円弧を描くように花ビラを刺していきます。ただし、中央は空けておいてください。後に黄色のモール糸で花の中心を表現します
▼もうすこしで完成です
▼マーガレットの花びらが出来ました。
3.黄色のモール刺繍糸で花の中央、花芯を刺します
次は黄色のモール糸でマーガレットの花の中央、花芯をフレンチノット一回巻で刺します。モール糸はとてもふっくら、フレンチノット一回巻きだけでマーガレットの花芯の立体感を表現できます
【フレンチノットの刺し方】はこちら、全国で広くハンドメイド講座を開催されているヴォーグ学園さんの動画が分かりやすい!
では、マーガレットの花も刺していきましょう
使う糸はA.F.Eモール刺繍糸520番です。ミモザの花刺繍キットでも用いている糸です。【ミモザの花刺繍制作キット】
▼余白を設けた花の中央からモール糸を刺していきます
▼針にモール刺繍糸を巻き付けます
▼糸を絡ませた状態で刺し入れます
▼花の中央にフレンチノット一回巻で刺しいれてください
▼一つ花が出来ました。
以上、続けてお好みの花の数だけ刺してください。
4.マーガレットの茎をさしましょう
茎の刺し方 ~アウトラインステッチで刺しましょう~
▼アウトラインステッチはこちら
刺しやすいように予め、お好きな花の葉茎のラインを引いてください。このラインに沿って糸を刺していきます。まず最初は茎の部分を刺繍していきます。
では刺していきましょう。
▼手順のイメージとしては以下のような感じです
▼このようにアウトラインステッチを繰り返しライン、茎を刺していきます
5.マーガレットの葉を刺しましょう
▼次はフライステッチでマーガレットの葉を刺していきます。フライステッチの刺し方もヴォーグ学園さんが分かりやすく動画解説されています
▼アウトラインステッチで刺した茎の両側にフライステッチで葉を刺していきます。下の写真右側がフライステッチで刺したマーガレットの葉です。以下左側もさしていきましょう。ここでは、フライステッチの前に、一刺し入れてあります。
▼以上、各花毎に葉茎を刺してください
以上、マーガレットの花刺繍制作キットの解説でした。こちらをご参考に皆様思い思いのマーガレットの花刺繍をお作り頂ければ幸いです。
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