見出し画像

なぜプログラミング教室がデジタル学童をやるのか。アルスパークOPENに向けて。

当社は " アルスパーク - デジタル学童 " をサービス開始しました。

分かりにくいかも知れませんが、自由にわいわいデジタルを楽しむところです。プログラミング教室の先生をリーダーに、定期的にZoomで集まってスクラッチやゲームなどの雑談をしたり、コンテストを開催します。
マイクラもマルチプレイできるサーバを用意します。

なぜプログラミング教室である僕らがアルスパークを始めたのか。それは、小学生のプログラミングでのモヤモヤからです。

プログラミングは勉強なのか?

小学生のプログラミングは、将来必要だからという保護者のニーズで拡大し、そこに小学校での必修化となり、教科の一つの雰囲気があります。

イメージは、中学受験では不要だが社会人で必要な英会話に近い。下図のイメージです。(僕の主観で作成したmap)

習い事のマップ

ただ、アルスクールの教室では、勉強させられている感はゼロです。

プログラミングは勉強なのでしょうか?知識を獲得しスキルを身につけることが目的なのでしょうか?

アルスクールももちろんプログラミングスキルの向上は1つの目標です。でも文法を覚えたり解き方を暗記することを重視していません。

それよりも「創作する楽しさ」「学ぶ面白さ」を知り、自立・自律して学べる「学びの姿勢」を身につけることを重視しています。その方が圧倒的に成長するからです。それらを育くめば、知識・プログラミングスキルは勝手に、すごい勢いで成長します。

逆に知識獲得を優先すると、「やらされた勉強」になりがちです。プログラミングは、やらされても伸びません。

保護者からスキルアップの期待はありますし、それにはアルスクールは間違いなく応えている一方で、子どもたちは勉強だと思ってきておらずむちゃくちゃ楽しんでます。(他の教室は知りません)

習い事のポジションとしては、将棋教室や野球など、楽しいから、好きだからやる習い事としてのプログラミングがあっていいのではないでしょうか?

シンプルに楽しいから夢中になる、だけでもいいのでは?

アルスパークのポジション


プログラミング教育のハードルが高くないか?

シンプルに楽しむとしても、プログラミング教育はなかなかハードルが高いです。

まず他の習い事と比べても、プログラミング教室は料金が高めです。

アルスクールは、それだけの子どもとの関わりをしており、割高とは思っていませんが、とはいえ安くはない。

では家庭で学べるのか?これが意外と難しい。保護者の伴走は子どもがやる気になりにくいです。「習うほどじゃないし子どももスクラッチに興味持ってるけど、家でうまくいかない、もったいない」というケースも多々あるかと思います。

では子どもたちがプログラミングを楽しむために必要な要素はなんでしょう?

  1. 困ったときに相談できる頼れる人

  2. 一緒に楽しみ刺激を受ける仲間

  3. やらされる勉強じゃない、自由にやっていい安心感

  4. 最初の壁を越えるための初期サポート

ぼくはこの4つだと考えています。この4つを満たしつつ、もっとお手軽なサービスができないか?

ハードルを下げるために、授業を捨てた。

プログラミング教室より安価なプログラミング教育として、通信教育があります。アルスクールも教材を家庭に届けようかと考えました。

ただ、アルスクールのやりたいことと違う。通信教育は、教室と比べて知識獲得にフォーカスすることで低価格を実現しています。小学生に関しては、僕は逆がいいと思うんです。フォーカスすべきは学ぶ姿勢。

プログラミング教育の重視するポイント

プログラミングが楽しいと思ってくれれば、知識は後からいくらでも身につきます。中学生になってからでもいいんです。(やらされて嫌いになったらどうしようもありません)

プログラミングじゃなくてもいいよね

プログラミング以外にも、デジタルを使った創作はいっぱいあります。マインクラフト、アイビスペイントなどイラスト、動画編集、Blender。

プログラミングではなくても、それらを使って遊べば、そして使いこなせばそれは素晴らしいことです。
単にプログラミングで文法覚えるよりも、将来、テクノロジーを使って価値創造や課題解決するセンスが十分養われます。(マイクラはレッドストーンやコマンドブロックまでやってほしいけど)

でも保護者が困っちゃう。子どもがそんなのやり始めても分からないですよね。聞かれてもサポートできないですよね。

保護者にとっても必要なのは、安心して子どもがデジタル活動を楽しめる場なのではないでしょうか?

デジタル学童という概念

これらの考えから、アルスクールでは、子どもたちが安心して遊べる、他の子とも交流できる、デジタル上の居場所こそが大事なのではないかと考えました。

託児をするわけではないですが、放課後にオンラインで集まって、デジタルツールを使ってワイワイするところ。困ったら先生や先輩がいる。おもしろそうなことをやっていて興味を持ったら一緒に遊べる。

あるいは、オンラインでの児童館や公園をイメージしてもいいかも知れません。

教えることを捨てるからこそ、子どもたちはプレッシャーもなく思う存分楽しめる。価格も抑えられる。そういう場が面白いしワクワクすると思うんです。

とはいえ僕らはプログラミング教室。アルスクールが徹底的に考え抜いたプログラミングの教材も自由に使えるようにします。初心者から楽しくできる、動画での教材です。自学しようと思えばいくらでもできます。

そして、もっとプログラミングを学びたい、さらに先に進みたいと思った子は、アルスクールの教室に通えばステップアップできます。

ぜひ、アルスパーク - デジタル学童 に参加してみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?