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福島県被災地

はじめに

福島県はこれまで訪問したことがありませんでした。東日本大震災から13年、日本人として一度は行ってみようと思いたち、原発周辺地域を回ってきました。

訪問先

東京から福島県浪江駅まで特急で3時間半ぐらいです。下記を1泊2日で回りました。宿泊は道の駅 なみえ近くの「やすらぎの宿 ホテル双葉の杜」、レンタカーはホテルそばの「浪江観光レンタカー」で借りました。北の端から南の端まで車で30分程度です。丸2日間では時間が足りませんでした。

  • 棚塩産業団地 見晴台(海光の丘)

  • 東日本大震災・原子力災害伝承館(おすすめ!)

  • 道の駅 なみえ(おすすめ!)

  • 震災遺構 浪江町立請戸小学校(おすすめ!)

  • 特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしま

  • 中間貯蔵工事情報センター

  • とみおかアーカイブ・ミュージアム

  • 東京電力廃炉資料館(おすすめ!)

東日本大震災・原子力災害伝承館

地震災害・原発災害について展示は非常に充実しています。ここを見れば目的の半分は達成できると思います。被災された地元の方の語り部の会もあって実体験の話しも聞けます。

館内は真新しくて広い
福島第一原発の模型
屋上のテラスからは遠くに福島第一原発の排気塔がうっすら見えます

伝承館から10分程度歩けば海岸までいけます。ここは震災前は賑わうビーチだったそうですが今は真新しい防潮堤が続きます。

海岸沿いに建つ海の家が震災当時のままあります。この建物は震災遺構として保存する方向で検討されているそうです。時計が津波到達時刻の3時36分で止まっているのが印象的でした。

海の家マリーンハウスふたば

福島第一原発の周辺は帰宅困難区域でいまだ近づけません。

震災遺構 浪江町立請戸小学校

震災で津波に襲われて廃校になった小学校が遺構として保存されています。津波が2階まで到達したそうです。生徒教師は避難して全員無事だったそうです。

体育館の床もぐちゃぐちゃです。

こちらの部屋は震災当時のままの部屋だそうです。瓦礫で埋まっています。

東京電力廃炉資料館

ここは東京電力が運営する資料館です。原発事故の詳細や廃炉について非常に詳しく説明が聞けます。印象的だったのは、「事故を起こして大変申し訳ありませんした。」といったメッセージを何度も聞かされたことです。

核燃料のレプリカ

道の駅 なみえ

浪江駅から徒歩10分程度です。新しくできた道の駅でたくさんのお土産があり、おいしい食事をとれます。周辺は観光地ではないので他に飲食店は全くといっていいほどありません。


しらす丼と浪江焼きそば

まとめ

震災から13年たち、自分もあのころの記憶が少しづつなくなっていくのを実感します。今回、震災や原発事故についてあらためて深く学ぶことができました。また福島原発周辺地域はいまだに帰宅困難区域があり過疎が進んでいる印象で難しい問題と感じました。