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朝の環境認識 2021年12月13日

おはようございます。
今月も折り返しを迎え今年も残りわずかとなりました。最後まで気を引き締めていきたいと思います。今日の相場はどうなるでしょうか。

◆トレード手法

スタイル:ディトレード
取引通貨:GBPJPY GBPUSD GBPAUD
チャート設定:水平線(キリ番毎に50pips) 
       SMA(紫:60 青:240 赤:720 茶:2880)
監視足:1時間 5分

4本の移動平均線と水平線を基に環境認識を行い、ローソク足と移動平均線の位置関係を基にエントリー根拠を定めています。

基本はテクニカル分析を基にエントリー判断を行いますが、レートは市場参加者の総意で形成されており、また、様々な事象を網羅しているとの考えから、ここで述べている最低限度のファンダメンタルズは重視しています。

◆先週金曜日の動き

先週金曜日は、米国消費者物価指数(CPI)が発表されました。
CPIは前年比6.8%増と予想通りの結果となり、1982年以降で最も高い上昇率
コアCPIも前年比4.9%増で、1991年以来の高水準食費とエネルギーを除く全項目の指数は、11月に0.5%上昇しています。
米国の11月の実質賃金は8ヶ月連続で減少しており、それに伴って生活水準も低下していることが今後の景気にどの様に影響するかの懸念が残る結果でしたが、その後の米ミシガン大消費者信頼感は、12月は70.4に上昇し低所得者の心理改善も見られたことから、インフレ率はほぼ想定内に収まり、警戒されていた7%に届かなかった安心感と、個人消費が引き続き堅調であることが示され、企業収益は今のところは成長し続けるとの期待と、CPIは予想を上回るも、1年の期待インフレ指数は前月と変わらず、5-10年に関しても前月と同じと伸びが止まったことからインフレ加速はピークをつけたとの見方もあり長期債利回りは低下し、株式市場は上昇、ドルが売られる展開となり、原油、金も上昇しリスクオンの状況でした。
ドルに関しては、既に材料が出尽くした感じもするので、あとはFOMCを待つ動きになるかもしれません。

米ファイザーとドイツのビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの2回接種では、オミクロン変異株の有症状感染に対する有効性が22.5%にとどまる可能性があるものの、重症化を阻止できることが、南アフリカ共和国の研究施設での試験で示されました。
オミクロンの発生で世界の感染者数は激増していますが、死者数が跳ね上がっているわけではありませんので、オミクロン株への警戒感は後退しています。
その一方で、英国政府に助言を行っている科学者によると、オミクロンが今後5ヶ月間にイングランドで25,000人から75,000人の死亡者を出すのを防ぐためには、より厳しい行動制限が必要になると警告し、研究チームは、マスク着用、在宅勤務、ブースタージャブなどの対策(プランB)だけでは十分でない可能性があるとし、1月に1日あたり2,400人の入院患者が発生するピークが来ると予測しています。
オミクロン株に関しては、その発見から2週間しか経過しておらず詳細はまだ不明です。オミクロン株に関する評価はもう少し時間がかかるかもしれません。

英国では、イングランドの行動制限を強化する「プランB」は法律として成立する見通しです。
ジョンソン政権は8日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株の流行を防ぐため、イングランドの行動制限を強化する「プランB」を発表しました。
「プランB」には、屋内でのマスク着用義務の強化や在宅勤務の奨励、ナイトクラブなど大勢が集まる施設では入場時にワクチン接種証明の提示を求めるなどの対策が含まれます。
下院が14日にもこれを採決する予定ですが、与党・保守党内ではすでに下院議員約60人が政府に造反する見通しとなっていますが、一方、野党・労働党は政府の「プランB」を支持しているため、法律として成立する見通しとなっています。
イギリスでは11日、オミクロン株の新規感染者633人が報告された。ただし、オミクロン株に特徴的な変異を検出できる検査機関が限られていることもあり、実際の人数はこれよりはるかに多いとされており、変異株の種類を問わず、イギリスで11日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者は5万4073人に上回っています。
英国市民は、ジョンソン首相のクリスマスパーティー疑惑に不信感を募らせています。
最大野党・労働党のアンジェラ・レイナー副党首は、「ボリス・ジョンソンは本当に、自分には自分だけのルールがあり、それ以外の人には別のルールがあると信じている」とレイナー氏は言い、「官邸は繰り返し、パーティーがあったことを否定しているものの、今となっては複数のパーティーや集まりがあり、首相はにぎやかなクイズに参加していた」と述べています。
ジョンソン首相に対する不信感から、「プランB」に市民が従わない動きも出てくるかもしれません。

◆今日の予定など

今日は重要な経済指標の発表は予定されていません。
今週は、米・英・EUの各中銀の政策決定会合が予定されており、市場はその動向を見守っている状況で、ジリジリとした辛抱が続く相場展開になるかもしれません。

東京市場で、米国CPIが想定内でインフレ警戒感が和らいだことから反発する動きとなれば円安傾向に動く可能性もあり、まずは東京市場の寄り付き直後の動きに注目です。

◆ポンド円 GBPJPY

概況

先週は反発の動きを見せていますが、週足では上髭の長い陽線となっており上値の重さも感じられます。
各時間軸のMAの動きは次の通り
4時間足:紫MAは緩やかな下向き、青MAは下向き
1時間足:紫MAは水平から上向きに変化、青MAは水平から緩やかな下向き
5分足  :紫MAは水平、青MAは緩やかな上向き
長期足では下落トレンド継続でも、短期足では戻りを試す動きとなっています。

今日の方針

9時時点 1時間足基準
今日は戻りを試す動きになるか。
今の位置から、紫MAまで下げてくれば押し目買い狙い。利確目標は青MA、151.00付近。
下げずにジリ上げ展開となった場合、紫MAがレートに追いつくのを待ち、青MAでの反応を確かめることが無難かもしれません。
売るのであれば、紫MAが下向きに変わり、レートが下抜けしてからの戻り売り狙い。利確目標は149.50付近。

◆ポンドドル GBPUSD

概況

先週の週足は、下髭の長い陽線となっており戻りを試す動きとなっています。
各時間軸のMAの動きは次の通り
4時間足:紫MAは下向き、青MAは下向き
1時間足:紫MAは水平から上向きに変化、青MAは下向き
5分足  :紫MAは下向き、青MAは緩やかな上向き
強い下落トレンド継続中ですが、1時間足の紫MAの向きに変化が出始めているので、注意しながら見ていきたいと思います。

今日の方針

9時時点 1時間足基準
今のレートから、紫MAまで下げてくれば押し目買い狙い。利確目標は青MA付近。
下げずにジリ上げ展開となった場合、紫MAがレートに追いつくのを待ち、青MAでの反応を確かめることが無難かもしれません。
売るのであれば、青MAでの戻り売り狙い。利確目標は紫MA付近。

◆ポンドオージー GBPAUD

概況

先週は大きく下落し、週足では大陰線となっています。
各時間軸のMAの動きは次の通り
4時間足:紫MAは下向き、青MAは水平
1時間足:紫MAは水平から上向きに変化、青MAは下向き
5分足  :紫MAは水平、青MAは水平から上向き
1時間足の赤MAにサポートされて反発するのか、このままサポート割れとなって下落トレンドに転じるのかを注意して見ていきたいと思います。

今日の方針

9時時点 1時間足基準
今のレートから紫MAまで下げてくれば、押し目買い狙い。利確目標は青MA付近。
売るのであれば、紫MAが下向きに変わり、赤MAを下抜けしてからの戻り売りが無難かもしれません。

◆ドル円 USDJPY

概況

先週の週足は、上髭の長い陽線で上値の重さが感じらます。
各時間軸のMAの動きは次の通り
4時間足:紫MAは下向きから水平、青MAはやや下向き
1時間足:紫MAは水平からやや下向き、青MAは水平
5分足  :紫MAは上向き、青MAは水平
上位足も下位足も方向感が乏しい動きとなっており、今日も神経質な動きが続くかもしれません。

今日の方針

今の位置から、紫MAまで上げてくれば戻り売り狙い。利確目標は青MA付近。
紫MAまで上げてきて、レートが紫MAを上に抜け、向きが上向きに変われば、紫MAでの押し目買い狙い。利確目標は114.00付近。
青MAまで下げてくれば、押し目買いを狙いたい。

◆まとめ

9月から朝の環境認識を続けてきましたが、オンラインコミュニティーの開始も決定し、それに向けてこの環境認識も衣替えしていきます。







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