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眼科機器紹介 ②

今回のコラムは眼科の機器を紹介していくシリーズの第2弾です。眼科は検査項目が多く、様々な医療機器を使用しています。

以前のコラムでも少し紹介していますが、この新しいシリーズではより詳しく紹介して行きます。

過去のコラムはこちら
中古医療機器紹介 眼科機器①

中古医療機器紹介 眼科機器②

前回のコラムはこちらから
眼科機器紹介 ①

眼科機器紹介

視力計

アルファベットの「C」のようなマークを使った検査はお馴染みかと思います。これはランドルト環といいます。
ランドルト環を使った視力検査は、検査表から5メートル離れたところから、上下左右・斜めなど、どこで切れているかを判別することで視力を測る方法です。
1番上に描かれたCがもっとも大きく、下へ向かうとCのサイズが小さくなっていきます。どのサイズのランドルト環の切れ目まで判別できるかで、視力を測ります。
その他にオートレフ測定やレッドチャート測定があります。

主な視力計
トーメー
コンパクト視力計 CA-1000

http://www.ritz-med.co.jp/info/wp-content/uploads/2017/09/5CA-1000.pdf

ニデック
スペースセイビングチャート SSC-370 Type D

https://www.nidek.co.jp/products/ophthalmology/exami_list/exami_acuitychart/ssc-370.html

タカギセイコー
無反射視力検査装置 VC-60

オートレフケラトメーター

オートレフケラトメーターは、眼の他覚屈折力測定(レフラクトメーター)と角膜曲率半径測定(ケラトメーター)の2つの測定を行う眼科機器です。 他覚屈折力測定は、瞳孔に光を照射し、眼底から反射して戻ってきた光の状態を調べることで、屈折度数を算出し、遠視・近視・乱視などの屈折異常の程度を測定します。

主なオートレフケラトメーター
ニデック
ARK-F

https://www.nidek.co.jp/products/ophthalmology/exami_list/exami_measuringdevice/ark-f.html

レグザム
ACCUREF K-900

キヤノン
RK-F2

スペキュラーマイクロスコープ

スペキュラーマイクロスコープは、角膜内皮細胞の数を測定したり、形を観察したりする機械です。角膜内皮細胞は角膜の一番内側にある細胞で、角膜の無色透明度を保つために重要な役割を果たしています。一度傷むと再生しないため、定期的な観察が必要になります。
原理は、細隙灯顕微鏡の鏡面反射法を応用したもので、被検眼の角膜に対して斜め方向から可視光を入射させて角膜内皮からの反射光をカメラで受光します。取得した内皮細胞像に画像処理を行うことで、細胞面積等に関する値を算出します。
検査対象には、白内障や緑内障、硝子体手術前後、レーザー治療前後、コンタクトレンズ装用者などがあります。検査結果は、手術やコンタクト使用に耐えうる状態かを判断するための基準となります。
通常、角膜内皮細胞の数は1平方ミリメートルあたり2,500~3,000個程度あるのが正常で、大きさのばらつきもほとんどなく細胞の形は六角形をしています。

主なスペキュラーマイクロスコープ
コーナン
CellChek SL

http://www.ritz-med.co.jp/info/wp-content/uploads/2020/10/05f5f77db44ad903fcea361e68447bef.pdf

トプコン
SP-1P FREXY

ニデック
CEM-530 PARACENTRAL

https://www.nidek.co.jp/products/ophthalmology/exami_list/imagingapparatus/cem-530.html

ノンコンタクトトノメーター

ノンコンタクトトノメーターは、眼圧を測定する機械で、正式には「非接触眼圧計」と呼ばれます。空気で目を押して角膜の凹み具合を測定することで、眼圧を推定します。
原理は次のとおりです。空気を目の表面に吹きつけると、角膜がわずかに凹みます。眼圧が低いと元に戻るまでに時間がかかり、眼圧が高いと早く元の形に戻ります。
その速さから眼圧を割り出します。眼圧の基準値は10~21mmHgです。眼圧が高いと視神経を圧迫し視野を失ってしまう緑内障の危険性が高まるため、定期的な検査が大切です。

主なノンコンタクトトノメーター
キヤノン
TX-20P

ライカ―ト
Ocular Response Analyzer ORA G3

トプコン
CT-800A

まとめ
今回は4機種を紹介しました。まだまだたくさんの眼科系機器がありますので順番に紹介して行きます。

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