モテのメカニズム2

多様化する恋愛の中で自分らしくモテるために

前回はモテのメカニズムの基本と、その1つ「動物的本能を刺激する方法」について解説した。これはシリーズで書いているから、まだ読んでいない人はまず以下をチェックしてからまた遊びに来てほしい。

というわけで今回はモテの変数その2・「個人の好みの違い」について解説していく。これを読むことで、諸君らが遺伝子の求めるものを知り、自分が自分であることに自信を持ってもらえると確信しているから、博学なコハク先生に感謝しながら読み進めるように。では始めよう。

モテの変数復習

まずは前回の簡単なおさらい、モテの公式を確認していこう。

モテ=動物的本能+個人の好み+社会的影響

この動物的本能は人間の根幹的な部分であるため、筋トレをすることによって魅力的な男性になってほしいと伝えた。また、清潔感もここに含まれるから、毎日の丁寧な暮らしを心がけて、自分の身体も心も労わりながら生きてほしい、ということも改めて伝えておく。

遺伝子は多様性を求める・個人の好みの違いについて

遺伝子レベルで本能的な欲求が決まっていて、人間は子孫繁栄に適した人を選ぶようにプログラミングされている。前回の話はここまでだった。しかし、人間にその本能的な欲求だけしかないのであれば、話はかなりおかしくなる。

それは、極端な遺伝的淘汰が起こっていないということだ。世の中にはイケメンもいれば、イケメンじゃない奴もいる。運動神経が抜群な奴もいれば、そうじゃない奴もいる。仕事ができる奴もいれば、仕事が全然できない奴もいる。

しかし、人間が数十万年の進化の中で良質な遺伝子(ここでは金持ちでイケメンで運動神経が良くて清潔感があって社会的地位の高いスーパーマン、ということにする)だけを求めたのであれば、もうちょっとイケメンの多い世の中であってもいい気もしないだろうか。また、もうちょっとおっぱいの大きな女性に溢れた世の中でもいい気もする。

でも現実は違う。これが意味することは、確かに異性としての魅力は動物的な本能から来るものが多い。しかし同時に、人間を種全体で考えており、それぞれの遺伝子は多様性を求めている、ということだ。

清潔感がなくてもモテることがある

もう少し具体的に紹介する。例えば地球全体が真夏の群馬県のように暑かったと仮定する。その時、暑さに弱い人たちは、おそらく見苦しいくらい道ばたや電車の中で汗を書きまくっているだろう(オレのことだ、文句あるか)。だから私レベルで清潔感をケアしていないと、そんな状況にいたらすぐに汗臭いおっさんに成り果ててしまう

モテの基本は清潔感。しかし、地球全体が真夏の暑さだから、暑さに弱い奴は清潔感をキープすることが難しい。では絶対にモテないのか。いや、違う。遺伝子とかいう奴は本当に色々と考えているらしく、地球全体が突然寒くなることを想定して、暑さに弱く、寒さに強い遺伝子もしっかりと確保しておこうと奴らは考えている。なぜなら、奴らの目的は個体が生き延びることではなく、人類全体を生き延びさせるためだから。

つまり、「暑さに弱い=清潔感がなくなる=汗臭いおっさんになる=女にモテない」という基本方程式は確と存在するが、それでも、しょーもないおっさんを好きになる人は必ずいる。これも前回と同様、遺伝子レベルに組み込まれたプログラムだから、安心して信じてほしい。

要するに、お前にも遺伝子レベルの魅力があるということ

わかりやすくするためにかなり極端な話をしたが、これは細かいレベルでも起こっている。社交的な男性が好きな女性もいれば、内向的な男性にグッと来る女性もいる。若い男が好きな女もいれば、びっくりするようなおっさんが好きな女もいる。ゴリゴリマッチョが好きな女もいれば、ガリガリのバンドマンが好きな女もいる。

そう、人類を包括的に考えると、遺伝子に優劣などないのだ。私も諸君も、等しく素晴らしくて、そして等しくダメな部分がある。この社会に対応できる部分もあれば、対応できない部分もある。

話はやや変わるが、私は仕事ができる方だ。ただ、それはそれで周囲に威圧感を与えてしまったり、部下が育たなかったりという問題もある。仮に、諸君は仕事ができない人だとしよう。だけど、ダメな人だからこそ気軽に相談できたり、気軽に弱みを言えて、結果的に強いチームを作れることもある。

つまり、自分が持って生まれたものを変えることはできないけど、見方を変えることでお前の弱点はお前だけの武器になるし、私も自分の弱点を武器に変えて仕事も恋愛も勝負をしている。

アクションプラン

それではこの事実を踏まえた上で、諸君らはどのように行動し、モテていけばいいのかを教えてやる。

- それでも筋トレ

お前らにはお前らのオリジナルの魅力がある、ということは伝わったと思う。だけど基本は筋トレ。これは変わらない部分だから覚悟して筋トレを続けるように。本能を刺激しつつ、諸君の魅力を活かしていく。これが基本的な戦略だ。

- 自分のいい部分を見つめる

モテない諸君らは、もしかしたらコンプレックスが心の底に張り付いていて、剥がれるきっかけも掴めないでいるかも知れない。気持ちは良く理解できる。だけど、自分を見つめ直して、自分のいい部分を、自分の目で探してほしい。

例えば気が弱いことが欠点、だと思うなら見方を変えろ。お前は気が弱いんじゃなくって、優しくて穏やかなだけだ。自分に自信がなくて大胆な行動ができないなら、それは繊細なだけだ。そんな優しさを求めている女性は腐るほどいる。

- 人の悪口を言うな

逆に、モテる男の悪口や、女性の悪口は言うな。「あいつは顔がいいだけの癖にオレの好きなチヒロちゃんと気持ちいいことばっかりしやがって・・・」と言いたくなる気持ちは良く理解できる。ただ、そんな陰険な奴と付き合いたい奴はいない。

また、「ヤンキーとかに惹かれて、女はバカばっかりだ」とか言うのも辞めろ。ヤンキーは喧嘩が強くて、自信があって、仲間思いだ。それは本能的欲求を大いに刺激するものだから、喧嘩が弱くて、自信がなくて、友達もいないお前よりモテる可能性が遥かに高いことを忘れるな。

- コンプレックスに負けるな

一番ダメなのはコンプレックスに完全に心を支配されること。これは心に命じておけ。お前がダメなんじゃなくて、お前が卑屈になって、自信がなくて、誰かと積極的に関わらないからお前に彼女ができないんだ。

何度でも教えてやる、お前に金がなくても、童貞でも、貧乏フリーターでも、お前のことを素敵だと感じる人はいる。ただ、その人に対して自分の見せ方を理解しておく必要がある。これこそが、モテテクニックの本質だということをわかっておいてほしい。

まとめ

それでは今日の話を復習する。

1・本能的欲求を満たすため、基本は筋トレと清潔感を重視せよ
2・お前にはお前の良さがある。それを探して自信に変えよ
3・誰かの悪口は言うな
4・コンプレックスに負けるな

以上、やや難しい話になってしまったが、理解してもらえただろうか。自分の可能性を信じ、また今日から丁寧に自分を磨いて生きていってほしい。

最後に、どうしてもコンプレックスに負けそうになった時の方法を話して今日は終わりにしようと思う。

コンプレックスに負けそうな時。そんな時は死ぬほど努力するしかない。余談だが私は昔、貧乏で貧乏で本当に苦しかった。親と仲が悪く、頼れる人もないまま10代で家を出て、ドカタ作業をしながら少ない給料を貯めて生活していた。

貧乏なのが本当に嫌だった。だけど、世の中を呪う前にやることがある。私は金を貯めて留学して、英語ペラペラになって帰ってきて、今はグローバルな職場で管理職をしていて、給与に困らない程度には貰えるようになった。

ダークサイドに落ちてはいけない。私は今、自分が貧乏だったことに感謝をしている。あの時辛かったから、今がある。聞き慣れたチープな言葉かも知れないが、諸君らもコンプレックスがあるなら、それがお前をいい男に変えてくれる、頑張れる男に変えてくれるかも知れない。だから、死ぬほど努力してほしい。

それではまた会おう。

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