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アートなお店が集まって街が1つのアートになっている西荻窪✨天空カフェをはじめとして星の数ほどあるアートなカフェ、ユニークな雑貨、古美術、額装、バイオリン工房まで🎻アートの迷宮にはまってしまう!古い物から最先端まで無尽蔵なクリエーションが湧き続ける街に今日も出かけたい!

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 美術館など、特に有名なアートスポットがあるわけではないけれど、不思議とアートの引力をグイグイ感じるのが西荻窪。この街を訪れると、アートの香りがするカフェが次々と目に飛び込んできます。この街の不思議な魅力はどこに?

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 西荻窪は杉並区にあるJR中央線の駅。住宅地として発展し始めた頃、関東大震災で難を逃れた人たちが移り住み、に裕福な家庭から出る家具や装飾品を目当てに道具屋が集まり、骨董品街が形成されたと言われています。
そんな歴史があるからでしょうか。今は古民家がカフェやギャラリーとして活用されていたり、至る所でワークショップが開催されていたり。無数のお店が個性や表現を競い、訪ねてくるお客さんも個性的。この街がアートのオーラを放っているのは、思い思いの小さな表現が集まり、共鳴し合っているから。そのエネルギーが西荻窪という街自体をアート作品にしているのかもしれません!

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西荻窪を一望できる天空カフェ
「駅から徒歩3分の天空庭園」と話題の「ササユリカフェ」を初めて訪れたのは今年の2月。商店街にある小さなビルの最上階。エレベーターを降りると明るい陽光の中、白亜の内装が目に飛び込んできました。白くてふかふかのソファーに大理石調のテーブル。メニューはまるで洋書のような高級感。さらにアーチ型の天井と、屋上にある花でいっぱいのガーデンテラス席が、異国へとトリップさせてくれました。

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一体どんな人がこんな素敵なカフェを開いたんだろう? 何とあのスタジオジブリで30年近く宮崎駿さんのスタッフの1人として活躍した舘野仁美さん(写真右)という女性でした。屋上のテラスにこだわったという舘野さん。特に仕事をがんばった女性が自分へのご褒美に訪れる場所を作ろうと4年前にオープンしたそうです。

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店内には、ジブリ出身の舘野さんならではのアニメに関する空間もあり、イメージスケッチや絵コンテ、設定資料や背景美術、パラパラ原画などが展示されていました。月1回のアニメーション作品にまつわる展示や、現役のアニメ制作者のための勉強会があったり、アニメーターたちが集うサロンのようです。西荻窪を見渡せる数少ない天空の城は、紛れもなくこの街のアート作品。ちなみにオススメのメニューは「ジンジャーたっぷりキーマカレー」。体が温まり、そのまま昼寝してしまいそうなくらい寛げました。

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 ササユリカフェから徒歩数分の場所に、気になる額装屋さんを見つけました。その名も「atmosphere」。ガラス張りで雰囲気あるエントランスの造り。ドアを開けるとすぐに、音質の良いバロックが流れてきました。その瞬間「センスの良い店主だな」と直感。マネージャーの諏訪孝志さんは、20年ほど前にグラフィックデザイナーから額装屋さんに転身したそうです。

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店内の壁には、諏訪さんが自ら作った様々な形や大きさの額が飾られています。なかでも8角の星形の額がとてもカワイイ。

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「これはどんな作品が合うのですか?」と聞くと、「鏡など入れるとお洒落です」との答え。なるほど! 他にも、壁につるしたドライフラワーを額縁で囲ったり、CDジャケットを額縁に入れて飾る方法などを教えていただきました。壁にも小さな空間にも、アートが息づく「atmosphere」は、また訪れたくなる額装屋さんでした。

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駅の南側にある、西荻窪で唯一のベルク・バイオリン工房もステキ。バイオリンの修理・直輸入・販売などをする工房で、中に入ると所狭しとバイオリンやビオラが! どれも松と楓で作られているのに、明るい茶色、こげ茶、赤茶とさまざま。職人の桂敏明さんは、「人にも楽器にも優しく」を掲げてさながら西荻窪のアントニオ・ストラディバリ。窓越しに見えるバイオリン達は美しい彫刻のようでした。

バイオリン

バイオリン (2)

バイオリン (3)

西荻には魅力的なギャラリーやショップ、飲食店が星の数ほどあるので、オススメがあったらぜひ教えてくださいね。

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