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6月4日(土)関西サッカーリーグ 第5節 VS レイジェンド滋賀

2021 Match Report #7
大  会:関西サッカーリーグ第5週 vs レイジェンド滋賀
試合結果:1-0

《前半》レイジェンドの堅い守備にゴールを奪えない
レイジェンドのフォーメーションは4-4-2。攻撃はロングボール主体。守備は積極的にプレスをかけ、高い位置でボールを奪い、ショートカウンターを仕掛けるのが狙いのチーム。
まず相手の良さであるプレッシングをロングボールやビルドアップでかいくぐり、序盤から優位に試合を進めます。いつも通りサイドから攻撃を仕掛け、ゴールに迫りますが、レイジェンド選手達の戻りが早く、なかなか良い状態でシュートが打てません。
試合が落ち着いてきた頃に、自陣でのパスミスやカウンターから相手にチャンスを与えてしまいますが、桑水流が落ち着いて対応。相手のミスに助けられた場面があり、試合を優位に進めながらも緊張感のある状況が続きます。
サイド攻撃からCKを多く得ますが、どれも決めることはできず。無得点で前半を終えます。

前半はこちらが優位に進められていたとはいえ、圧倒的なものではありませんでした。むしろ自分たちのミスから相手にチャンスを与えてしまい、前半は相手の望んでいる状況で終わってしまったような印象が私にはありました。
なかなか思うように前線でボールが収まらないこと等、選手にもフラストレーションが漂っているようにも感じました。
もう少し前線でボールをキープしたい。そう考え、ハーフタイムでは、前線でボールを収めるために、ビルドアップ時のFWのポジションを修正。前半はボールに寄ろうとしすぎてFWが下がりすぎ、自分たちのプレーするスペースを小さくしてしまっていたことが、ボールを失う要因のひとつでした。そこでFWは高い位置を常にキープし、2列目の選手達にスペースを与えるように指示。
そして、堀野・髙橋(俊)両WGを左右入れ替えます。堀野は左利きで髙橋(俊)は右利き。ペナルティエリア付近まで進むことが増えると考えていたので、彼らが利き足でゴールに向かえるようにするのが狙いでした。

《後半》WGの配置転換が功を奏し、宇都木の左足がゴールネットを揺らす
後半は少し相手の運動量も落ちたこともあり、前半よりも少し落ち着いてボールを動かせるようになります。FW門司が高いポジションをキープし、WGの高橋や堀野にスペースを与え、彼らが前を向いてプレーする機会が増えます。そこから、加藤・宇都木・高瀬のトライアングルを中心に、高い位置でボールを保持することに成功。狙い通り、レイジェンドを完全に相手陣内に押し込みます。
途中、相手のポスト直撃のシュートも受けますが、それに動揺することなく、選手達は冷静さを保ち続けます。
後半24分、ようやく先制ゴールが生まれます。左サイドから中央の加藤を経由し、右SBの松尾へサイドを変えます。すると、ボールを受けた松尾がもう一度左サイドの深い位置へロングボール。相手は二度のサイドチェンジに大きく揺さぶられ、ペナルティエリア付近に走り込んだ髙橋(俊)がボールをキープした時には陣形が少し崩れていました。右足でボールを持ち、シュートも打てる体制の髙橋(俊)に、相手DFは集中。相手を引きつけて開いたスペースに宇都木が侵入し、髙橋(俊)からのパスをワンタッチでゴール左隅に突き刺します。
ようやく均衡が破れましたが、これで試合は終わってくれません。まだ1点差というのは怖い点差。さらに相手にダメージを与えるため、追加点を奪いに行きます。
以降もチャンスを得ますが、相手の体を張った守備にゴールを奪えず、試合は終盤に。相手にセットプレーのチャンスを与えてしまいますが、交替でピッチに入った大北がボールを外に弾きだし、試合終了。非常に難しい試合展開でしたが、最後まで選手達は集中力を切らさずに戦い、無事に結果を出してくれました。

今回は、自分達が望んでいたほどのプレーができず、フラストレーションの溜まる試合でした。しかし、チームの調子があまり良くない時でも無失点で勝利を飾れたことは、底力があるということ。今回も滋賀まで足を運んでくださったサポーターの皆さんはもちろん、来られなかった方々からもたくさんのパワーをいただきました。ありがとうございました。

次戦はポルベニル飛鳥。前線には力強さと技術のある選手、DFにはJリーグを経験している選手がおり、非常に手強いチームです。
気温も湿度も高くなり、難しい試合になるかと思いますが、ここに勝てばリーグ3連勝。
首位に立つためには勝たなければなりません。また3ポイントを取るために、良い準備をしたいと思います。

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