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【要注意】ドメイン貸しの依頼をしてくる悪徳WEB業者に対して

医療機関を狙い、ドメイン貸し(サイト貸し)の営業をかけてくるWEB会社が、2021年下期〜目立ってきているので、注意喚起をさせていただきます。

先に結論を述べます。「絶対にドメイン貸しを行ってはいけません」。


ドメイン貸し(サイト貸し)とは何か?リスクは?

「あなたのHP(サイト)の一部を貸して下さい。そこにアフィリエイトサイトを置いて、得た広告収入の5~10%を支払います。」
という営業メールがある日突然きます。

初期投資は0円、こちらは何もせず、先方に許可を出すだけで毎月一定の報酬が入ってくる。中には月に数千万払っているケースもあるらしい。

ノーリスクハイリターンと思って、自分達が今まで築いたドメインを差し出すが、そんな訳はありません。これは非常に大きなリスクを伴います。

というのも、将来的に自社サイトの信頼度が下がり、大きなダメージを受ける可能性が高いからです。
「HPからの検索流入が大きく低下する」=「本業の売上ダウン」です。

一度損なった信頼は、Googleのアルゴリズム上、簡単には回復しません。


なぜ、医療機関が狙われるのか??

この無責任極まりないWEB会社の提案は、特に医療機関に対してのアプローチが増えています。

というのも基本的に医学的な情報に関しては医療機関HPのSEOが圧倒的に強いからです。(その背景は「DeNA社 WELQ騒動」で検索下さい。)

このため、医療機関のHPドメインを貸してくれ、という依頼が殺到するわけです。

しかもそのアフィリエイト広告に関しては「医療脱毛」であることがほとんどです。なんで自分の家を間借りさせてカニバリズム起こさないといけないだ、バカタレが、という話です。

YMLLというGoogleが位置付ける問題にも大きく抵触します。

YMYL(Your Money or Your Life)とはお金や人生(健康や安全など)に大きく影響するもの。

この問題に関しては下記の有識者が非常にわかりやすくまとめてくれてますので、以下をご参照ください↓


グーグルも警告を出している

一見明確な取り締まりが無いようにみえますが、Googleは2019年から警告をしています。今後、なんらかの形で取り締まられる可能性が強いでしょう。

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結論

このドメイン貸しは、違法ではないが、裏ビジネスです。
法律や規律の隙間を塗ったビジネスはいずれ必ず塞がれます。

特に医療機関経営者の方々は、「医療の本質は何か」を思い出してください。

悪質・低レベルな広告を出すことにより、本来必要な情報が患者様に行き届かなくなる可能性があります。

この問題に関して、より知りたい方、不安な方はご連絡をください。


KCC

ありがとう画像


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