投資ド素人、株式を買う
注:投資ド素人の戯言(メモ)です。
わたくし、日本株と外債を買い始めました。
微々たる額ですが……乗り遅れた分、怖いので。
私が株式を買う理由は、株式投資で儲けるためではなく、インフレリスクに対応するためです。
素人の資産運用では、「株で儲けよう」というマインドは欲張りだと考えます。「インフレに対応できたら万々歳」くらいが健全でしょう。
そもそも、株は儲からないものだとすら思ってます。
投資を生業とする人は、儲けなきゃしょーがないですが。
「株は儲からない」と思っているのに株を買う理由――インフレについてを以下に語ります。
説明のため、日本株でのインデックス投資を考えましょう。
そして、インデックス投資でお金が増えたと仮定します。
日本企業の株価が平均して上昇しました!嬉しいですね。
お金が増えたので、嬉しいは嬉しいんですが、実は
お金が増えたからといって、得をしたとは言い切れない
という側面があります。
お前は何を言っているんだ、と思われそうです。
しかし、なぜ株価が平均して上昇したのか?という理由を考え直してみると、こういう視点が現れます。
株価が平均して上昇したのは、日本企業が成長したからでしょうか?
一理ある表現ですが、私はもっと原理的な表現があると考えています。
それはインフレです。
インフレとはお金の価値が下がり、モノの価格が上がることですね。
インフレになってモノの価格が上がると、売上が増えるので、株価もつられて上がります。モノが高すぎて売れなくなったら売上が増えないので、限度はありますが。
インフレによって株価が上がった場合、インフレによってお金の価値が下がっているので、株でお金が増えても得をしたとは言えません。プラスマイナスゼロです。株は儲からない。
プラスマイナスゼロとはいえ、銀行預金のままだとインフレ分マイナスになっちゃうので、その意味では儲かってますけどね。
本当の意味で「株で儲ける」のは難しいと思います。
「株で儲ける」とは最早商売。真剣で斬り合う世界です。
私のような凡人にできることは、株価下落分は手数料という気持ちで株を買い、インフレに備えるくらい……
「日本に将来が無いから投資する価値はない」という主張は、それほど単純なものではないと気づきました。日本がインフレになれば、日本社会がインフレについて行ける限り、平均株価は上がります。つまり、この「将来」という言葉を最も低いレベルで見ると、「社会がインフレについて行けるかどうか」という意味になるわけです。
この「将来」に海外動向を絡めると、また意味が違ってくるでしょう。
積立Nisaの「オルカン一択」というのも、素人目には難しいです。
これまでの世界はインフレもインフレでしたが、明日が分からない。
今から米株に手を出すのは、複雑な判断を迫られそうでビビってます。
しかし為替動向もまだまだ怖い。利息で円高リスクをかわしつつ、外債を買ってみた次第。
実は米国債も怪しいんじゃないかとビビってるんですけど。
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