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大腸がん日記 139日目

受診の日。病院は異様に混んでいて、今までの受診で最高に待ち時間が長かった。スムーズに行き過ぎてむしろ怖いくらいだった前回とは真逆だ。
採血のため、受診の1時間前に来るように言われていたが、受付と採血の待ち時間だけで1時間が過ぎてしまった。

予約時間を1時間以上過ぎてようやく診察。「お待たせしてすいません」と先生も看護師さんも言ってくださるのだけど、どちらも悪くないから余計に恐縮してしまう。

前回の副作用の状況に今日の採血結果を加味して、減薬していた飲み薬をさらに減らして2サイクル目を実施することになった。
今回は血球の数値がとてもよかった。悪かったのは肝臓だけで、これは抗がん剤の副作用でどうしても数値が上がってしまうらしい。

今回は頓服で吐き気止めの処方も受けた。
先生からは副作用がきつい場合は前回のように途中で服用を辞めてもよいと言っていただき、それならばできるところまでやってみよう、と思えた。

またツラい日々が始まるんだ、とどんよりする気持ちはもちろんあるんだけど、それでも再チャレンジの機会をもらえてよかったとも思えた。

ケモ室も混んでいて、ここで待つならお昼ご飯を先に食べようとケモ室の受付でおおよその時間を聞いてみたら、ベッドが空いたのですぐに入れる、と。
なんとなく予感はしていたけど、案の定ベッドで1時間近く待つことになった。ご飯、食べたかったなぁ。
そして、少しでも楽に過ごせるように、と看護師さんががんばってくださったのだけど前腕2回失敗で、結局ルートは肘で取ることになったので、自由に動かせるのは片腕だけ。
こんなときに限って、持ち込んだ文庫本は写真入りカラー印刷の厚手の紙で、片手で読むのはなかなか大変だった。
ちなみに本は森見先生の京都ぐるぐる案内。今年中に大阪・京都旅行に行くんだ。いつ頃になるかまだ未定だけど、楽しみ。

でも、結果としてケモの待ち時間は無駄ではなかった。
早めに腕を温めていたからか、今回は血管痛がとても楽だった。体感では前回の半分以下って感じ。
ホットパックで上下から肘を挟み込むように温めたのがよかったみたい。これは次回からも看護師さんにお願いしよう。

ただし、しびれは増悪。前回はあまり強く感じなかった足もしびれが出ていた。とにかく温める。それ以外に楽になる方法は見つけられていない。
この日は手に使い捨てカイロ、足は内ボアの靴に靴下用カイロを貼っていた。この装備は今後もマストだな。

そして、手先・足先が冷えるのかな?なんか筋がつりそうな状態が点滴中からずっと続いている。手も足も小指側の筋がヤバい。
前回も同様だったからケモ室で看護師さんに相談してみたけど、「ああ、そうですか」って感じだった。副作用じゃないらしい。
帰りの運転中、本格的に手足がつってしまったら、と考えると怖かった。今後、あまりひどくなるようなら電車かバスで通院だな。車の方が早くて楽なんだけど、事故の可能性を考えたら仕方ない。

朝7時前に家を出て、帰宅は17時を過ぎた。
とても疲れたけど、前回に比べてしびれ以外は明らかに調子がいい。職場に明日は出勤できそうだと連絡を入れて、早々に休んだ。

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