夏の午後3時

エアコンの風に揺れるブラインドの隙間から漏れた陽の光が
床を明るく照らす

冷えた部屋の中で
床の明るいところにそっと手を置くと
灼けるように熱くて
手の平で夏を感じる

ソファーに寝転んで本を読んでいるうちに
地球は少しずつ回って
気がつけば
床の光はどこかへ行ってしまった