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諦めが肝心

基本的に毎日制作やら編集やら調査活動などをすることを中心に生活していて、24という1日のうちに長い針が回る回数を1回でも、せめて0.5でも0.1でも増やせるように工夫して暮らしています。
僕の生活を知る人からは「人の3倍生きてる」や「周りで一番人生楽しんでる」みたいな褒め言葉をいただくことや、皮肉を込めて「生き急いでる」「それ楽しいの?」ということを言っていただいたり(?)することもあります。


その答えと言っては何ですが、僕はすごく楽しいです。
毎日作品を作ったり、知らないことを学んだりすることはとてもワクワクします。
だってこの世になかったものが僕の手によってこの世界に生み出されるんです。
知識が増えることによって世界の見え方が変わっていくんです。
これはある意味では”世界を変える”ということの他ありません。


僕は毎日世界を変えているんです。
そして僕のこと、僕の作品が好きな人の世界も、ごく僅かながら変えているんです。

だから人によっては生き急いでいるとも、楽しいのか疑問になるような生き方に見えるかもしれませんが、本当に、心の底から、僕はこの暮らしが楽しい。




でもそんな僕にも時々何をする気も起こらず、朝起きることが億劫になってしまうことがあります。
絵を描きたい気持ちにもなれず、歌を歌おうと声を出しても醜く思えて1曲を完走することもできない。
本を開いても内容が入ってこなくて、もっと受動的に鑑賞できる映画に切り替えても集中できない。
もうそうなったら八方塞がりです、何もできなくなってしまいます。

何とかどれかに手がつけられるように外の空気を吸ったり、ぼーっとしてみたり、仮眠したり、チョコを食べてみたり、色んなことを試します。
大抵そうやってもがいていると、1日の中のどこかでモチベーションが復活します。
時にはダメな僕(こういう考えよくないんですけどね 笑)に泣きそうになりながら、日が暮れる頃になってから動き出せるようになることもあって、そういう日は取り返そうと必死です、深夜寝てしまうまで泣きながら頑張る感じです。笑

でもどうやっても「今日はモチベーションが上がらない」と感じることがあります。
気がするだけで、もしかしたらそんなことはないのかもしれませんが、ある意味モチベーションを上げるということへのモチベーションすらも切れてしまっているということなのかもしれません。

そういう時は途中で完全に諦めます。
「今日はなーんにもしない!」と決めてしまいます。

ペンを持つ手には箸を持たせて美味しいものを食べます。
キーボードで叩くのはコラムの文章ではなくYouTubeの面白い動画検索です。
作業中眠くなりにくいようにと少し不安定な椅子には座らず、布団の上に寝っ転がって、眠くなったら寝て、眠くならなかったらベランダに出てぼーっと風に吹かれたりします。


基本的に僕の作業内容は完成させるということも大切ですが、完成度もとても大切になります。
終わらせる、片付けるのでは基本的にダメ。
歌も絵も文章もクオリティの高いものにしたい。
だから体調が悪かったり、モチベーションが低い時に取り組むことはあまりよくありません。
だからと言ってやる気のない時にいつも休んでいいかと言ったら、それでは何も勧められません。
だからモチベーションを高いままでいること、自分の心の機嫌がいいままでいることがすごく大切です。


何より、諦めていたはずなのに、結局そうこうしているうちに最後は結局イラストを仕上げてしまうんです。


諦めが肝心。
でも本当に放り投げるのではありません。
片隅に必ず置いて、それが楽しいって思い出すために一瞬忘れるんです。

その上で”諦めが肝心”。
だってどうせやりたくなるんですから。
全部僕の人生をワクワクさせてくれるんですから。

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