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アートで遊びつくしてきた子ども達が得たものは何か?

2020年の3月のブログです。
何かに没頭し、遊びつくす体験は、
子ども達の中に、これから生きていく根っこを、しっかりと育んでいるように思います。

横浜市内にある保育園、での美術あそびの時間。
年長さん最後の美術あそび。
以前はひたすら「絵の具を混ぜる」という行為を楽しんでいたように見えたけど最近はなんか少し違います。

ひたすら自分が納得するピンクを作り続ける男の子。
ちょっとだけ青が入ると少し深いピンクになり
ちょっとだけ黄色を入れると華やかなコーラルピンクになる。

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今日は白が人気「白ってすごいね」と言いながら
色の調合、実験中の人たち。

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「ここに蛇の皮の模様みたいなところがあるの!」
と、小~さな部分を指さす。

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「だれも作ったことない色を作るんだ~」
「この色忘れたくないから写真撮っといて!」と言ってくる。

2年以上、美術で遊びつくしてきた彼らは
赤+白=ピンクという知識ではなくて、もっと複雑な
ちょっと違う色を入れるとどうなるか、白を入れるとどうなるのか、
いろいろな量で、いろいろな色で、確かめて、体験して、知っている。
誰も作ったことのない色の作り方を知っていて、忘れたくない色がある。
複雑な色の中の、深い魅力を知っている。

そして何よりも
自分の中のひらめきを、実験し確かめて、結果は〇か×ではないこと。
やってみると生まれる、達成感や満足感が、最高に楽しい!という事を知っている。

どうか、その時のワクワク感を忘れないで持ち続け
自分の人生も、ひらめきを信じ、ワクワクしながら創っていってほしいな、と
思います。
ご卒園おめでとうございます✨

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コロナの影響で、今年の卒園生たちとは、卒園前にお会いできることを祈るばかりです。

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