【初めての飲食店開業】起業時に検討したい補助金・助成金について
いざ起業しようと思うと、まず気になるのが資金の部分ですよね。自己資金でどれぐらいカバーできるのか。融資が必要なのかどうか等、資金的な悩みは尽きないと思います。
日本政策金融公庫の「2020年度起業と起業意識に関する調査」でも、起業できない理由として資金的な理由が最も多くなっています。
そんな時に検討したいのが、補助金と助成金です。
今回の記事では、補助金と助成金についてお話ししていきます。
▼補助金と助成金の違い
補助金と助成金は基本的にどちらも返済は不要ですが、それぞれで特徴があります。
補助金
└国策促進や経済産業省による施策の為、予算が決まっており、受付可能数に限りがある。
└経費の適用範囲が大きく、支給額が大きいことが多い。
└公募期間が短く、審査がある。審査の通過率は約40％ほど。
└原則後払いとなるため、支給までに時間がかかる。
助成金
└厚生労働省が雇用増加や人材育成のために実施している支援金と経済産業省から受給される研究開発系の2種がある。
└助成金は受け取るための要件を満たしていれば、ほぼ支給される。
└人気の助成金は受付終了になることが早いため、常に情報収集が必要。
▼経済産業省系の補助金
経済産業省系の補助金は、起業促進、地域活性化、女性若者の活躍支援、中小企業振興、技術振興などの施策を目的としている補助金です。主に下記のような種類が挙げられます。
・ものづくり補助金
・事業再構築補助金
・小規模事業者持続化補助金
・IT導入補助金
▼厚生労働省系の助成金
厚生労働省系の助成金は、雇用促進や労働者の職業能力向上などの為に実施している物が多く、主に下記のような助成金があります。
・キャリアアップ助成金
・人材確保等支援助成金
・中途採用等支援補助金
▼自治体系の補助金/助成金
各地方自治体で行っている補助金や助成金もあります。応募要件や用途などが細かく設定されており、地域によって実施の有無があります。今回は、弊社の近隣である大阪府と兵庫県の例を挙げておきます。
大阪府
・創業補助金
・大阪起業家スタートアップ補助金
・地域創造的起業補助金
兵庫県
・起業・第二創業を目指す若手起業家向け助成金
・起業・第二創業を目指す女性起業家向け助成金
・ポストコロナ時代に積極的に対応した事業での起業を目指す起業家向け助成金
・ひょうごチャレンジ起業支援貸付～ポストコロナ・スタートアップ支援事業枠～
・ミドル起業家支援事業(起業を目指すミドル層の起業家向け助成金)
・若手起業家支援事業
・女性起業家支援事業
・シニア起業家支援事業
・ミドル起業家支援事業
上記でいくつか例を挙げていますが、公募期間が切れている物もあります。補助金や助成金を調べる際には下記のようなサイトが便利です。
▼最後に
補助金や助成金は突然募集が始まったり、応募要件が細かく設定されている物も多くあります。
起業をお考えであれば、補助金や助成金の情報は常に調べておくことが重要でしょう。
また、2020年～2021年の緊急事態宣言時に持続化給付金や家賃給付金の不正受給が問題となりましたが、不正受給は絶対にNGです。
補助金や助成金は事業を始める際や企業の経営を助け、雇用の維持や促進を目的とした助成である事を再度認識した上で検討をしてみてください。
このような開業時の資金面や物件のご相談は、神戸/姫路/加古川/明石/高砂/東播/西播/三木/加東/加西のエリアで、個人事業主/法人へ融資の相談やテナント探しのお手伝いを約10年行っているアートワン住地へお気軽に連絡ください。
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