-はじめに- 娯楽を「わたし」に還元するためのnote。
はじめまして。
私は、日本のエンターテインメント、特にテレビを見ることを生きがいとしている大学生です。
幼い頃からテレビは日常のど真ん中にありました。夕飯はいつも19時台のバラエティーとともにあり、21時のドラマに間に合うようお風呂に入る。学校の休み時間は教室の方隅でテレビの話をするのが大好きだったし、ドラマの好きなセリフを書いたり真似したりした。
「私にとって、テレビを見ることは生きることだ」
そう思うようになったのは、昨年の夏。大学2年生の夏休み。
テレビから離れていたわけではありませんが、高校時代は勉強時間が増え、
大学入学後は22時台のドラマのエンディングとともに帰宅していました。
そんな私をまたあの頃の、いや、今この場所にいるほどパワーアップした「テレビっ子」にさせたのが、「コロナ禍」です。
この1年間、授業はすべてオンラインでした。
はじめて勉強机の蛍光灯が切れるほど家にいた1年、いろんなことを考えた。
就職のこと、将来のこと、今の自分に足りないもの、生きるということ。
立ち止まってみると、満員電車に揺られ、睡眠時間を削り、ひたすらに走り続けていた日常では気付けなかったものが見えてくる。
かといって、ずっと家にいる生活を何も工夫しないまま送っていると病んでしまうと実感していた。前期の後半は陽が沈んでいくのを感じたり風が肌に当たるだけで涙が出て、「リモラブ」第1話の、窓際で空を見上げるミミ先生は完全に私だった。
そして、「オンライン授業」はとにかく「課題」が多い。
あらゆるレポートやリアペを書いているうちに、「私、思ったことを言語化するのが下手くそだ」と気づいた。
これを改善すべく、私は好きなドラマや映画について書いてみようという作戦に出た。
これが楽しすぎる。
単純にドラマや映画を見る時間が増えたし自粛生活がまったく苦にならなかった。
娯楽である以上に、日々の生活や学問にも活かされていく。
「エンターテインメント」を単純に楽しみ、あわせて自分自身の総合的な成長に繋げる
というのが、今の「娯楽」との付き合い方である。至福のひとときとなってくれるのも、さまざまな問題と向き合うのも「娯楽」。癒してくれるけど、現実逃避ではない。「楽(らく)」ではなく「楽(たの)しい」。そんな人生を生きれたらいい。