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「アートでおしゃべり」体験者インタビューVol.01 東急株式会社 中村昂喜様

フクフクプラスが展開する、チームビルディングのためのプログラム「アートでおしゃべり」。実際にご体験いただいた企業の皆さまの声をご紹介する体験者インタビューリレーです。
(インタビュアー:磯村歩、文:服部しのぶ)

第1回目の今回は、東急株式会社 沿線開発事業部 開発第二グループ 中村昂喜さんにお話をお伺いしました。

鑑賞会やっている様子_all

「初めまして」のチーム運営、 “チームビルディング”という言葉が刺さった


-- まずは業務内容や、チーム運営における現状や課題、このプログラムを選んだきっかけ等を教えてください。

中村さん(以下:中):私自身は青葉台エリアのまちづくりの担当をしていて、直近では地域交流拠点スプラス青葉台の開発を担当していました。同施設の開業後もここにいるのは、地域の人たちとの関わりを持つためです。

-- スプラス青葉台はYADOKARI株式会社(以下、YADOKARI)さんとの共同事業のようですね。

中:スプラス青葉台自体は東急主体の事業ですが、それだけではノウハウが足りないので、YADOKARIさんに運営の一部を業務委託をさせていただいています。また、YADOKARIさんの子会社であるはじまり商店街さんにも参画いただいております。東急が大きな方向性やまちづくりへのかかわり方を示しながら、YADOKARIさんが細かな方針決め、はじまり商店街さんが実際のイベントの運営などを行なっています。

-- 今回プログラムにご参加いただいたのは、はじまり商店街のスタッフの方でしたね。

中:そうですね。今回ははじまり商店街の社員とバイトの方です。

-- 会社を超えたチームでのご参加ですね。では、今回このプログラムのどんなところに関心を持っていただいたのでしょうか?


中:スプラス青葉台は東急の中でも新規事業であり、YADOKARIさんやはじまり商店街さんと組むのも初めてで、本当に“初めまして”からスタートするチーム運営でした。そのため、プログラム名にある“チームビルディング”という言葉がとても刺さりました。
YADOKARIさんはチームに入ってきてもらったのが2021年2月くらいからだったので、お付き合いを初めてまだ半年ちょっと経ったくらい。なので、やっぱり最初に人となりを知ったり、ビジネスじゃない側面を知っておくことが重要なんだろうな、でも何すればいいのかなっていうのがわからずにいたんです。

今回のチームは、初めて新規事業を担当する若い方にもたくさん入ってもらっていて、私としては、Z世代にどうやって自分の思いを伝えられるか正直わからなくて。同じ世代ならただロジカルで伝えれば良いと思うんですが、それじゃ伝わらないなとか、もうちょっと違う言い方をした方がすごくよく動いてもらえたりするということもよくあって、そういうことをこの何ヶ月間でずっと考えていて、じゃあ「伝え方」ってやっぱり相互理解が大事だよねという視点で、ぜひプログラムを受けてみたいなと思いました。

-- このプログラム以外に、チームビルディングで他の選択肢はあったのでしょうか?

中:私はスプラスに週4、5日いるんですが、とにかく現地現物主義で、現場でメンバーと実際に話しながら仕事を進めるというやり方をずっとしていて、とは言え、やっぱりそれだけでは足りないなっていう思いをずっと持っていました。
打ち合わせも密にやるし、あとはSlackなどのツールを使ったり、いろいろとテクニカルなことはやるんですが、どうしてもそのやり方がサラリーマンの発想になっちゃって。そうじゃないやり方が正直わからなかったんです。
でもアートって興味を惹かれるし、最近はデザイン思考とかもありますし、Youtube(フクフクプラスの鑑賞の様子の動画)を見させてもらって、何だか良いな、やってみたいなと思いました。

人との意見の違いや、それを認め合うことの重要性に改めて気づけた

ミニ額装アート01

プログラム体験者に贈られる記念品のミニ額装アートは、いつでもスタッフの目に映る場所に。


-- 実際にプログラムを体験することになって、皆さんの反応はどうでしたか?

中:プログラムの話をすると皆から「やりたいやりたい!」と好反応がありました。YADOKARIさんやはじまり商店街さんはスタートアップの会社ですし、あまりサラリーマンチックではないと言うか、アートがお好きな方もすごく多い印象でとんとん拍子で講座を受けてみようということになりました。
それで実際に体験してみて、やっぱり人それぞれ意見が全然違う、ということに改めて気づけたということがあります。多分その気づきって、普段の打ち合わせでも本当は感じてるんですよね。
例えば私が言った「これをやって欲しい」と言うことに対する回答でも、ちょっとお互いの認識がズレてるなということがその時もわかるんですが、ビジネスだと認められないじゃないですか。右って依頼に対して左って言われたらそれは違うでしょって言っちゃうんですけど、それが今回のように許し合える環境で言い合うことで、素直に違うなっていうのを認めたうえで、何で違うのかなっていうところに思いを馳せることが出来たのはすごく良かったです。そうすると、普段の中で僕が言うことと違うってことがあったとしても、その時に、それはしょうがないな、考えが違うしなと思えるようになりました。


-- そうですね。人は違うんだなっていうことを再認識できるって、結構日々の業務の中で大きい気がしています。普段はつい、こうして欲しい、ああ欲しいっていう一方通行のコミュニケーションしがちですよね。

中:私は社会人11年目なので、研修とかいろいろと聞いてきた上で、今それを実際に実感出来たと言うところもありますが、今回のプログラムに参加してもらったスタッフはまだ1年目とか学生のアルバイトの人たち。スタートアップの会社なのでこういったビジネス研修を受けることが初めての方も多くて、それが結構新鮮で。社会人になってだいぶ早い、最初の段階でこういった経験ができたことはすごく貴重な経験になっただろうな、と思います。

大きな変化ではなく、ちょっとした変化で仕事がより良いものになっていく


-- 今回の体験の中で、特に印象に残っているプログラムはありますか?

中:うーん、全部ですが、その中でも1枚の絵を見て「これは何をしている絵なんだろう」と考えるプログラムがありましたよね。最初は、みんな違う意見だとしても多少は似ていることを言うのかなと思っていたら、みんな全然違うことを言っていて。あれは“そんなに違うんだ!”と驚きました。それは経験出来てよかったと思います。
例えばこれが仕事だと、大体の場合は、右って言って右斜め前ぐらいの回答が返ってくると思うんですけど、プログラムでは完全に上下左右と、全く違うんですよね。話していて、同じものを見ていてもこんなに違うんだ、と。これは仕事じゃ気づけないなと思いました。

-- 伝わってるようで、ひょっとしたら相手は全然違うことを感じてるのかなっていうことに改めて気づくこともありますよね。

中:たぶん説明されるとわかるんですよね、例えば僕も最初に「これは後ろ向きだ」って言われた時、じゃあ何でこれは後ろ向きなんだろう?とか、相手に聞くとわかる。そのプロセスというか、やっぱり違うということをちゃんと前提に置いて聞いていくと、その人の話を聞き終わった後には、ああ確かにそうだな、と思えることもあったりして。それを今回体験できて、プロセスを知る経験としても良かったなって感じています。

-- プログラムの実施後、何かご自身やチームに変化は感じられますか?

中:私個人としては、言い方というか、もっと多様性を認識しながら話さないといけないなと思うようになりました。元々、このチームはほぼ「初めまして」の状況からスタートしたメンバーですけど、それでも結構仲は良い方なんです。ですけど、今回でより距離感は近くなったかなという気がしますね。

-- 「距離感が短くなった」と感じるエピソードはありますか?

中:気軽に話しかけてくれるようになったかな。会話の節々にギャグというか笑いが挟まってくるようになったりだとか、それだけでも実際仕事の進みって違いますし。そういう、大きな変化というよりは、ちょっとした変化で仕事がより良いものになっていくようになったと感じます。

記念写真01

オンラインプログラム体験後のチーム集合写真。皆さん良い笑顔です。

これからのチームづくり、コミュニケーションの取り方


-- もし、次にまたチームビルディングとして何かをするとしたら、いつ頃、どんな状況の時に、と考えていますか?

中:結構定期的にやっていいのかなと思っていて、メンバーも今回は6人、7人くらいで参加させてもらいましたけど、裏にはもっと別のメンバーもいて、今後も違うメンバーとどんどんやっていく、あるいは3人くらいでやっていくと、あの時この人はこういうこと言ってたけど、この時はこうなんだ、というようなことが経験できると思うので、できれば定期的に実施出来るとみんな面白いだろうなって思います。
あと今回は就業時間内での実施でしたけど、仕事中に人を集めたり、参加する時間を作るのが大変だったりするときもあるので、例えば仕事後の18時以降でやったりとか、飲み会の代わりにやるのも面白いかなと思います。

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チームでつけたアートのタイトル。楽しい雰囲気が伝わってきます。

-- 最近は社内での飲み会とか、そういった飲みニケーション的なことに反対する人が40、50%ぐらいっていう話もありますよね。チームリーダーとしてどういう風にコミュニケーションを良化するのか、このプログラムが効果的に利用いただけるたらと思います。

本日はどうも有り難うございました!


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