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【開催記録】第48回アート対話カフェ 2023/09/25

今回は、5名の参加者と一緒に作品鑑賞をさせて頂きました。

今回の作品は、クロード・モネ『ラ・ジャポネーズ』です。参加者の皆さんには、事前にタイトルと作者名を明かしてはいません。

クロード・モネ『ラ・ジャポネーズ』(1876年)

参加者の発言

  • 金髪で西洋の女の人が力強い小物を着ている絵に、アンバランスさを感じた。
    着物に描かれている絵も筋骨隆々。ミスマッチしているように見える。

  • アンバランスとは感じなかった。
    着物の素材がふっくらしている。西洋風にアレンジしされた着物のようにも見える。

  • 壁に描かれたうちわ。着物が着崩された感じ。
    この絵は、暑い時期に描かれた絵ではないか。

  • 日本文化を表している絵。
    左下に書かれた時代が描かれている。明治時代に描かれたものではないか。

  • 髪の毛の色から、欧米人に見える。
    ヨーロッパに日本の文化が好まれていた時代に、集められたものではないか。

  • 誰がこの着物を着るのかわからない。
    背景のうちわにマリア様のようなものもいる?

  • みたことない着物。着物に描かれた柄(武士?)。女性はあえて振り返るようなポージングで、柄を見せているのではないか。

  • この裾は着物らしくない。下の方が外に広がっている。女性は着物のではなく、ドレスと思って着ているのではないか。

  • カーペットに着目してみた。
    この時代にカーペットなどあったのか?と考えるとこの絵は欧米で書かれたものではないか。

  • 飾られたうちわがデコレーションされているように見える。

  • うちわと扇子が描かれている。この違いは何を意味しているのか。

  • 女性の首の角度に注目。東洋も西洋も、ここまで首を横にしない。
    新しい何かが生まれている。

  • うちわはインテリアとして描かれているのではないか。

  • 女性は、江戸時代の「振り返り美人」を意識してポーズを取っているのではない。

  • 西洋ではパーティが行われていた。この女性は自分を派手に見せようとしてこのような服装をしているのではないか。

  • 帯をしていない。羽織っている状態。
    壁側から見ると、別の服などが見えるのではないか。

以上、今回も参加者の皆さんから、たくさんの意見や疑問を発言して頂きました。

最後に

皆さんも1日の終わりに、対話型鑑賞会に参加してみませんか?
ご参加お待ちしております!

次回イベントはこちらから!

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