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占星術的に恋愛って結局何なのさ?!

前回、女性性に関連して金星の解釈について書いていたのですが、どうして占星術では金星が恋愛と結びついて解釈されているのか?というところまで書いていなかったので、今回はそのあたりをまとめていきたいと思います。

まず、前回の復習ですが、ヌーソロジーと占星術を合わせて私が考える金星の本質はこちら。

金星は、内側の喜びとつながり、真の進化へと促す意識のこと。

詳しくは前回の記事を読んでくださいませ↓↓↓


私は占星術の本質とは、心の中の自己の統合、進化、成長を促すものだと思っています。

意識がどう変化するかで、現実に起きる出来事が変わってくるし、自分の選択も変わってきます。

例えば、山羊座キロンをもっている人が、周囲から努力しろと言われて頑張ったとします。けれど、ネタバレをしてしまえば、キロンのあるハウスは、最初は傷つく経験や苦手意識を与えるようになっていますので、その人は、努力してもうまく結果が出ずに、自分はダメだと思いこんで何も出来なくなってしまうかもしれません。

ここからがまさに占星術の出番で、そのキロンにかかっているアスペクトをみれば、自分はダメだから思いこんで動けなくなっている原因は、もしかすると、火星がキロンにハードアスペクトになっているために「やる気」が出ないから行動できないのかもしれない、と予想がつくのです。その場合、火星星座とハウスの分野と、キロンの星座とハウスの分野を掛け合わせた分野で行動してみたら?と提示すると、無意識でそれなりに納得できるようになります。

または、「月」がハードアスペクトだから母親から言われた事に深く傷ついているのかもしれない、といった所まで分析できます。その場合はインナーチャイルドに向き合い解放させることで苦手意識が減っていきます。

そして、全体のアスペクトをみれば、その傷や苦手意識を人生でどのようにいかしていけばよいのかという方向性がみえてきます。

そのようにして意識が変われば行動も変わるため、現実もどんどん変化します。

話がいきなりそれてしまいましたが、私は、占星術はそういうものだと思っています。

で、金星の話にもどすと、例えば行動できなくなった時に、金星の星座やアスペクトをみると、その分野(ハウス)であれば、心に「喜」の感情を感じることができるので、行動してみようかな、という思いが生まれてくる確率が高いです。

その「喜」の感情を大切にしていけば、少しずつ前進していくことができます。

金星は、そうして心を進化へ向かわせる働きがあるのだと思います。

そうした心の進化を特定の他者との関係で学ぶことを選択することを、世間一般では「恋愛」とよぶのかな、と思います。

さらに、結婚という現実における契約を使って、この恋愛に縛りをいれるということは、特定の他者とのさらなる深い学びがある、ということなのでしょう。

別に恋愛関係にならなくても、人は生きていれば様々な人間関係の間をくぐっていくので、その中で自身を成長させる、という選択もあるわけです。
そうした選択をしても金星の働きは変わらない。
金星は、あくまで自己の内側の喜びへと導くだけ。

相手と恋愛関係になると、お互いのインナーチャイルドが癒やされていない場合、それが強く出てきます。あと、小惑星ジュノーの部分もけっこう主張してきます。その結果、意見の相違や口論になる事がほとんどだと思いますが、それこそが深い学びの1つなのです。

あくまで目的は「自己の進化」です。

金星的にはそれも承知なのです。

意識の進化には個人差がありますので、恋愛の形は千差万別。

そして、たいてい自分のインナーチャイルドが癒やされると相手との関係が変化します。

変化には大きくわけて3パターンあると私は考えていて、

1. 自分と相手の進化が同時並行で起こり、そのまま関係を続行
2. お互いが本来の自己をみつけて、相手との関係が終了。
3. 自分と相手の進化にズレがでて、相手との関係が終了。

というイベントがそのうちに起きます。

2.の「終了」とは、別れや離婚ですが、それなりにお互い納得して事が進む感じ。

3.の「終了」は、別れ、離婚に加えて死別がはいる場合があります。これは円満に事が進まない事もありますが、その過程で自分に必要のないエネルギーを手放す学びが含まれています。

また、金星に冥王星やドラゴンヘッドなどが絡んでいると、強制的に終了になる場合があるようです。自分や相手の気持ちの準備が出来ていない
時に別れたり引き裂かれたりするかもしれません。この場合は、かなりのダメージを心にうけると思いますが、それこそが金星の底力や自らに今生の目的へと導くものなのです。

人生で何が起きたとしても、金星が喜びに関連している事に変わりはありません。何が起きても影響をうけないくらいの喜びが、真の喜びの在り処ということになります。深い悲しみや痛みにとらわれる出来事が起きたとしたら、そこから正反対の喜へむかわせるようなイメージです。

あ、これは冥王星やドラゴンヘッドやきついアスペクトが金星に絡んでいる方々の場合ですので、、、。私みたいに。w

また、金星は女性性とも結びついていると前回お伝えしました。

以下、前回の私の記事から抜粋です。↓↓↓

どうして金星が時に女性性と絡んで解釈されているのか、という話なんですが、これは、そもそも地球に生まれる魂を二極化して進化をはかる際に、外へ向かう力と内へ向かう力とに振り分けられたからだと思います。
外へ向かう力は男性性と結びつけられて、内へ向かう力は女性性と結び付けられていった。

金星とは、元々内側へと意識をむける力ですから、女性性とむすびついたのかな~、なんて思います。本当はもっと複雑なのかもしれませんが、、、。

私の前回の記事より抜粋



この内側へむかう力や女性性がずっと虐げられてきた事を考えると、

「心で感じる」ということ自体も「劣」として扱われていた状態だったのではないかなと思います。

しかし、誰かと恋愛関係になると、「心で感じる」ということを嫌というほど学べますよね。

心で感じることを学ぶことができれば、自身の月やキロンの傷の感情に気付いて、受け止めやすくなります。

だから恋愛は大切な進化の過程の1つといえますね。

皆さん、金星を大切にしていますか?
金星は、自分の「好き」と「喜」の意識です。
内側の感情を感じられるところ。
恋愛やパートナーシップで、相手の言動に一喜一憂している時、皆さんは成長中なんですよ~。人生で無駄な経験なんて1つもありません。

けど、自分にとっての一番最高の「喜」は、相手ではうまらないことを忘れないでいてくださいね。金星はあくまで個人の「喜」。
そして、その個人の感情がやがては集合意識で皆の「喜」につながっていくのです。

自分にとって最高の「喜」を集めた人生を送っていけるように、これからも皆さんの星を読んでサポートさせていただきたいと思います。
金星も深かったですね~。


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