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A.F.Eの紫陽花の刺繍制作キットの解説サイト

1.はじめに(制作解説は3からです)

皆様、この度はArt Fiber Endoの花刺繍キット、紫陽花の制作解説ページをご覧頂きありがとうございます。皆様の素敵な紫陽花の刺繍制作のお手伝いが出来れば幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
今年2021年の紫陽花の色づき具合は平年に比べて早いようです。京都市内のアジサイの名所、 善峯寺でも、6月初旬にもかかわらず、色づき始めた淡い青アジサイが咲いておりました。 色づき鮮やかな紫陽花の見頃もすぐそこです。素敵な御作品づくりをお楽しみください。 

2.紫陽花キットの素材について

アジサイキットNo2

ミモザ・ラベンダー・チューリップと様々な刺繍制作キットを販売するArt Fiber Endoですが、新たに組みあげた紫陽花のキットには6種類のA.F.E.オリジナル手芸素材が入っております。これらの素材のすべてはA.F.Eの定番商品です。

【キットに入っているもの】

・各種刺繍糸

 モール糸 No.305 611(必要量をカード巻きで)
  → 青及び紫の刺繍糸で紫陽花の花を刺繍します。

 絹紡・シルクぼかし刺繍糸 No.113 27
 (必要量をカード巻きにて)
  → No.113の刺繍糸で紫陽花の茎を刺します。
  → No.27のピンクの糸で花の花芯を刺します。

 麻刺繍糸 N0.3001 (必要量をカード巻きにて)
   → こちらも紫陽花の花芯を刺繍します

 シルクリボン No.109 シガレット巻き 1本
   → 紫陽花の葉を刺繍するために用います。

以上、6色の手芸素材を用いて刺繍します。

キットには、上記の各種刺繍糸の他、図案と刺繍額、生地、チャコシートと裏止め用のシール、オプションで刺繍針が同梱されています。
では制作を始めましょう。素敵な御作品づくりを!

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3.紫陽花の花刺繍の制作を始めます


(1.)【紫陽花のキット制作_図案引き】
まず、麻生地を広げて、図案を写しましょう。
ご自身で紫陽花の花をデザインされる場合には不要ですが、刺繍制作が初めての方は同梱の図案を用いて写してください。

生地を広げて、中央にチョコシートを置き、その上に図案を重ねます。
チャコシートは青い面を下に置いてください。青面が生地に写りますので。
重ねた後、紫陽花の図案の輪郭をペンで重ね描きください。かなり強くなぞって頂きたいです。ペンを強く押しつけないとなかなか生地に映りません。

写した図案のラインは刺繍する際に目安に過ぎません。くっきり写す必要はありませんが、気になる方は、チャコシートで写したラインをペンで重ね描きをすることもお薦めします。チョコペンはお持ちでしょうか?以下のようにラインを引くことも出来ます。

クローバさんのチャコペンもお薦めです。消しペンも付いています。もし宜しければご検討ください。


(2.)【刺繍額の組み立て】

図案を写し終えたら、次は額に生地を張りましょう。

紫陽花のキットには、以下の刺繍額が同梱されています。

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こちらの額は内枠の枠を外すことが出来ます。すこし堅いですが、内枠を外してください。外額は柔らかい素材なので、折れることはありません。安心して剥がしてください。ちょっと力要りますので。

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次は、この刺繍額に生地を挟み固定します。以下の動画をご覧下さい。
写した図案が刺繍額の中央に来るように配置して頂きたいです。


(3.)【紫陽花の花芯を刺しましょう】

では、刺繍を始めましょう。始めは紫陽花の花の中心、【花芯】をA.F.Eの絹紡ぼかし刺繍糸で刺繍します。カード巻きの3段目のピンクの糸です。

針を通し、玉止めもお願いします。

まず、刺す場所ですが、アジサイの花の中央の花芯を刺します。

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まずは、こちらの動画をご覧下さい。

花の芯をフレンチで刺し重ねています。フレンチノットは刺繍技法の基本です。とても簡単です。マスター出来れば、様々な作品制作に用いることが出来ます。針に糸を絡ませて刺すだけのものです。以下でアップの動画を掲載します。

(4.)紫陽花の花を刺しましょう

次は、ピンクの花芯の周りの紫陽花の花を刺していきましょう。
用いる糸はArt Fiber Endoのモール刺繍糸です。ふっくらモコモコの糸は、フレンチ、1刺しで紫陽花の花を表現出来ます。紫陽花の名称の由来はいくつも説がありますが、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」であったり、「厚咲き」が転じたものであったりするらしいです。紫陽花の特徴的な花ビラの色重ねをArt Fiber Endoのモール刺繍糸で表現頂ければ幸いです。

(5.)紫陽花の茎を刺しましょう

紫陽花の茎は、Art Fiber Endoのシルクぼかし刺繍糸No.113番の緑の糸で刺繍します。カード巻きの5番目の糸です。刺し方は簡単です。こちらの刺し方も刺繍の基本、アウトラインステッチで刺していきます。以下の動画をご覧下さい。

【アウトラインステッチによる茎の制作】

先程刺した紫の紫陽花のステッチの下(場所1.)から、

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図案で描いた茎のラインに沿って真っ直ぐに刺繍していきます。裏から糸を通して、上の動画ように、少し下に刺し入れます(場所2)

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刺し入れる際には、親指で糸を押さえて、キャンバス上にすこし糸が残るようにしてください。親指で糸を添えつつ、刺す位置をすこし戻し、(場所1)と(場所2)の中間の位置に刺し入れてください

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あとはラインの沿ってアウトラインステッチで茎を刺し続けてください。
紫の紫陽花だけではなく、青のモール刺繍糸を用いた青色の紫陽花も刺してください、

(6.)レイジーデイジーステッチにて【紫陽花の葉を刺します】

紫陽花の葉はArt Fiber EndoのシルクリボンNo.109で刺繍します。
適当な長さにリボンをカットして、一葉ずつ刺していきましょう。

レイジーデイジーステッチで刺繍する葉はこちらの楕円の形の葉です。

DSCF7494-1のコピー

▲丸枠の中の楕円の葉を刺したいならばレイジーデイジーステッチにて刺繍します。

レイジーデイジーステッチはリボンで輪をつくり、その輪の中にリボンを刺し入れ、形を整えつつ、葉を制作する技法です。

紫陽花の葉の刺し方にはもう一つあります。フレンチで小さく重なった葉を刺す方法です。この表現はフライステッチで行います。お好きな刺し方をお選びください。こちらの解説では、両方の方法で葉を制作しております。

(7.)フライステッチにて【紫陽花の葉を刺します】

上の動画は紫陽花の葉を一刺しフライステッチで刺繍したものです。下から上へ針を入れて中央の葉を刺した後に、左右の葉先をすこしずらして刺していきます。最後は根本に針を入れて終わりです。このフライステッチを繰り替えて、葉の図案の中に数回のフライステッチで埋めてください。以下の動画のように刺してください。


紫陽花の葉につきましてはお好みの刺し方でお願いします。動画の作品は額内上の葉をレイジーデイジーステッチで、下の方の葉をフライステッチで刺繍しています。

【作品例1_フライステッチのみで葉を刺した紫陽花】

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【作品例2_デイジーステッチのみで葉を刺した紫陽花】

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(8.)刺繍する順番について

9cmの刺繍のキャンバスには5から6本の紫陽花を刺して頂くことと思います。
制作する際には、紫陽花の花芯、花、茎、葉の各パートを続けて刺繍するのではなく、お手間ですが、一花ずつ刺し上げることをお薦めします。まとまりをもった作品を作ることが出来ますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(9.)後処理について

すべてを刺し終えたら額の裏処理を行います。カード巻きの最後の白い綴じ糸でぐし縫いして止めて行きます。最後にシールなどを貼って固定して完成です。


(10.)最後に

如何でしょうか?素敵な御作品をお作り頂けたでしょうか?
出来上がったが御作品はご自宅の壁やインテリアなどを吊り下げて飾ることをお薦めします。是非、皆様の御作品を拝見したいです。SNSのアカウントをお持ちの方はご紹介頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。





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