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5人と一緒に見た景色

2019年12月23日に東京ドームで行われた『5×20』コンサートを、ドルビーシネマで拝見してきました。

4DX、IMAXは体験したことがありますが、ドルビーシネマは今回初めて。ということで、まずドルビーシネマが凄くてビックリしました。映像はIMAXも凄かったけど、なんと言っても音の立体感よ!!
イメージとして2Dが3Dになったくらいの違いで、重低音の振動も臨場感あり、まさに会場にいるかのような感覚。ドルビーシネマが売りにしてる「没入感」を肌で感じ、まずはそれに感動しました。


そして5×20本編の感想です。

映像撮りのために相当数のカメラが入っていたこともあり、カメラワークが斬新でした。
普段のコンサートの映像撮りって、なるべく客席からの視界にカメラが入らないような撮影をするので、まず普段じゃ絶対撮れないよね、というアングルが多かったのが今回新鮮でした。
メインステージの後方側からだったり、本人たちの合間を縫うようなアングルだったり。

私が最もグッときたのは、メインステージの後方でステージに立つ嵐さんを後ろから撮ったアングルでした。
ステージに立つ側の景色、いわゆる「ステージから見た客席」はときどき見せていただける気がするんですが、
ステージに立つ彼ら越しに見る客席
というアングルは、今まで見たことなかった気がします。

いつも自分が客席側から見るペンライトの光で埋め尽くされた会場って、もちろんすごくキレイだし、もはやテーマパークかアトラクションか、もうそんなレベルのものだとしか思っていませんでした。
今回、メインステージの後ろ側から嵐越しにその会場を見た時、唐突にステージに立つ側の責任やプレッシャーみたいなものも一緒に感じてしまい、普通の人ならかなり足がすくんでしまいそうな景色にも見えて、彼らが背負ってるものの大きさを改めて垣間見えた気がして。(大変おこがましいのですが)

だけど、5人はあまりにも堂々と当たり前のようにそこでパフォーマンスをしていました。
それが当たり前なんだけど、当たり前じゃないんだなって感じたのと、あぁ本当に彼らは物心ついた時からずっとずっとこのステージでアイドルとして生きてきて、エンターテイナーを全うしていたんだなぁと、改めて尊敬しました。
この5人で20年間アイドルとして歩んできた彼らの背中が、いつもよりさらにかっこよく、たくましく、そして頼もしく見えました。
アイドルって、やっぱりすごいなぁ。


そしてもうひとつ語りたいのが、翔さんのピアノソロ→アオゾラペダルのパート。
もうもうもう、今回の映画でいっちばん激推しポイント。

前曲の果てない空が終わり静まり返った会場を歩いていく足音からジャケットを脱ぐ音まで、もう翔さんの動作から発せられる音だけが聞こえる会場。ドルビーシネマの音響が良すぎるのも相まって、めちゃくちゃ緊張感高まったなぁ。
あの静寂の中、ピアノの位置についた時に翔さん越しに見えた会場を見て、5万人のファン全員の視線が翔さんに集中しているのがわかり、ちょっとゾッとしました。

なんて、なんて緊張感を背負ってたんだ翔さんは!!!!!

と、改めて翔さんから見える景色を目の当たりにしてそんなことを思いました。

5×20公演は生でもライビュでも見ていたので、あのパートの翔さんの凄さも、彼が乗り越えた緊張感もわかったつもりでいたましたが、過去の私の想像をさらに超える緊張感が伝わってきました。
しかしそんな静寂を破る翔さんのピアノは、決して器用でないけど真っ直ぐで力強く、ときに優しく、なんとかっこいいことか!!

そしてアオゾラペダルのイントロに差し掛かり4人が出てきて、バンドメンバーの音も加わりピアノのソロ演奏が終わった瞬間に、翔さんがほっと大きな息を吐いていました。
私には、自分の役割を全うして全緊張から解き放たれたことによるものと、これはもうオタクのお花畑脳みそによる拡大解釈なんですが「4人が来たからあとは何があっても大丈夫」という安心感から来るものに見えたのです。

そこからピアノ弾く翔さんは楽しそうで、最後の笑みはまさに達成感を味わった男の顔でした。
この一連の流れがあまりにもグッときて、なんかもうずっと泣いてた。この翔さんはズルい。めちゃくちゃカッコイイ!!!と。
5×20終わってしばらく経ったからやっと克服したのに、またアオゾラペダル聞くと泣いちゃう体に戻ってしまった気がします。ちくしょ~~


... 映画見てる最中は「UBにのあいかわいい~><」とか「ディスコスター式お手振りやる3人かわいい~><」とかそんなレベルのことも度々思っていたんですけど、文章化するととえらいアングルオタクみたいになってしまったし、相葉担なのに櫻井担のような文章になってますね(笑)
すでに円盤化されていて内容自体は知っていることを踏まえると、どうしても見たことないアングルで見た景色の感想を熱く語ってしまいました。


相変わらずコンサート中はずっと楽しそうな5人で、それを見ているだけでも幸せな気持ちになりました。
いつまで経っても、どんな状況になっても、5人が楽しんでくれてる姿が一番なんだなーって改めて思います。
どれだけ人気が出ようがずっとずーっと楽しそうにしてる人たち。
誰でも楽しめるような工夫がたくさん凝らしてある最先端なコンサート作り。
どれも彼らがずっとやってきたことで、積み重ねてきたものの結晶であります。
「国民的アイドルは1日にして成らず」と、嵐が証明してくれてる気がします。

そんな5人が見てた景色を見せてもらえたのが映画ならではで、個人的にはすごく良かったなぁと思いました。
映画のラストが、客席の歓声で終わったのもよかったですね。こんなご時世だから余計思いますが、コンサートを完成させるのは、ファンの黄色い声だったんだなと。早く歌って踊って、コールアンドレスポンスしたいなぁ。
以前のように自由なコンサートに行ける日がきますように...。

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