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朝の環境認識 2021年10月26日

おはようございます。
昨夜の市場は様子見の展開でしたが、今日の相場はどうなるでしょうか?

◆トレード手法

スタイル:ディトレード
取引通貨:GBPJPY GBPUSD GBPAUD
チャート設定:水平線 SMA
監視足:1時間 5分

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◆昨日の動き

昨日の為替は小動きの展開でした。今週開催されるECB理事会や来週のFOMCなどを控えて、欧米で今週発表されるインフレ指標や国内総生産統計を見極めたい動きなのかもしれません。
NY株式は、ダウ工業株30種とS&P総合500種が過去最高値を更新。原油も一時は1バレル85ドルまで上がって、利確の動きで少し下げましたが83ドル台となっています。世界的なインフレ懸念から金が買われて1,800ドル台で終えています。

エネルギー価格の上昇は止まりそうもありません。原油も上がっていますが、天然ガスも上昇しています。今年の北半球の冬は厳冬が以前から予測されており、向こう数カ月、世界の在庫減少が続くことが依然広く予想されています。今のところ、経済活動も活発に動いているため、需要の伸びの鈍化も起きそうもないので、引き続きエネルギー価格は上昇しそうです。

昨夜のシカゴ連銀全米活動指数は、事前予測を大きく下回り-0.13となり、前月分速報値も+0.29から+0.5に修正されています。この指標事態はあまり重要視されていませんが、過去の平均値を0としており、数値が0を下回ると経済の成長が過去の平均を下回っていることを示し、0を上回っていれ経済の成長が過去の平均を上回っていることを示します。景気回復の判断は、3カ月移動平均値は+0.2以上となれば景気後退が終了した可能性が高いと判断されます。
今回の結果は、マイナスとなっており、前月分も下方修正されているので景気回復にはまだ遠く、28日に発表される第3四半期のGDPの下振れリスクの懸念が生じます。8月は0.75と良い結果だったため平均値では0.2を超えていますが、前月分が下方修正されており、8月の数字は一時的なのかもしれません。28日の第3四半期GDPは下振れリスクに注意した方がいいかもしれません。

◆今日の予定など

今日は、EUと英国のBrexitに関する協議が開催される予定です。EU側は、英国が第16条が発動した場合、法的および報復的貿易措置で対応する用意があると述べていますが、昨夜の英国フロスト担当大臣は、EU側の提案は十分ではなく、英国との間のギャップがあると述べ、引き続き交渉を続ける意向をしめしていますが、第16条については発動については明言を避けています。
お互いに引くに引けない状況になりつつありますが、仮に、EU側が報復的貿易措置を発動した場合の影響は英国にとっては深刻となり、特にエネルギーは、電力供給の最大10%とガスの12%を、EUと接続する海底ケーブルとパイプラインに依存しています。フランスは、漁業権をめぐる別の論争で、英国への2ギガワットの電力ケーブルを遮断するとすでに表明していますので、Brexitが破棄されるとEUから供給されている電力とガスの遮断やコスト増などが英国のリスクとして表れてきます。英国側が譲歩する姿勢を見せるかがポイントとなるかもしれません。

金融政策委員会(MPC)のテンレイロ委員は、インフレ圧力は後退する公算が大きく、BOEは利上げを待つべきだと述べて、世界的なサプライチェーンの混乱は「一過性」のものとなる可能性が高く、拙速な行動はより長期の物価圧力に「ディスインフレ的な影響」すら与えかねないと指摘しています。テンレイロ委員は9人で構成する英中銀MPCのうちハト派に位置付けられているため、利上げ期待を後退させる要因にはなっていませんが、前述の北アイルランド議定書の交渉次第では、来週のBOEの決定に変化が出てくるかもしれません。

とは言え、マーケットにおけるBOEの利上げ観測の熱は冷え切っていないため、ポンドは方向感に欠ける動きが今日も続くかもしれないですね。

そうなれば、相手方通貨(ドル・円・豪ドル)に期待したいところですが、これら通貨にもこれと言って買い材料・売り材料も無いので、タイミングが到来することを待つ展開となりそうです。

◆ポンド円 GBPJPY

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9時時点 1時間足
紫MAは下向き、青MAは上向きで、保ち合いの状態になっている。
紫・青MAに挟まれて小動きな動きをしながら、どちらかにブレイクするのを待つ展開となるか?

材料的には、ポンド・円ともに乏しいため今日は慎重に見極めながら、
紫・青MAでのレンジブレイク買い(MAGIC31・41)、売り(MAGIC33/43)狙い。

この局面は、上手く乗れれば大きく伸ばせるチャンスですが、逆に、振り回されやすい展開になるので注意が必要です。

◆ポンドドル GBPUSD

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9時時点 1時間足
ポンドルもポンド円と同じ状況。紫MAは下向き、青MAは上向きで、保ち合いの状態になっている。

今の位置から、紫MAまで上げてくれば紫MAの向きに注意して売り(MAGIC32)
逆に、今の位置から青MAまで下げてくれば、青MAの向きに注意して買い(MAGIC42)

保ち合いの動きが続きそうな気がしますので、あまり期待はできないかもしれません。

◆ポンドオージー GBPAUD

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9時時点 1時間足
紫MAは水平からやや下向き、青MAは下向き。
売りが優位な状況ではあるが、ここ数日は下げ渋っている。

基本は、紫MAまで上げてくれば戻り売り(MAGIC32)
青MAまで上げてくれば、戻り売り(MAGIC42)狙い。
青を上抜ければ見送りです。

◆まとめ

テクニカル的にも、ファンダメンタルズ的にも方向感に欠ける気がしています。エントリーするなら、利確は確実に行い、また損切も躊躇せずルール通りに行う必要があります。
また、分からない時はエントリーしないのが最もベターな方法です。チャンスを待って、確実にエントリーした方が賢明です。




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