吉見 紫彩(Shisa Yoshimi)

画家・企画家|感性科学研究の後、大手私鉄及び関連研究所でのまちづくりや起業家支援事業を…

吉見 紫彩(Shisa Yoshimi)

画家・企画家|感性科学研究の後、大手私鉄及び関連研究所でのまちづくりや起業家支援事業を経て独立。現在は画業とともに、まちづくり・アート企画、講師、執筆等で官民学と協働。 著作に『スポーツ共創ワークショップ』(スポーツ庁)、共著に『スポーツ/アート』(森話社)等。

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  • 現代アートと出会う日

    • 5本

    2020年5月より吉見・牧野を中心に、 一般的にハードルの高い現代アートを より身近に感じていただくためのプロジェクト 「現代アートと出会う日」を始動。 イベント、ワークショップ、相談会、 全国のアーティストやアートスポット取材等を行っています。

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#1 ご挨拶

2020年の新年早々 友人からこんなことを言われました。 「忙しいビジネスマンのための  アート入門を教えてほしい」 「ビジネスビジネスしてる人たち、  もっとアート触れた方が良さげな感はあるんだけど、  それロジカルに説明できるかというと、  よくわからんくなって」 彼は 東京で起業し、 飛ぶ鳥を落とす勢いでご活躍中のザ・ビジネスマンで、 大企業や起業家、投資家等、幅広く交友関係のある人です。 そんな彼の周囲でもアートに触れたい人が増えてきたそう。 ちょうど本屋さ

    • 【主催イベントのご案内】現代アートと出会う日 at the Hotel

      このところ更新できておらず、すみません。何をしていたかというと、今週末に向けて、こんなイベントを企画しておりました。 企画の発端はなんと、このnote! 記事を読んでくれた不動産デベロッパーのお知り合いが連絡を下さり、意見を交わすうちに「ビジネスマンとアーティストでタッグを組み、両方の目線・個性を活かしたことをしたいね!」と始まりました。 ふたりが共通して好きなものはアートと不動産。折しも、アーティストは展示機会が激減。宿泊を始め、商業やオフィス不動産も休業を余儀なくさ

      • #5 おうちで見られるおすすめアート映画4選

        前回はワークを沢山頑張ってもらったので、今日はちょっと休憩がてら、 おうちで見られるおすすめアート映画をご紹介します。 どれか一本くらいは見てみると、楽しみながら 「インプット/消化/アウトプット」の練習ができると思います。 ※随分昔に見た映画なので、もし私の記憶と内容ずれてたらごめんなさい! 『EXIT THROUGH THE GIFT SHOP』(2010)見やすさ ★★★ 最近日本でもニュースで取り上げられ知る人の増えた、覆面画家バンクシーの初監督映画。 あるお

        • #4 やってみよう!作品鑑賞ワーク(後編)

          前回ご鑑賞いただいたこちらの作品。 作品選びはとても悩んだ挙句、 私が最後に見に行ったものにしました。 島根県 足立美術館にある 『生の額絵』という作品です。 (写真出典:足立美術館公式サイト) 本作は足立美術館の創立者である足立全康さんが 「庭園もまた一幅の絵画である」として、 美術館の敷地に日本庭園と それを館内から鑑賞できる窓をセットで作った作品です。 それでは ●インプット力 ●消化力 ●アウトプット力 の三つの観点から作品を見ていきましょう。 ●インプッ

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          #3 やってみよう!作品鑑賞ワーク(前編)

          前回、文化庁の調査結果で見たアート鑑賞の効果は、 残念ながら、それってアートじゃなきゃだめ?な内容でした。 また、アート界の市場規模・スケール可能性は なんと一企業の売上げよりも少ないという結果に。 ということで、今回は恐縮ながら私の体験ベースで アート鑑賞の3つの効果 ●インプット力 ●消化力 ●アウトプット力 について書かせていただきます。 今からひとつずつ説明していきますが、 言葉だけだとすぐに頭から抜けちゃうと思うので、 実際に作品を鑑賞しながら より具体的・体

          #3 やってみよう!作品鑑賞ワーク(前編)

          #2 数字で読み解く「アート鑑賞は何の役に立つ?」

          さて、みなさんは普段どれくらいアートを鑑賞しますか? また、何のために鑑賞しますか? よほどのアートファンでない限り、 「年に1~2回、誘われたら行くかなぁ」 という方が多いのではないでしょうか。 美術展に列をなして並ぶ人々や 毎月博物館に行く人種を見て、 「なんでその選択肢なんだろう?」 「何が楽しいのか私も知りたい!」 と思われた方も少なくないと思います。 さて、冒頭の質問 「アートをどれくらい/何のために鑑賞する?」に戻って、 文化庁実施の調査結果から 日本のアー

          #2 数字で読み解く「アート鑑賞は何の役に立つ?」