💛ミモザの花刺繍の作り方(最新版2021.10)
💛1.【はじめに】
皆さん、こんにちは!【Art Fiber Endo】の花刺繍キットを用いた【💛ミモザの花刺繍】の作り方をご紹介させて頂きます。製作はとても簡単です。まずはこちらの動画をご覧頂ければ幸いです。数分の短い動画です。
制作手順は
1.【花の図案を写します】
2.【刺繍枠を作ります】
3.【葉茎を刺繍します】
4.【ミモザの花を茎の両側に刺繍します】
これでだけ完成です。とても簡単です!
以下、工程を順に解説して行きます。
💛2.【キットに入っているものを確認】
以下の素材がキットに同封されています。
💛1.各種刺繍糸 左下のカードに巻いてある糸です。
黄色3色_ミモザの花の為の糸(フレンチノット用)
A.F.Eモール刺繍糸501番(カード巻きにて1.2m)
A.F.Eモール刺繍糸502番(カード巻きにて1.2m)
A.F.Eモール刺繍糸520番(カード巻きにて1.2m)
・ぼかし色の緑の糸_ミモザの葉の為の糸
(アウトラインステッチとストレートステッチ用)
・白い糸_額縁をとじる糸
💛2. 刺繍用の額 1個 画面中央の円形の額です。
💛3. 麻生地 1枚 左上の生地です
💛4.図案 2種類のミモザの花の図案をご用意
💛5.チャコシート(写し紙)
6. 刺繍針(オプションとなっております)
💛3.【図案を写しましょう】
図案は2種類ご用意しております。お好きな図案をお選びください。
2種類の図案が紙に描かれています。選んだ図案を使いやすいように、ハサミでカットした後、テーブルに生地を広げて、チャコシート、図案を順に重ねましょう。生地の中央で重ねてください。
そして、図案のラインをボールペンで強くなぞります。
図案のラインが生地に写れば完了です。
写すラインは茎や葉のものだけでも構いません。図案の丸のラインはミモザの花のラインです。花は葉茎のラインを中心線として、左右にアドリブで刺繍しますので、花の丸いラインは特に写す必要はありません。お好みでよろしくお願いします。
また、図案によらず、茎葉を含めてご自身でデザインされた花を刺すこともお勧めします。皆様だけの様々なミモザの花、是非拝見したいです!
💛4.【刺繍枠をつくりましょう】
まず、麻生地のキャンバスを枠に張ります。キットの中には、刺繍枠(作品を飾るための額にもなります)が入っています。この枠の内側には下枠となるパーツを挟み合わせています。狐色の丸いパーツが下枠です。
まず、この下枠を外します。枠の内側を持ち、引っ張ってください。すこし堅いですが、綺麗に外れます。
吊り下げ用のフックがついているのが、装飾額です。きつね色の枠が下枠です。
下枠をテープルに置き、キャンバスとなる麻布を被せます。下枠が麻布の中心に来るように置いてください。
麻布を被せたあと、上から装飾額を置き、布を上下の枠で挟み込みます。枠内の面にしわが寄らないようにピーンと張ってください。
刺繍を刺す準備が出来ました。布に写るラインは、うっすらしたものです。刺繍する際のおよその目安になる程度で構いません。
💛5.【茎の刺し方 ~アウトラインステッチで刺しましょう~】
では刺していきましょう。まず糸を針穴に通します。
針はフランス刺繍針の3号・4号をお使いください。
お持ちでない方は手芸店にいかずとも、ダイソーなどの100円ショップでも買うことが出来ます。
Art Fiber Endoでも販売しております。
もし、糸通しが面倒であれば、簡単に糸を針に通すツールもあります。
お気軽にお問い合わせください。
糸通しと玉止めは以下の通りです。糸を針に通して、20−30cmぐらいでカットして玉止めすることをお薦めします。
糸通りが終われば、刺繍開始です。茎を【アウトラインステッチ】で刺して行きます。アウトラインステッチは基本的な刺繍の刺し方です。とても簡単なので是非、マスターしてください。刺繍する糸はキットに同封されているカード巻きの中の緑の糸です。
【アウトラインステッチ】
【1から針を出し、2へ針を入れます】
1と2の間、長さはお好みで、特に指定はありません。
緑の刺繍糸は
Art Fiber Endoのシルクぼかし刺繍糸_113番です。
この刺繍糸は単色ではなく、一定の間隔で緑の濃淡が現れる【ぼかし刺繍糸】となっています。普通に刺すだけで、自然な草木のラインを表現することが出来ます。
アウトラインステッチの手順に戻ります。最初のひと刺しである1,2間に針を戻します。そして、1,2間、針目中央から針を出して、4の位置へ刺し続けます。
刺しては戻す。この繰り返しです
ミモザの茎を刺し終えた後、茎から左右に広がる葉を刺して行きます。ミモザの花刺繍の主役は花です。キットに付属する図案の葉は慎ましく、茎の根本と葉先に少し広がる程度のものをご用意しております。【ストレートステッチ】でさっと刺していきましょう。
💛6.【葉の刺し方〜ストレートステッチ〜】
ストレートステッチはただ一刺しするだけのものです
茎元から、図案に沿って左右に広がるように刺してください。
刺繍糸の裏止めについて
刺し終えたら、キャンバスの裏の糸に2,3回絡めて固定します。
💛7.【ミモザの花の刺繍〜フレンチノット】
次はいよいよ、ミモザの花を刺繍していきます。
ふっくらと円形の集まりを持つミモザの花を一つずつ、フレンチノットで刺していきましょう。フレンチノットも刺繍の基本です。是非、マスターしましょう。
ミモザの花は3色の黄色のモール刺繍糸で刺繍します。これら3色分の糸をカード巻きでご用意しています。ミモザの花は1色ではなく、複数色を用いて刺すことをお薦めします。濃淡の違う黄色を用いることで、刺す花に立体感を表現でき、ほどよいアクセントが生まれます。
3色の使い分け方をご提案するために、作品サンプルをご紹介します。
こちらの作品は、中央に一番濃い色を配置し、一箇所に集めてアクセントとし、残り2色を満遍なく刺しました。無難な色配置と思います。もし色配置に不安ある場合には、こちらの作品をご参考にしてください。
一方、こちらの作品は、付属図案によるものでありませんが、一番濃い黄色を満遍なく散らしました。色の組み合わせはあなた次第、お好みで素敵な御作品を!
糸通しと玉止めは上記の動画の通りです。糸を針に通して、20−30cmぐらいでカットして玉止めすることをお薦めします。
では、一色ずつ、刺していきましょう。
花は茎を中心に、片側から順に、刺していくことをご提案します。
最初の一刺しは下から針を入れた後に、糸を出した根本に針を置き、針に糸を1,2回巻きつけます。
そして、巻き付けたまま、糸を出したすぐ傍に刺し入れます。
これで一つの花が刺せました。このように差し入れると針に絡めた糸が、生地の上で絡まり、膨らみを持ちます。この膨らみによってミモザのふわふわの花を表現します。この刺し方がフレンチノットです。こちらも刺繍の基本です。是非マスターしましょう。とても簡単です。
あとは、この作業の繰り返しです。花を後からいくつも追加出来ます。とりあえず、お好みの場所に刺し続けていきましょう。付属の図案も参考に、ゆっくり刺しましょう。
一色、刺し終えたら次の色を順々に刺していきましょう。繰り返せば、ミモザの花の完成です!!
💛8.【花刺繍の制作キットのラインナップ】
花刺繍の制作キットのシリーズはミモザの他、
💜ラベンダーの花
💗カリフォルニアローズの花
🤍スズランの花
❤️チューリップの花
💛マーガレットの花
❤️アカツメクサの花
等、多彩なキットをご用意しております。
また、マスクに花刺繍を施すキット、大きな刺繍額に花刺繍を刺すキット等もございます。
これらの制作手順はミモザの花刺繍と同じです。
皆様のお好みの花があれば幸いです。各キットは以下のサイトで販売しております
【Art Fiber Endoの販売サイト】
【大手ハンドメイド販売サイト、MINNE】
💛9.【制作後の花刺繍額の使い方について】
せっかく、皆様にお作り頂いた花刺繍です。御作品はお部屋を飾るインテリアとして、また鞄等に、バッグチャームとして、鞄の持ち手などに吊り下げて飾って頂ければ幸いです。刺繍額には吊り下げ用のフックが付いております。是非ご活用ください。
▲【ミモザの花刺繍_大枠をインテリアとして】
▲【ミモザ・ラベンダー・ローズをバッグチャームに】
皆様の御作品をより多くの方にご覧頂きたいです。
💛10.【手作りギフトとして〜大切な方へのプレゼントに如何でしょうか?】
ご制作された花刺繍を手作りギフトとして、ご家族やお友達、そして大切な方へのプレゼントしませんか?Art Fiber Endoは花刺繍の色彩に合わせたギフトラッピングサービスもご用意しております。円柱の可愛いケースに弊社の工房で染め上げたチュール布を敷き詰め、リボンでラッピングしたキットをお渡します。
ギフトラッピングを施したキットをそのまま、刺繍にご興味をお持ちの方にプレゼントしたり、ご自身で御作品をお作り頂いた後に、御作品をケースに詰めて、手作りギフトとして大切な方へお渡しするのは如何でしょうか?
Art Fiber Endoがお手伝いさせて頂きます。
💛11.【花刺繍の後処理について】
いくつか方法があります。まず、以下の動画をご覧頂ければ幸いです。
ぐし縫いで綴じていく方法です。
また他の方法として、花刺繍を刺し終えた後、余った生地は折りたたみ、綴じ糸で簡単に固定させる方法もあります。
刺繍枠を裏返して
余った生地を折り畳んでいきます
折り畳んだ後、キットに同封されているカード巻きの一番下に巻いてある白い綴じ糸で重ねた生地を順に刺して固定して行きます。
これで完成です。これで生地は固定されますが、もし裏面が気になる方は、マスキングテープを貼ることをお薦めしております。例えば、ミモザの黄色に映える花柄のマスキングテープなどは如何でしょうか?御作品をプレゼントされる場合には、裏面も拘るのも良いかも知れません。
💛12.【最後にArt Fiber Endoのご紹介】
以上がミモザの花刺繍の制作解説でした。京都、西陣の手芸店Art Fiber Endoは花刺繍キットに加えて、手芸作家の皆様に向けても、様々な手芸素材をご用意しております。刺繍やタッセル、キルトやカルトナージュ、そしてアクセサリー作り等、皆様の素敵な御作品づくりのお手伝いが出来れば幸いです。
京都の店内には、千を超えるオリジナルカラーの手芸素材が所狭しと並び、販売しております。
花刺繍キットに用いた素材はArt Fiber Endoのモール刺繍糸全107色の中から厳選したものです。皆様の御作品づくりに是非お使いください
【手芸素材専門店 Art Fiber Endo】
〒602-8125 京都市上京区大宮通椹木町上る菱屋町820
インスタグラム:artfiberendoky
Facebook: artfiberendo
素材販売サイト:http://www.artfiberendo.co.jp
花刺繍キット販売サイト:https://artfiberendo.com
YouTube :https://www.youtube.com/channel/UCyMf-TN0hpkov88XQkTUhvQ/featured
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