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決めて断つから決断になるというお話
私はコロナ後遺症で10回以上死にかけて、奇跡的にプロとして復帰した今年の2月に「委託販売契約しかできないギャラリーは全て切る」と宣言しました。
理由は当時付き合いのあった、どのギャラリーも委託販売契約で(売れた時だけ作者の私に50%の取り分が入る)、そのどのギャラリーも助けようともせずに取り扱い作家である私を見捨てていたからです。
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正直、現状を甘く見積もっても日本のコマーシャルギャラリー(プロのギャラリーと思ってください)の8割は委託販売契約しかしていませんし、それを変える意志も力(主にビジネス能力)もありません。
そのため私がこの宣言をした当初は、ほぼ全てのギャラリーから総スカンを食らうつもりでいました。
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ところが面白いことに、確かにそれまで付き合いのあった情けないギャラリーとの縁はことごとく切れましたが、今はそれらよりもランクが上のギャラリーや、以前よりもっと良い条件での交渉が進んでいるのです。
ここから得られた教訓は、筋の通ったことを本気でしていれば、本物を追及する見る目のある方は、目をかけてくれるということです。
(俗に言う「どんな時でも誰かがみている」ということです)
![](https://assets.st-note.com/img/1691638637221-EukJtI0UsI.jpg?width=800)
プロのアーティストたりえる実力と意識によって、未来を切り拓くことは可能だということです。
そして何より、自身の判断に身を委ねられる「覚悟」こそが、今までと違う新たな道をつくり出しました。
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